
/
美容ライター・コスメコンシェルジュの斎藤明子です。大人のメイクは、無理な若作りがかえって老け見えにつながることがあるので要注意です。今回は、マイナス5歳の若見えがかなうメイクと、残念ながらプラス5歳老けて見えてしまうメイクの違いをご紹介します。
作り込んだ細眉は確実に老けて見えてしまいます。眉毛を今っぽい垢抜け眉に調えようといじりだすと、だんだん細くなってしまうことが多いので注意しましょう。
年齢を重ねるとだんだん気になってくるキメの乱れや毛穴…。隠そうとするあまりファンデーションを厚塗りすると、表情じわにファンデーションがたまって老けて見えてしまいます。
また、ツヤのないマット肌も老けて見えてしまうので注意して!ファンデーションやパウダーは、マットすぎずほんのりとツヤのあるタイプを選ぶようにしましょう。
Z世代にとっては今や当たり前ともいえる涙袋のメイク。大人世代はとくに、涙袋を意識しての影ラインには注意しましょう。
たとえラインを血色カラーにしても「なめくじ」のようにぷっくらと見せる涙袋メイクは若作りに見えてしまうだけでなく、クマやたるみの延長のように見えてかなり老けて見えてしまいます。
今っぽモードなブラウンのリップや人気の粘膜カラーは、アラフォーの大人女性には残念ながら顔色全体がくすんで老けて見えてしまうことが多いので注意が必要です。
どうしてもブラウンリップを塗りたいときは、下地やチークで肌色をトーンアップしてから塗るようにして、粘膜カラーは赤みのあるものをチョイスするようにしましょう。
肌がトーンアップして明るく華やかに見えるハイライトは、若く見せたいときほど塗りたくなってしまうコスメ。ですが、広い範囲に過剰に塗り過ぎるとかえって毛穴が目立つとともに、顔が大きく間延びして見えてしまうこともあるので注意して!
顔の立体感を演出しようとするとき、ブラウンやオレンジのチークをななめに入れる方が多いと思いますが、実はその入れ方だと頬骨が悪目立ちしがちです。肌色がくすみ、ほうれい線も目立ってしまいます。
眉尻に丸みのある平行眉、もしくは自然なアーチ眉がおすすめ。多くのアラフォー女性は若い時よりも少し太めを目指すと若見えします。
また、少し太めの眉ほど毛流れを整えるときれいに見えるのでのぜひやってみて!眉頭を自然にぼかすことも忘れずに。
毛穴やキメの乱れは、肌表面をフラットに整えてくれる下地でカバーして、ファンデーションはあえてナチュラルタイプをうすくつけたほうが断然若見えします。自然なツヤのシルキー肌は毛穴が目立ちにくく、表情がいきいきとして若々しく見えます。
気温や湿度の高いときは、ほんのりとしたツヤの宿るルースタイプのパウダーをはたいて崩れを防いでくださいね。
アラサーやアラフォーの大人世代でも、下まぶたへのメイクはぜったいにやった方が、目が大きく見えておすすめです。涙袋のぷっくり感はあまり意識せず(とくに影ラインは作らなくてもいい)、上まぶたに塗ったメインカラーを下まぶたに塗り、涙袋で膨らんだ部分だけに明るめピンクのアイシャドウをハイライトとして入れると白目もきれいに見えて◎。
ブラウン系を選ぶならオレンジや赤みブラウンを!失敗しにくいのは、オレンジやコーラル系、ローズ系でほんの少しのくすみ感がある血色カラーです。
また、適度なツヤも若見えにはマストです。Z世代に人気のオーバーリップ&上唇にツヤをまとうメイクを大人がすると下品に見えてしまうこともあるので、リップラインは指や綿棒で適度にぼかしすのがきれいに見えておすすめです。
時代にあった立体感の演出に効果的なハイライトの入れ方は、上の図のとおりです。大きなブラシで入れると広範囲にハイライトがつき過ぎてしまうので、ハイライト用の細いブラシを使用するか、または指で入れるようにしましょう。
ハイライトそのものも、数年前よりも今の方が断然進化しています。ほのかな輝きで、写真を撮った時もフラッシュに反応して悪目立ちしないものが増えてきたので、新しいコスメへのアップデートがおすすめです。
チークは頬骨のあたりに楕円に入れると、自然な血色感に見えて表情がいきいきとします。上気したような血色カラーがおすすめ。
また、丸顔さんで楕円チークに抵抗のある方は、ピンクのチークを粉含みのいいブラシでふんわりと頬骨のあたりに入れると、肌の透明感がアップして自然に若見えするのでおすすめです。
アラサーやアラフォーの「+5歳老けメイク」と「-5歳若見えメイク」の違いをご紹介しました。まずは、気づかずにやっていたかもしれないメイクのクセを見直すことが若見えメイクの第一歩です。
少し意識するだけでもずいぶんと印象が変わるので、ぜひやってみてくださいね!
イラスト:suzuka(イラストレーターの詳細は筆者のプロフィールページ参照)
この記事のライター
コスメコンシェルジュ
斎藤明子
4044
美容ライター。広告代理店、編集プロダクションを経てフリーランスに。現在は、日本化粧品検定1級コスメコンシェルジュ、AEAJアロマテラピー検定1級、ヘルスフードカウンセラーの資格を活かしweb・雑誌等にて執筆。メイクからインナービューティまで、美容法を提案&発信しています。記事内イラスト制作:suzuka(https://profile.hatena.ne.jp/cosme_suzuka/)
ビューティの人気ランキング
新着
カテゴリ
公式アカウント