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秋の私の定番といえば何と言っても、「りんごジャムパン」。この時季になると何故か食べたくなるりんごジャムた〜っぷりのこのパン。形もりんご、中もりんご…りんご、りんご、りんご尽くしのパン。とっても可愛らしいので、プレゼントしても喜ばれます。また今回紹介するジャムは、レンジで作るからとっても簡単なんです!
シンプルな丸パンをりんごの形に様変わりさせてくれるのは、みんな知ってるあのお菓子、プリッツ。こんがり焼けると、りんごの果梗にそっくり。可愛らしい、りんごパンの出来上がりです。
ジャムは、パン生地で包んで焼くのではなく、あとから挟むスタイル。パンをスライスしてからジャムを塗るので、パンの切り口にりんごジャムが染み込んで、これがまた美味しいっ!15年来作り続けている、私の定番レシピです。
・強力粉…180g
・全粒粉…20g
・イースト…2g
・砂糖(好みのもので構いません。今回は三温糖)…12g
・塩…4g
・無塩バター…8g
・牛乳…40ml
・水…100ml
・溶き卵(仕上げのつや出し用)…適量
・プリッツ…3本
・りんごジャム(材料、作り方は下記参照)
① 牛乳と水をあわせ、人肌にあたためておきます。バターは室温に戻しておきます。
② ボウルに強力粉、全粒粉、砂糖を入れてよく混ぜます。イーストを入れ、①の牛乳と水をあわせたものを少しずつ入れ、イーストを溶かしながら指先を使ってよく混ぜます。
③ 全体がよく合わさったら、塩を入れてよく混ぜ、手のひらを使って約8分間よくこねます。
④ ①のバターをちぎりながら入れ、バターが生地の全体によくなじむまでよくこねます。
⑤ 生地がすべすべになれば、こねあがり。写真のように、生地の表面をはらせるように丸めます。生地が乾燥しないようにビニールをふんわりとかぶせて、窓辺などあたたかい場所に置き、約1時間発酵させます。
⑥ ⑤の生地が一回り大きくふくらんでいればOK。台の上に出し、なかのガスを抜くようにしながら丸め直し、手早く6等分に切り分けます。軽く丸め、生地が乾燥しないようにビニールをかぶせて、10分ほど休ませます。
⑦ 表面を張らせるようにして、もう一度、きれいに丸め直します。オーブンシートに並べ、生地が乾燥しないようにビニールをふんわりとかぶせ、あたたかい場所で約50分発酵させます。
⑧ オーブンを200度に余熱しておきます。
⑨ パン生地の表面に刷毛で溶き卵を塗ります。プリッツを適当な長さに折り、上からねじり込むようにしながら底まで突き刺します。
⑩ 天板の上にのせ、200度のオーブンで約20分焼成します。
⑪ 焼き上がったら網の上にのせて冷まします。
⑫ 半分に切り、りんごジャムをたっぷりはさんで、できあがり!
パン生地を発酵させている間に、ささっと作ってしまえる簡単レシピ。鍋を使わないので、焦げ付きの心配もありませんし、洗い物いらず。耐熱タイプの保存容器で作ってしまえば、そのまま保存もできてラクチンなんです。
ポイントは、りんごを薄~くスライスすること。りんごから素早く水分が引き出され、短時間でおいしいジャムに仕上がります。
・りんご(あれば紅玉)…小1/2個(正味80g)
・レモン果汁…小さじ1(5g)
・グラニュー糖…大さじ3(36g)
・シナモン…少々
① りんごは皮ごと使うので、よく洗っておきます。くし形に切って、芯をとり、1〜2mmの厚さにスライスします。
② レンジにかけられる耐熱容器にりんごを入れ、レモン汁を全体にまぶし、グラニュー糖をかけて、20分ほどおきます。写真のように、りんごから水分がでてきたらOK!
③ 軽くフタをして、電子レンジ600wに1分かけます。一度、取り出して全体をよく混ぜ、さらに2分かけます。
③ 最後にフタをはずし、電子レンジ600wにさらに1分かけます。シナモン少々をかけ、混ぜればジャムのできあがり。
赤くて丸いその姿まで可愛らしい、りんご。りんごの魅力をいっぱいに閉じ込めた、りんごジャムパン。今年は誰にプレゼントしようかな?喜んでもらえるかな?と考えるのも楽しい時間です。
この記事のライター
広島の器と道具の店「LOUTO」店主/フリーランスエディター
田中雪絵
6035
地元福岡にて編集部に勤務後、フリーランスのエディターとして活動。2008年に器と道具の店「LOUTO」を主人の実家のある広島に開店。自身が実際に使い、惚れ込んだ器や道具を、使い手の実感を込めて紹介する。また月に一度、企画展や作家の個展も開催。何よりの楽しみは、毎日の料理と晩酌!
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