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【テーブルマナー】フランス料理でのフォークやナイフ・ナプキンの基本の使い方!

【テーブルマナー】フランス料理でのフォークやナイフ・ナプキンの基本の使い方!

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西洋料理では、食事を楽しむためのテーブルマナーがあります。今回は、フランス料理でのフォークやナイフ・ナプキンの基本の使い方、食べる際のマナー、押さえておきたいテーブルマナーを詳しく紹介します。「フランス料理を食べる機会があるけど、テーブルマナーに不安を感じる」という人はチェックしてみましょう。

目次

1.フォークとナイフ(カラトリー)の正しい使い方

はじめに、フォークとナイフ(カラトリー)の正しい使い方を紹介します。

1-1.持ち方

フランス料理 マナー

左手にフォーク、右手にナイフを持ち、柄の部分を軽く握って背に人差し指を添えます。

カトラリーは右利き用にセットされているため、左利きの人は使用する際にフォークとナイフを持ち替えましょう。

自分でカトラリーを並べ替えるのはマナー違反です。

1-2.使う順番

一般的なフランス料理のフルコースでは、以下のような順番で料理が出てきます。

1.アミューズ(小さな前菜)

2.オードブル(前菜)

3.スープ・パン

4.ポワソン(魚料理)

5.ソルベ(口直し用のシャーベット)

6.ヴィアンド(肉料理)

7.デセール(デザート)

8.カフェ・ブティフール(コーヒーや紅茶・菓子)

