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ビネガー・発酵料理研究家のいわまあきこです。冬の時期は胃腸の調子が悪くなりがち。今回は胃腸を整えるのにおすすめな食材・大根を使って体を温める酢パイシーなスープをご紹介します。
大根には消化を助け、腸の炎症を抑える働きがあります。
また免疫力をアップしてくれる効果もあり、風邪や生活習慣病を防ぎ、血流促進美容効果も期待できます。
今回はお酢を2つの工程で使います。
ひとつめはひき肉に混ぜます。これはお肉の臭み消しと旨味アップのためです。
もう一つは煮込むときに加えます。酸味の相乗効果で美味しさの底上げをします。
副次効果として、冬に上がりやすい血糖値を緩やかに上昇させることで脂肪が増えにくくする効果も期待できます。
大根 100g
豚ひき肉 100g
サラダ油 大さじ1
トマト水煮缶 100g
りんご酢 小さじ1+小さじ1
鰹節パック 1袋(2.5g)
カレー粉 大さじ1
塩 小さじ1
生姜 1片
ブラックペッパー 適量
水 400ml
細ねぎ(あれば) 適量
① 大根5mm幅イチョウ切りにし、豚ひき肉にりんご酢小さじ1を混ぜておく。生姜はみじん切りにする。鰹節は袋ごと揉んで粉にする。
② 鍋に油をひき、生姜をいれ中火で熱する。香りがしてきたらトマトの水煮を入れ、水分を飛ばしてペースト状にする。
③ ペースト状になったら鰹節・カレー粉を混ぜ合わせ、一旦フライパンの隅に寄せる。豚ひき肉を広げて入れ、上に大根を乗せ、その上に寄せたペーストをさらに乗せる。蓋をして弱火で5分ほど蒸し焼きにする。
④ 大根が透き通ってきたら全体を混ぜ合わせて水、塩、りんご酢小さじ1を入れる。中火で沸騰後約5分大根が柔らかくなるまで煮込む。
⑤ 最後にブラックペッパーを多めに入れて器に盛る。あれば細ねぎを飾って完成。
美味しさの秘訣はペースト状にすること。鰹節・カレー粉を入れてきっちり水分を飛ばしてください。
お酢はりんご酢を使いましたが、ワインビネガーもおすすめです。
和風な味なので、うどんを入れてカレーうどんにしても美味しいですよ。
旬の野菜とスパイス、そしてお酢の3つの力で、冬を乗り切っていきましょう。
この記事のライター
ビネガー・発酵料理研究家、発酵食品ソムリエ
いわまあきこ
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人気料理研究家さんのレシピをお伝えする講師に応募・合格。世界の家庭料理を紹介する中で、酸味を活かしたレシピに興味がわき、お酢の世界に魅了されました。現在は、ビネガー・発酵料理研究家そして発酵食品ソムリエとして活動中。お酢とお酢料理の研究をしながら、「美味しく毎日できる料理で知らずに元気に美しく」をテーマに料理教室と日本各地のお酢で巡る「全国お酢旅」を開催しています。
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