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管理栄養士で焼菓子屋とお菓子教室を主宰。時々お惣菜販売、時々保育園の調理も手がけているあやこんです。今回は5月ごろから秋まで長い旬を迎える(時期により産地が変わっていきます)セロリのこと。とかく癖のある香りで苦手な方も多いと思いますが、たっぷり食べやすいレシピをご紹介します。
セロリの独特の香りは酸味や香りの強い野菜と相性が合います。
その野菜同士がけんかをせず、むしろ食べやすくなることで抵抗なく、これから暑くなる時季の食欲増進にも一役かってくれるかもしれません。
セロリ…2本
きゅうり…1本
紫玉ねぎ…1/2個
かにかま…5~6本
塩(もみ込み用)…小さじ1/2
すし酢…大さじ2
ごま油…小さじ1/2
白ごま…大さじ2
① セロリは筋を取って斜めに薄くスライスする。
② きゅうり、紫玉ねぎはスライサーで薄くスライス。
③ ①と②を分量の塩でもみ込み15~20分おいておく。
④ ③を一度味見をして塩辛くなければそのまま絞って、ちょっと塩辛く感じるならばサッと洗ってしぼってボールに入れる。
⑤ ④にかにかま、すし酢、ごま油、白ごまを和えて出来上がり。
ラップで表面を密着させ、食べる前まで冷蔵庫で冷やしてください。
野菜だけでもいいのですが、しっかりとたんぱく質と合わせることで、美容にも健康にも一役かいます。
このレシピはおかずにもいいですが、おつまみにもOKな美味しさです。
・豆腐…1丁(400gくらいのもの)
・セロリ…1本
・赤パプリカ…1/4
・黄パプリカ…1/4
・アスパラ…2本
・中華ドレッシング…大さじ4
・ラー油…適量(なくてもよい)
① セロリは筋を取り粗いみじん切りか角切りに。
② パプリカは1cmくらいの角切りに。
③ アスパラは小口切りに。
④ 沸騰した湯にアスパラ、セロリ、パプリカの順に入れ、パプリカを入れたらざるにあけて湯を切る。
⑤ ざるで冷ましてキッチンペーパーなどで余分な水分を取ってボールに入れる。
⑥ ⑤に中華ドレッシングと辛いのがお好きならラー油を1~2滴入れ軽く和える。
⑦ 豆腐を器に用意し、⑥をかけて出来上がり。
ぎゅぎゅっと酸っぱいピクルス液です。強い酸でかなり長持ちします。
冷蔵庫に常備しておいていつでも食べると本当に元気になれる1品です。
セロリの強い癖のかおりもさわやかに感じるピクルスです。セロリの他、生で食べられる野菜ならなんでも漬け込めます。あやこん渾身のレシピです。
・リンゴ酢…250cc(1/2本です)
・きび砂糖(白い砂糖でもOK)…110g
・塩…小さじ2杯
・にんにく…ひとかけら
・ローリエ…1枚
・鷹の爪…1本(なくてもよい)
・コリアンダー粉末…10ふり(欠かせません!)
① にんにくは半分に切り真ん中の芯をとっておく。
② 鷹の爪はふやかして種を取り輪切りにしておく。
③ すべての材料を鍋に入れて砂糖が溶ける程度にわかす。
④ 適当に切った野菜の上から熱いうちにかける。
⑤ 粗熱が取れたらジップロックなどに入れて空気を抜いて冷蔵庫に入れる。(食べごろは翌日以降です)
冷蔵庫でしっかり冷えたら、瓶などに入れて保存してください。
煮込み料理もまた、セロリの食べやすい料理法。
セロリの栄養素は比較的熱に強く、水溶性の成分もあるのでスープにして汁ごと頂くとまるごと栄養を摂取出来ます。節分などで余った煎り大豆、もしかしてまだ引き出しに残ってませんか?セロリとコラボして美味しくいただきましょう。
セロリや玉ねぎ、にんじんやコーン、いろいろな野菜をたっぷりと融合させると味の相乗効果ですごく優しくておいしいスープになります。
・セロリ…3本
・玉ねぎ…1/2個
・人参…1/2本
・コーン(冷凍でも缶詰でも)…60g
・煎り大豆…カップ1/2杯
・ベーコン…ハーフサイズのものを1パック
・オリーブ油…大さじ1
・ブイヨン…スティックタイプの無添加のものを使用3本
・黒胡椒…適量
・パセリ…適量
・水…1L
① 煎り大豆は分量の水から300ccほど取り、漬けておく。
② セロリは筋を取り角切りに。玉ねぎ・人参も角切りに。
③ ベーコンは短尺に切っておく。
④ オリーブ油を入れた鍋に②③とコーンを入れ玉ねぎの周りが透明になるまで炒める。
⑤ ④に水で戻した煎り大豆を漬けた水ごと入れ残りの水も入れ、ブイヨンを入れ沸騰したら中火の弱火でコトコト20分ほど煮込む。
⑥ 一旦味見をし(塩がなくてもいけます)白胡椒(分量外)で味をととのえて出来上がり。(塩味が足りなければ塩を足してください)
⑦ パセリと黒胡椒をトッピングしてください。
スープは豆乳や牛乳に変えてチャウダーのようになったり、トマトを入れてミネストローネのようにしても美味しいです。
キーマカレー(ひき肉のカレー)やミートソースなどの玉ねぎと同じようにセロリをみじん切りにして入れて煮込むと、セロリがない状態に比べて、グレードアップしたお味になります。ぜひお試しください。
セロリはカリウムが豊富に入っており、むくみ対策にもなります。またビタミンB群や、ビタミンU(キャベジン)なども豊富。
20代や30代の方はこれから妊娠・出産を考えていることも多いでしょう。昨今、そんな若い女性に不可欠な葉酸も含まれています。
何より食物繊維が含まれており今が旬。他の野菜との相性もいいので、総じて野菜をたっぷり摂れますね。
セロリ自体は体を冷やすとも言われるので一気に食べすぎるのはだめですが、スープなどで温かいものだったり、暑い日、ちょっと疲れた日などは酸っぱいもので、毎日なんらかの形でうまく取り入れられるといいですね。
この記事のライター
管理栄養士
あやこん
42
とにかく料理が好き!小学生のまだ小さい時から思い続けて料理の道に進みたいという一心で管理栄養士を目指す 。卒業後病院に入職し給食管理から栄養指導まで幅広く従事し、ホスピスに異動になり楽しみでの食事を含めた癒しのおやつに目覚めお菓子作りの研究をし、美味しい素朴なおやつを提供する焼菓子屋を開業。隣にある保育園の給食も手伝いながら現在に至る。
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