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「早く結婚して子どもが欲しい!早くしないとタイムリミットが!」と焦るのは女性ばかり。男性はそんな気持ちを1ミリもわかってくれずのんびり…。それどころか「子どもは別にいらない」という男性も、予想以上に多いのです。結婚や子づくりの理想のタイミングが男女でなぜずれるのでしょうか?
30歳になった年、子宮頚がん検診でひっかかった。精密検査の結果は「軽度異形成上皮」。
「がんではないけれど、これからは半年に一度、子宮頚がん検診を受けてね」と医師から言われた。
これまでの人生で、自分ががんになる将来なんて考えたこともなかった。ショックだった。
子どもは昔から大好きだったしほしかったけれど、「大好きな人と恋愛の末結婚するのがゴール。子どものことはその後考えればいいでしょ。」…そう思っていた。
でも「年齢以外の原因で突然子どもが産めなくなる可能性があるんだ。」と思い知らされた。
そして、私の生きる目標は、「絶対に子どもがほしい!同じ目的を持った人と結婚したい!」へと明確に変わったのだった。
ではいざ「婚活するぞ!」となってみて、まず「子どもが絶対ほしい」と言う男性の少なさに驚いた。
もちろん「子どもがほしい」という人は多いが、ほとんどが
「ほしいけど絶対じゃない」
「生きている間にいつかはほしい」
という漠然としたもの。
絶対ほしくないと言う人も結構いる。
「収入に自信がなく自分が生きていくだけで精一杯」
「仕事と趣味が楽しいからこのままでいたい」
「自分が子どもだから子育てなんて無理」
「子どもが嫌い」
深く踏み込んでみないとわからない、男性の子どもに対する考え方。
子どもを持たないライフスタイルを選ぶ女性も今の時代には少なくないが、それでもなお「結婚する=子どもを産む」を当たり前に思っている女性は多いと思う。
でもそうではない男性がいかに多いか。
32歳で、ようやく現在の夫となる人と出会えた。
フィーリングも趣味も合い、お互い強く子どもを望んでいて、ようやく安心できると思った。
が!半年以上付き合い、私は33歳、彼は40歳。
冷静に計算してみた。もし今すぐ結婚して、トントン拍子に子どもができたとして、私34歳、彼41歳。
そして兄弟がほしいから、3〜4年後に二人目を考えると…私38歳、彼は45歳!?
大丈夫なの?私の妊娠率も下がってそうだし、高齢出産だし、子どもが成人するとき彼はもう定年?
…大丈夫じゃない予感しかない。
焦る私。でもプロポーズしてくれない彼。
「まだ先でいいでしょ」
「仕事が忙しいし」
私は今すぐにでも結婚したいよ!涙目である。
結局最終的に、彼のお父さんからも焦りの手紙や電話があったおかげで、交際丸一年で結婚することができた…。
でも結婚し、避妊をやめたらすぐに妊娠すると思っていたのに、これも大きな間違いだったとは!
全然妊娠できない!そんなの聞いてないし!
この話は次回以降…。
男性は女性と違い、自分の生殖可能年齢の上限なんて考えたこともないので、焦らない生き物なのだ。
女の体にはタイムリミットがあるってこと、そしてそれは意外と早いこと、そして妊娠するって予想以上に難しいこと、奇跡的なことだというのをわかってください、男性たちよ!
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この記事のライター
野本紗紀恵
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1978年千葉県うまれ。一級建築士。会社員として鉄道会社、ハウスメーカー、出版社、フリーランスとしてライター、グラフィックデザイナー、イラストレーター、モデル、占い師…と、経歴が色々おかしくて自己紹介がうまくできない器用貧乏。7歳年上の会社員の夫、3歳の娘、1歳の息子の4人家族。今一番楽しいことは、子育てと、どうすれば子どもとお母さんが幸せな世の中になるか考えること。
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