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フードコーディネーター・スパイス香辛料アドバイザーの笠原知子です。乾麺のスパゲティを水に浸けて戻して作るという調理法があると聞き、ある日試してみたら、これが正解!食感が変わって生パスタのような食感になり、食べた家族の評判も上々。加熱時間も1分半程度で出来るので手軽です。今回は、水で戻して調理するスパゲティのレシピをご紹介したいと思います。
水につけると、表面がざらついて、こんな風に白くなります。
水に浸けた時間ごとの重さを計った結果がこちら。
1人前 80g
1時間後 110g
2時間後 122g
3時間後 130g
5時間後 134g
12時間後 135g
最初の1時間でぐっと吸水し、3時間以降はあまり変わらないようです。
調理に使うのは2~3時間浸ければOK。12時間後もさほど変わらなかったので、出かける前に水に浸けて、帰って調理する、ということもできますね。(メーカーによって異なります)
パスタを茹でると、白かったパスタが見慣れた色に戻ります。
袋の表示が茹で時間9分程度のものなら2分ほど茹でれば出来上がり。細いものなら1分半程度で茹で具合をみてみてください。
メーカーによっても戻り方が違うように思うので、初めて作る時は茹で具合をみながら、お使いのパスタでちょうどいい時間をみつけてください。(私はバリラで作っていますが、他メーカーで作った時は、バリラより柔らかい仕上がりになりました)
水で戻したパスタを白だしを入れたお湯で茹で、明太子とバターを絡めたパスタは、お湯を沸かすところから始めても5分程度、調理時間は2分程度のスピードレシピ。
手軽なのに麺はもっちりと、明太子のうまみと青じその香りでペロリと食べられます。
・スパゲティ 160g
・明太子 80g
・青じそ 6枚
・白だし 大さじ1
・バター 20g
・お湯 240cc
① スパゲティは水で2時間以上戻す。
② 青じそは千切りにし、明太子は皮をとってほぐす。
③ 鍋かフライパンにお湯を沸かし、白だし、スパゲティの水けを切って入れて混ぜ、1分半加熱して火を止める。バターを加えて混ぜ、明太子は盛りつけてから彩りにのせる分を残して加えて和える。
④ 盛りつけて、青じそと飾り用の明太子をのせる。
茹でる時に少し加える白だしで、麺に軽い塩味がつきます。ない場合は、少し塩を加えてください。
1分半茹でた時は、まだ、鍋に水分が残っていますが、バターなどを和えているうちに、麺が水分を吸ってちょうどいい感じに仕上がります。
もっちりした食感が絶妙に合うナポリタンは、まさに水戻しスパゲティ向きです。
・スパゲティ 160g
・ソーセージ 6本(ベーコンでも)
・玉ねぎ 1/2個
・ピーマン 2個
・マッシュルーム 4個
・オリーブオイル 大さじ1
・ケチャップ 大さじ5~6
・白ワイン 大さじ1
・顆粒コンソメ 小さじ1
・水 200cc
・塩 適量
・粉チーズ 適量
① スパゲティは水で2時間以上戻す。
② 玉ねぎ、ピーマン、マッシュルームは薄切りにし、ソーセージは斜めに切る。
③ フライパンにオリーブオイルを入れて玉ねぎを炒める。しんなりしてきたら、ソーセージを入れて炒め、ピーマン、マッシュルームを入れて軽く炒め、白ワインを入れる。
④ 水、顆粒コンソメ、塩をふたひとつまみほど加え、煮立ったら水を切ったスパゲティを入れて1分位煮る。ケチャップ、バターを入れ、火を強めて混ぜながら1分位加熱し、塩で味を調える。
鍋ひとつで作るので、洗い物も少なく、またたっぷりお湯を沸かす手間もなく短時間で仕上がるのうれしいポイントです。
水で戻して作る食感もっちりのスパゲティ。今回は作ってみておいしいと思ったレシピを2つご紹介しましたが、これからもいろいろ試してみたいと思っています。
この記事のライター
笠原知子
6901
IT企業で8年勤務した後、出産で退職。現在は、パソコンインストラクターとして仕事をしながら、Webと、企業様向けに、お酒と共に楽しむ料理を中心としたレシピを提供しています。
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