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ヘアメイクの森田玲子です。毎朝のように描いているはずなのに、眉メイクに自信が持てないという人は多いのではないでしょうか。左右の形がそろわなかったり、眉毛が濃すぎて悪目立ちしてしまったりと、納得のいく眉メイクをするのはひと苦労ですよね。今回は、そんな眉メイクが苦手な人も確実に上達する、3つの成功ポイントをご紹介いたします。ヘアメイクの筆者が、実際にモデルさんにメイクをする際に行っているちょっとしたテクニックなので、ぜひ試してみてくださいね。
ヘアメイクさんが初めて会った人でも、眉毛を上手に描ける理由のひとつが、その人の眉の動きの癖をチェックしているからです。
誰しも眉毛の生え方が左右対称でないように、眉毛の動きも左右差があるケースがあります。眉の上にある眉丘筋という筋肉が発達している人は、目を開くと眉の位置がぐっと上に持ち上がります。さらに、左右どちら一方だけが持ち上がるという人もいます。
この癖を知るために、まずはすっぴんの状態で瞬きをする動画を撮影してみてください。こうすると自分の眉毛の動きの癖がわかるので、持ち上がりやすい方の眉山は描き足さないようにする、困り眉になりやすい人は上向きに眉毛を描く、など自分に合った眉毛が描けるようになります。
眉メイクが苦手な人は、一気に理想の眉毛を作ろうとせず、最初に下描きをしてみてください。
まずは、いつも使用しているアイブロウパウダーよりも淡い色を使って、ふんわりとパウダーをのせていきます。両側の眉毛を描いたら、顔全体が映る大きめの鏡でバランスを確認し、そこからいつも使っている色のパウダーで微調整をしていきましょう。
シルエットを薄く下描き→鏡で確認→パウダーを重ねて微調整→アイブロウペンシルで毛を足すという順番でメイクをしていくと、少しずつ理想の眉の形に近づいていきます。
なんだか垢抜けない気がするという人や、いつも眉毛が悪目立ちしているという人は、眉メイクと他のメイクとのバランスが悪いのかもしれません。
これを解消するためには、眉メイクを8割ほど描いたら、アイシャドウやアイライン・リップなど、眉毛以外のメイクを全て完成させてみてください。できれば、ヘアセットや着替えも済ませておくと理想的です。
他のパーツを完成させた後に、大きめの鏡を見ながら、1番最後に眉毛の形や濃淡のバランスを微調整しましょう。
眉毛の主張が強すぎたら明るめのアイブロウマスカラを塗る、アイラインを長めに引いた日は眉尻も長くするなど、他のメイクとの相性を見ながら眉毛の最終チェックをします。
こうすることでメイクにまとまりが出るので、眉毛だけが悪目立ちしてしまうことを防げます。
いかがでしたか?今回は、実際にヘアメイクの筆者が現場でも実践している、眉メイクを失敗しないコツを3つ紹介しました。
こんなに少しの工夫で、苦手だった眉メイクがとても上達するのでぜひ明日のメイクから取り入れてみてくださいね。
この記事のライター
森田玲子
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美容ライター・ヘアメイク 各媒体にて美容記事の執筆をしながら、現場にでて技術者としても活動の幅を広げる。パーソナルカラー理論に基づく似合わせメイクや、自身のコスメ知識を活かしたライティングを得意とし、幅広い年齢層へのメイクアップを提案。
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