テーブルの上のナイフとフォークは、出てくる料理の順番にあわせて外側から順番に並んでいます。

料理が運ばれてきたら、外側から順に使っていきましょう。

スープは右側の一番外側にあるスープスプーンを、デザートはお皿の上に並んでいるデザート用のカトラリーを使います。

【一般的なカトラリーの位置】

フランス料理 マナー

フランス料理 マナー

1-3.食事中の置き方

食事中に手を休めるときは、『ハの字』になるようにお皿の上にフォークとナイフを置きましょう。

フォークは背を『上』に、ナイフの刃は内側に向けるのがポイントです。

1-4.食事後の置き方

日本式のテーブルマナーでは、4時方向にフォークとナイフを揃えて置くと食事終了のサインになります。

このとき、フォークは背を『下』に、ナイフの刃は内側に向けて置きましょう。

ちなみに、フランス式では3時方向に、イギリス式では6時方向に揃えておきます。

1-5.落としてしまった時

カトラリーを落としてしまったときは、自分で拾うのはマナー違反です。

落としたときは小さく手を挙げてお店の方を呼び、新しいものを用意してもらいましょう。自分から呼ばなくても、お店の方がスマートに対処してくれることもあります。

1-6.使う順番を間違えた時

カトラリーを使う順番を間違えたときは、そのまま使い続けましょう。

お店の方が料理を出すときに必要なカトラリーを持ってきてくれるので、用意されたカトラリーを使いましょう。

2.【テーブルマナー】テーブルナプキンの基本の使い方

フランス料理 マナー

ここでは、テーブルナプキンの基本的な使い方を紹介します。

2-1.ナプキンを広げるタイミング

着席してすぐにナプキンを広げるとせっかちな印象を与えやすく、料理を催促しているように見えてしまうので注意しましょう。

ナプキンを広げるのは、注文が終わり、食前酒や料理が運ばれてきたときがベストタイミングです。

パーティーの場合は、ホストまたはホステス(主催者)がナプキンを手に取ったときがナプキンを広げるタイミングです。

結婚式の場合は、乾杯の後に広げるとよいでしょう。

ナプキンは半分または片方を長くして折り、折り目を自分側に向けて膝の上に置きます。

2-2.口や手の拭き方

食事中に口や手が汚れたら、ナプキンの端を持ち、内側を使って拭きます。

拭き終わったら元に戻して、汚れた部分が周りに見えないようにしましょう。

2-3.離席する時

食事中に離席すると料理を運ぶタイミングがずれたり同席者を待たせてしまったりするため、基本的に食事中に席を立つのはマナー違反です。

とくに、オーダー前やテーブルの上に料理があるときは、席を立つのは避けましょう。

やむを得ず食事中に離席するときは、ナプキンを軽く畳み、椅子の背にかけるか椅子の上に置きます。

2-4.食事が終わった時

食事が終わったら、ナプキンは無造作に畳んでテーブルの上に置きましょう。

ラフにナプキンを畳むことで、「ナプキンを畳むのを忘れるほど料理が美味しかった」という意味になります。

使用済みのナプキンをきれいに畳んでおくと、「料理に満足しなかった」というサインになってしまうので注意しましょう。

3.フランス料理を食べる際のマナー

ここでは、フランス料理を食べる際のマナーを紹介します。

3-1.ドリンクグラスの持ち方

グラスを持つときは、脚(ステム)の付け根部分を親指・人差し指・中指の3本で持つのが基本です。

脚をもつことで手の温度が伝わらず、シャンパンやワインを最適な温度で楽しめます。

3-2.パンの食べ方

パンはひと口サイズに手でちぎり、好みでバターを塗って口に運びます。

パンが出されたら、料理と一緒に好きな時に食べて構いません。

パンは箸休めの役割もあるので、料理と料理の間に食べて口の中をリセットすると良いでしょう。

3-3.アミューズや前菜の食べ方

フレンチのコースでは、はじめにアミューズ(小さな前菜)が提供されます。

基本的にひと口サイズになっているので、そのままひと口で食べましょう。

アミューズ用のカトラリーがない場合は、手づかみで食べます。

オードブル(前菜)は食欲を駆り立てる役割があり、きれいに盛り付けられたものが多いです。

崩さないように気をつけながらフォークとナイフでひと口の大きさに切り、ソースを塗って上品に食べていきましょう。

フランス料理では、基本的に左側から食べ進めるのがマナーです。

3-4.スープの食べ方

スープをすくうときは、スプーンを手前から奥に向かって動かします。

スープを口に入れるときは、音を立てないように気をつけましょう。

スープが少なくなったら、左手でスープ皿の手前をもち、軽く傾けてスープを奥に集めてすくいましょう。

取っ手付きのカップの場合は、両手で持って直接口をつけても構いません。

3-5.魚料理の食べ方

骨つきの魚料理の場合、フォークとナイフで上身を骨から外し、外した身をお皿の手前に移して左側から食べ進めます。

上身を食べ終えたら、骨を外してお皿の奥に置き、下身を食べていきましょう。

3-6.肉料理の食べ方

肉料理も、左側からひと口サイズに切り分けて食べ進めていきます。

肉汁が出たり料理が冷めてしまったりするため、最初に全部切り分けてしまうのはNGです。

3-7.デザートの食べ方

デザートが提供されたら、お皿の上にあるデザート用のカトラリーを使って食べます。

レストランによっては、料理と一緒にカトラリーが用意される場合もあります。

デザートが数種類出てきた場合は、アイスクリームなど溶けやすいもの、味の薄いものから食べ進めるのがおすすめです。

3-8.コーヒーや紅茶の飲み方

コーヒーや紅茶のカップの持ち手は、右手で持って飲みましょう。

砂糖やミルクを入れた後のスプーンはカップの奥側に置きます。

4.これってNG?押さえておきたいテーブルマナー

フランス料理 マナー

ここでは、押さえておきたいテーブルマナーを紹介します。

4-1.フォークの背に食べ物を乗せる

イギリス式ではフォークの背に食べ物を乗せて食べるため、フォークの背に食べ物を乗せても間違いではありません。

しかし、フォークの背に食べ物を乗せると安定しないので、ポロッと食べ物が落ちたり姿勢が悪くなったりすることがあります。

食べ物はフォークの腹に乗せると、スマートに食べやすいでしょう。

4-2.スプーンいっぱいまですくう

スプーンいっぱいにスープをすくってしまうと、口に運ぶまでにこぼれる可能性があります。スープをすくうときは、スプーンの2/3程度までを目安にしましょう。

4-3.すくったスープに息を吹きかけて冷ます

スープが熱い時、息を吹きかけて冷ますのはNGです。

スープは底の方からすくわずに、表面をすくうと飲みやすくなります。

4-4.自分のハンカチで口をふく

口や手を拭くときは、用意されたナプキンを使うのがマナーです。

自分のハンカチで口を拭くと、「ナプキンが汚れていて使えない」というサインになるので注意しましょう。

4-5.スプーンを使ってパスタを巻く

パスタはフォークのみで食べるのが基本のマナーです。

スプーンの上でクルクルとパスタを巻いて食べるのは避けた方が良いでしょう。

ただし、スープパスタの場合はスプーンを使うことがあります。

フランス料理のテーブルマナーを理解し恥じない振る舞いを!

テーブルマナーは食事を共にする人への礼儀であり、楽しく食事をするための決まりです。

失礼のないように振る舞うことを意識すれば、テーブルマナーは身につきやすくなります。基本的なテーブルマナーを押さえておき、大人として恥じない振る舞いを心がけましょう。

ただし、テーブルマナーを意識しすぎると、緊張して食べ物や飲み物をこぼしてしまったり、会話が弾まなくなったりする場合もあります。

美味しいフランス料理を堪能するためにも、リラックスして食事を楽しみましょう。

まとめ

・フランス料理ではフォークとナイフ(カトラリー)、ナプキンの使い方にマナーがある

・グラスの持ち方や料理を食べる際のマナーもあるため、基本的なテーブルマナーを把握しておくことが大切

・最低限のマナーを理解しておき、リラックスして食事を楽しむのがおすすめ



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