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コスメ&メイクライターの古賀令奈です。肌のお悩みが増える40代では、ベースメイクに関するお悩みも複雑に。なんとかしようとメイクにこだわってみても、逆に悩みが目立ってしまったり仕上がりに違和感を覚えたりすることも。そこで今回は、アラフォー世代にありがちなNGベースメイクとそのお直し方法をご紹介します。
シミや色ムラを隠そうとして、ファンデーションを重ねすぎていませんか?
物足りないからといって何度も重ねると塗りムラができやすくなり、肌がうろこ状になってしまうことがあります。
ファンデーションの塗りすぎは、かえって肌を汚く見せる一因に。薄く塗ることを意識しましょう。
薄塗りでも美肌に見せるコツは、三角ゾーンにコンシーラーを使うことです。目の下の三角ゾーンがキレイに整っていると、多少のシミや色ムラは気にならなくなります。
細部をカバーするために全体を厚塗りするよりも、三角ゾーンを整えて薄く仕上げたほうが、美しい仕上がりが叶うでしょう。
毛穴や凹凸を感じさせないつるつるの陶器肌。きめ細やかなマット肌が特徴で、憧れる方も多い仕上がりです。
しかし、小ジワや毛穴が気になる場合、陶器肌を目指すことで悩みがより目立ちやすくなる可能性があります。
とくに気をつけたいのが、笑ったときの表情です。真顔ではつるんと整って見えたはずが、笑うと無数のシワが浮き彫りになってしまうことがあります。
マット肌は比較的乾燥しやすく、シワの目立ちにつながりやすいもの。また、完璧な陶器肌を目指して厚塗りになってしまうと、シワがより深く刻まれてしまいます。
陶器肌をつくるときは、パウダーファンデを薄く塗るのがおすすめです。適度なカバー力とマット感を出しやすく、手軽に仕上げることができます。
こちらはパウダーファンデーションをひと塗りした状態です。笑ってもそれほどシワが目立たず、バランスよく仕上げることができました。
若々しい印象を与えるツヤ肌。シワやシミが気になりにくく、大人の肌にぴったりの質感といえます。
ただし、やりすぎにはご注意を。顔全体にツヤが出ていると、テカリに見えてしまいやすく、清潔感を損ねてしまうことがあります。
こちらはクッションファンデーションを塗り、ノーパウダーで仕上げた状態です。顔全体がまるで発光しているようですが、額や鼻はテカっているように感じられるかもしれません。
清潔感を高めるためにも、フェイスパウダーを薄く重ねることをおすすめします。ツヤ感は残しつつも、ふんわりヴェールをまとったような質感になります。
頬にツヤをプラスしたいときは、部分的にハイライトを重ねてみてください。清潔感をキープしたまま立体感を演出できます。
肌の印象はベースメイクで大きく変わるもの。ツヤもマットもやりすぎると逆効果になりやすいため、適度なバランスを意識して垢抜けた表情に仕上げたいですね。
この記事のライター
コスメコンシェルジュ
古賀令奈
1818
企業のオウンドメディアでのライティングを経て、JCLA 日本化粧品検定協会 コスメコンシェルジュの資格を取得。コスメ・メイク記事を専門とし、主に「ELLE ONLINE」、「マイナビウーマン」「つやプラ」など女性向けウェブ媒体で執筆。化粧品会社・エステティックサロン・食品会社の公式サイト作成も手がける。執筆業のほか、美容ライター講師、自身が主催する実践型メイク相談室の運営など幅広く活動している。
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