/
フードコーディネーター・スパイス香辛料アドバイザーの笠原知子です。もうすぐお正月。何かと忙しい年末におせち料理の用意もするのは大変ですよね。 でも、お皿に盛り付けるワンプレートおせちなら、手軽に作れます。市販品を利用したりしながら、短時間でお正月料理の支度を調えましょう。
お正月料理にはかかせない海老は、腰のまがるまでの長寿を願う縁起物。
有頭えびを使ったうま煮は、時間もかからずに出来ますし、見た目も豪華になります。
有頭えび 4尾
日本酒 大さじ4
みりん 小さじ4
薄口醤油 小さじ1/2
塩 ひとつまみ
① えびは、洗って楊枝で背わたを取り、頭の先を切って整え、しっぽの先を斜めに切る。
② 鍋に日本酒、みりん、薄口醤油、砂糖を入れて煮立ててえびを入れ、えびが「つ」の形になるように箸で押さえて形を整える。裏返して中火で汁けが少なくなるまで煮たら、皿にとって冷ます。
煮しめに入れる鶏肉とごぼうは、ひと手間かけてお正月らしく八幡巻きにしてみました。ごぼう巻きのごぼうは、煮しめと一緒に煮て、ひと手間省きます。
にんじんはお正月らしくねじり梅にし、色よく仕上げるために別に煮ましたが、一緒に煮てもOKです。
鶏もも肉 1枚
ごぼう 1/2本
にんじん 7cm
こんにゃく 1枚
さやえんどう 4枚
干し椎茸 4枚
煮汁(分量はレシピ内を参照)
① 干し椎茸はさっと洗い、水につけて戻す(戻し汁も使うのでとっておく)。
② こんにゃくは、8mmくらいの厚さに切り、真ん中に切り込みを入れて縦に2cmくらいの切り目をいれ、切り込みに片方の端をくぐらせて手綱こんにゃくにして下茹でする。
③ ごぼうは、たわしなどでこすり洗いし、10cmくらいの長さに切り、太ければ縦に2~4等分に割って水にさらす。
④ 煮汁(だし汁200cc、椎茸の戻し汁100cc、醤油大さじ2、砂糖大さじ1、酒、みりん各大さじ1)に椎茸、こんにゃく、ごぼうを入れて10分煮たらごぼうを取り出し、椎茸とこんにゃくはさらに10分煮る(ごほうは鶏肉で巻いて使います)。
① にんじんは、8mmくらいの厚さの輪切りにして、梅の抜き型をつかって抜く。
花びらのくぼみの外側から中に向かって切り目を入れ、右側の花びらの真ん中から切り目に向かって斜めに包丁をいれて切る。
すべての花びらを切り、梅の形にする。
② 鍋に水と人参を入れて火にかけ、下ゆでしてざるにあける。煮汁(だし汁200cc、砂糖大さじ1、塩小さじ1/4)で数分煮る。
① さやえんどうは筋をとり、塩を加えたお湯で1~2分茹でてざるにあけ、流水をかけて冷ます。
① 鶏肉は真ん中から左右に包丁を入れて開く。
② 煮たごぼうを入れて巻き、タコ糸で縛る。
③ フライパンに油を少量入れ(分量外)、軽く焼き色がつくまで転がしながら加熱する。脂をペーパーなどでふき、煮汁(だし汁100cc、酒50cc、醤油・みりん各大さじ2、砂糖大さじ1)を入れて蓋をし、時々返しながら煮る。煮汁が少なくなってきたら蓋をとって火を強め、煮汁が全体に絡むように転がしながら煮る。
④ 冷めてからタコ糸をはずして切る。
大根と人参の紅白なますは、口直しにぴったり。酢の効果で日持ちもするので、多めに作っておくのもおすすめです。柚子の皮や果汁を入れると香りも楽しめます。
大根 300g
にんじん 30g
酢 50cc
砂糖 大さじ1と1/2
塩 小さじ1と1/6
柚子の皮 少々
① 大根は、長さ4cmに切って皮をむき、繊維に沿って薄切りにし、2mmくらいの千切りにし、小さじ1の塩をふってしんなりしたら水けをぎゅっと絞る。
にんじんも同じように、大根より少し細い幅になるように千切りにし、小さじ1/6の塩を振ってしんなりしたら水けをぎゅっと絞る。
② 柚子はよく洗って皮を薄くむき、千切りにする。酢と砂糖をよく混ぜ、柚子の皮を加えて混ぜ、大根とにんじんを和える。
かまぼこは、1cm幅に切る。赤い部分をむくように(白いところも少しつくように)2/3くらい残して切り、むいた赤い部分に切れ目を入れる。切った端を切れ目に通す。
市販品の伊達巻は1cmの厚さに切ります。黒豆も市販品ですが、ワインやブランデーなどを少し加えてみるとひと味変わって楽しめます。
盛り付ける時は、同系色のものが隣り合わないように配置し、汁けがでるものは、ちいさな器をつかって盛り付けます。器替わりにレンゲやぐい飲みなどをつかっても。また、柚子を器替わりにすれば、彩りにもなり、香りも楽しめます。
皿は、和食器だけでなく、洋食器やガラスの器などでも雰囲気が変わって楽しめます。
おせちを食べながら気分も新たに。平成最後のお正月。よいお年をお迎えください。
【あなたにおすすめの記事】
■michill(ミチル)の「アプリ」が遂に登場!便利な機能をご紹介♡
■銅のエッグパンで作るお手軽だし巻き玉子
■おせちにぴったり!圧力鍋で作る「黒糖しょうが黒豆」
■お正月以外にも!すし酢で簡単!冷蔵庫に常備したい紅白なます
■料理研究家に学ぶ♡お重がいらない!100円おせちの「映える」盛り付け集
この記事のライター
笠原知子
6900
IT企業で8年勤務した後、出産で退職。現在は、パソコンインストラクターとして仕事をしながら、Webと、企業様向けに、お酒と共に楽しむ料理を中心としたレシピを提供しています。
レシピの人気ランキング
新着
カテゴリ
公式アカウント