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冷えた体もおなかの中からほっこりあったか!とろみの誘惑

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冬将軍の到来とともに、カラダ温まるほっこりしたものがうれしいですね。くず粉や片栗粉を使ったとろみのあるお料理は、寒い日にピッタリ! この時期、「熱々とろとろ」の魅力の虜になる方も多いのではないでしょうか?今回は、手軽でリーズナブルな片栗粉を使った「あんかけ」のレシピをご紹介します。 

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目次

フライパンで簡単!「長芋のおろし蒸し」

蒸し器は面倒という方も、今回は深めのフライパンか平鍋で気軽に蒸す方法を紹介しています。また、スチームオーブンレンジをお使いなら茶碗蒸し機能で蒸せます。

もちもちとろとろの上品で優しいお料理、お正月のおもてなしにもぜひ!

材料(4人分)

長芋 320g
卵白 1個分
海老(小) 8尾
しめじ 1/2パック
茹でぎんなん 8個(※茹で枝豆でも可)
三つ葉 4本
塩、みりん 各少々
薄口醤油、酒 各小さじ1杯

☆万能あん
だし汁 200ml
みりん、薄口醤油 各小さじ4杯
片栗粉 大さじ1杯

作り方

① 海老は殻と尾を取り、背わたを除いて半分に切り、薄口醤油、酒をからめておきます。しめじは根本を切ってバラしておきます。茹でぎんなんは、縦半分に切っておきます。

② 長いもは皮を剥いてすりおろし、塩、みりん各少々、よく溶いた卵白を入れ、泡だて器でよく混ぜます。

③  ②に①を加えて混ぜ合わせ、茶碗蒸しなどの器に4等分して入れ、水滴が落ちないように一つずつラップでピッチリと蓋をします。

④ 深めのフライパン(蓋つき)か平鍋に3cmの深さ程度に水をはり、火にかけて沸騰したら中火の弱火にして③を並べ、蓋をして10~12分蒸します。(スチームオーブンレンジを使う場合は茶碗蒸し機能4個分で)

⑤ 小鍋にあんの材料を入れて火にかけ、ひと煮立ちしたら弱火にし、同量の水で溶いた片栗粉を少しずつ混ぜながら入れ、透明感が出たら火を止めます。

⑥ ④に2cm程度に切った三つ葉を散らし、熱々の⑤をかけ、お好みでわさびを添えます。

長芋は蒸すともっちり!生や焼いたものとはまた違った食感でヤミツキの美味しさです。

「万能あん」作り方のコツ

和食の「あん」には、薄い色の「銀あん」と、濃い色の「べっ甲あん」がありますが、それぞれ用途が違います。ここでは薄口醤油を使った中間の「万能あん」をご紹介しています。これなら色々なお料理に幅広く使えますよ。

材料(作りやすい分量)

・だし汁 200ml
・みりん、薄口醤油 各小さじ4杯
・片栗粉 大さじ1杯 

失敗しないためには

材料がひと煮たちしたら弱火にし、かき混ぜながら水溶き片栗粉を少しずつ加え、再度沸騰させて粉っぽさを飛ばし、透明感とツヤが出たら火を止めます。
水溶き片栗粉は必ず使う直前にかき混ぜます。

それでもダマが心配な場合は

材料がひと煮たちしたら一旦火を止めて水溶き片栗粉を入れて混ぜ、再度火をつけて混ぜながら沸騰させると、より失敗を防げます。

とろみには保温効果があり、冷めにくく温かさを保ってくれます。また、素材によく絡むというのもうれしいですね!

「万能あん」で「チーズ入りじゃがいも団子のあんかけ」

何にかけても美味しい「万能あん」、蒸し物、温めたお豆腐や玉子豆腐、里芋の唐揚げなどにはもちろんのこと、実はこんな洋風のものにもよく合うんです!

材料(6個分)

じゃがいも 300g
クリームチーズ 30g程度(18gの個別包装なら1個半)
揚げ油 適量
万能あん 上記と同量

作り方

① じゃがいもは皮を剥いて2cm角に切り、耐熱容器に入れて電子レンジ(600W)で7分程度加熱し、柔らかくなったらマッシャーで潰します。

② 6等分したクリームチーズを包み、丸く整えて170度の油で色よく揚げます。
③ 「万能あん」を作り、②にかけます。

飾り串などで演出すれば、ホームパーティーでも目を惹く一品に!

「万能あん」で、京都でお馴染み「生湯葉どんぶり」

これは簡単!お店でいただく「生湯葉どんぶり」も、ご家庭で作ればリーズナブルに!

材料(2人分)

温かいご飯 小どんぶり2杯
引き上げ湯葉 1枚(50~60g程度)
万能あん 上記と同量
お好みで、わさび、おろし生姜、青のり、梅肉など。

① 「万能あん」の材料のだし汁と醤油、みりんを合わせて煮立て、適当な大きさに切った引き上げ湯葉を加え、ひと煮立ちしたら同量の水で溶いた片栗粉を混ぜながら少しずつ加え、沸騰して透明感が出たら火を止めます。

② 小どんぶりに温かいご飯をよそって①をかけ、お好みでわさびなどを添えます。

汲み上げ湯葉や擦りおろした長芋などでも美味しく出来ます。その場合は、ご飯に湯葉や山芋を直接のせ、上から「万能あん」をかけます。

片栗粉の魔法でささみもジューシー!「鶏ささみの絹衣あん」

ささみを片栗粉でコーティングするとのど越しも柔らか、まるで絹の衣をまとったかのようです。簡単だけど美味しいオススメの一品です!

材料(2~3人分)

鶏ささみ 3本
青ネギ 2分の1~1本
片栗粉 適量
酒、薄口醤油 各少々
Aだし汁 240ml
A薄口醤油、みりん 各小さじ4杯
おろし生姜 少々

作り方

① 鶏ささみは筋を取って1cm厚さのそぎ切りにし、酒、薄口醤油少々を絡めて10分置き、片栗粉を薄くまぶしておきます。

② 青ネギは斜めに切っておきます。

③ 鍋にAを入れてひと煮立ちさせ、①のささみをひとつずつ投入し、1~2分煮て②のネギを加え、ネギがしんなりしたら火を止めます。

④ ③を器に盛り、おろし生姜を添えます。

鶏肉を片栗粉でコーティングすると、肉汁が閉じ込められてパサつきがちなささみがとってもジューシーに仕上がります。だし汁に片栗粉が溶けて、おのずととろみが付いてくれますよ!

寒さ厳しき折、お風邪などひかれませんよう「とろみ料理」でほっこり温まって下さいね!



この記事のライター

お慶さん

祖母の代から手料理でおもてなしという家庭で育ちました。出来て当たり前という半ば義務的な空気の中で、お料理に関しては遊び心を持って楽しむよう心掛けています。和のおもてなし料理や行事食、パーティー料理、普段の食事をブログにて掲載しています。

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