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「ちょっと幸せ」をテーマに、グルメ・美容・健康・カルチャーなど、女性にうれしい情報満載のフリーマガジン「Poco'ce(ポコチェ)」から鈴木康介さんのインタビューをお届けします♪
1991年生まれ。北海道出身。2011年ミュージカル「テニスの王子様」2ndシーズンで役者デビュー。『銀河英雄伝説Die Neue These』、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』などの舞台に出演する他、「烈車戦隊トッキュウジャー」、「手裏剣戦隊ニンニンジャー」、「おしりたんてい」の主題歌も担当するなど幅広く活動。TELASAにて配信中の機界戦隊ゼンカイジャースピンオフ「ゼンカイレッド大紹介!」では、ゼンカイレッド役&主題歌を担当している。
東京・天王洲 銀河劇場を皮切りに東京と兵庫でライブ・スペクタクル「NARUTOーナルトー」~忍界大戦、開戦~が上演される。2021年に上演された「うずまきナルト物語」に続く今作では、いよいよ第四次忍界大戦へと突入。先日メインビジュアルが公開され早くも話題を呼んでいる。中でも目を引くのが特徴的な面で素顔を隠された“面の男”だ。
“どこからどう見ても僕らしくないですか?”そう笑うのは前作で“うちはマダラ”役を演じた伊勢大貴さん。前作もまったくお顔が拝見できなかったのに、今回もまたお面姿だなんて...。せっかくのイケメンがもったいないと悲しんでいる人も多いはず。
「そう思ってもらえるのは嬉しいですね。でもほら、イケてる面つけてますから“イケ面”です(笑)。前回も終演後に“あれ誰が演じてたの?”“伊勢大貴だったの”という声を多くもらいました。僕のことを知るきっかけになってくれたことが嬉しかったですし、何より興味を持ってもらえたことが役者冥利に尽きますね」
面をつけての演技はとても難しかったと伊勢さんは続ける。
「表情が見えないので、歌を歌うシーンでも、どうしても表現の幅が狭まっているように見えてしまうんです。僕はこれ以上出せないというところまで迫力を出してるんですがそれが伝わらない。それを補うために背中の広げ方でキレを出したり、不気味さを演出したり。細かい体の角度を意識しましたが、感情の起伏や動きの緩急を空気全体で作るという作業が難しかったですね。でもそれがピタッとハマったときは嬉しくて。“今、表情出さなくても芝居が成立してる”って自信に繋がりました」
実際に、ミュージカル界の方たちからも絶賛の声が。
「よく面をつけたままであそこまで歌えるねって驚かれました。本当に歌ってるの?って(笑)。それ、最高の褒め言葉ですよね。実は最初は違う歌い方で稽古を進めてたんですが、直前で歌い方を変えて欲しいとのリクエストを頂いて...。でも、僕もプロとして要求には全力で応えないといけない。なので初日の舞台を無事に終えたときは、自分で自分を褒め称えました。俺、スゲー!って(笑)」
歌も芝居もこなし、急なリクエストにも即座に対応できる伊勢さん。とても才能に溢れた人に見えるのだが、本人はそんなことないと首を横に振る。
「自分に期待していないというか、できない自分を認めています。僕は天才じゃないから努力しなきゃ人並みになれない。出された課題を一つひとつクリアしていくしかないんです。それを人の倍以上に努力してると見てくださる方もいるけど、そんな意識は全然なくて。ただひたすらに考えて、動いて、稽古を積み重ねるしかないんですよ」
舞台が決まるとその何ヶ月も前から食生活や睡眠時間を整えて体力作りをするという。その姿はとてもストイックに見えるのに、整理整頓が苦手だというから驚いた。「洗濯嫌い...畳むの下手...手先が不器用...」最後の方はほとんど聞こえないほどの小声に(笑)。ギャップが大きすぎてつい笑ってしまった。
「これまで頂いた役は、結局いい奴だったというキャラが多いんですけど、それって僕のビジュアルのせいかなって。自分で自分のことを客観的に見ても“こいつ、そんなに悪い奴じゃないな”って思うんですよ。だからこれからは心底クズなキャラとかも演じて、意外と悪いんだぞってとこも見せていけたらいいですね。今回の面の男?それは、圧倒的な力で全員ぶっ潰します(笑)」
原作/「NARUTO - ナルト -」岸本斉史(集英社 ジャンプ コミックス刊)
脚本・演出/児玉明子
出演/中尾暢樹 佐藤流司/伊藤優衣 君沢ユウキ/ 北園涼 小嶋紗里/
大湖せしる 池岡亮介 星波 高木勝也/納谷健 北村圭吾 小柳心/矢田悠祐/
伊勢大貴 河合龍之介/良知真次/中村誠治郎 他
【東京公演】9月17日(土)~9月25日(日)天王洲 銀河劇場
【兵庫】10月1日(土)~10月10日(月・祝)神戸文化ホール中ホール
【東京凱旋】10月15日(土)〜10月22日(土)天王洲 銀河劇場
©岸本斉史 スコット/集英社
©ライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」製作委員会 2022
PHOTO / Isamu Ebisawa TEXT / Satoko Nemoto
この記事のライター
Poco'ce
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