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外はサクサク、中はしっとりのアメリカンクッキーのレシピです。材料を全部混ぜて丸めて焼くだけで簡単にできるワンボールレシピです。今回は2種類のチョコレートを使って、カリカリとした食感と焼きたてにはチョコレートがとろりと溶け出す、見た目も味も絶品なアメリカンクッキーのレシピをご紹介します。
無塩バター(溶かし) 120g
グラニュー糖 100g
ブラウンシュガー 60g
バニラエクストラクト 小さじ1(4g)
全卵 1個
薄力粉 190g
塩 小さじ1/2(3g)
ベーキングパウダー 小さじ1/2(2g)
チョコレートチップ 150g(製菓用のチョコレートチップ+市販のチョコレートを砕いたものを半分づつ)
・バターを溶かし、冷ましておきます。 (バターは完全に液体になるまで溶かさずに、少しかたちが残るくらいまで溶かします。)
・天板にオーブンシートを敷いておきます。
・オーブンを使う10分前に175度に予熱しておきます。
① ボールに溶かしたバターとグラニュー糖、ブラウンシュガーを加えてホイッパーで混ぜ合わせます。
② 卵とバニラエクストラクトを加えて、ホイッパーで混ぜます。このとき、泡だてたり空気を含ませる必要はありません。すり混ぜる感じで、生地と全卵が混ぜ合わさればOKです。
③ ふるった薄力粉とベーキングパウダー、塩を混ぜ合わせ、ゴムベラでさっくりと混ぜ合わせます。
④ 粉気がなくなる手前でチョコレートチップを加えて混ぜます。
⑤ 生地をひとつ35gのボール状に丸めて、天板にひとつひとつを離して並べます。(焼いた後生地が広がります。) 35gで、約8cmの大きさのクッキーができます。
⑥ 砕いたチョコレートを上面に飾ります。(砕いたチョコレートを上面に飾ると、できあがったときにチョコレートが溶けておいしそうに見えます。製菓用のチョコチップは溶けないようにできているので、製菓用ではない方のチョコレートを砕いて飾るのがポイントです!)
⑦ 予熱した175度のオーブンで9〜11分焼きます。(焼き時間はオーブンによって異なります。クッキーの縁が少し膨らんで焼き色がつき、中央がまだ少し柔らかい感じが焼き上がりです)
溶かしバターを使っているのでバターを練ったり卵を泡だてだりする必要がなく、材料を混ぜていくだけでOK、ワンボールでできて生地を寝かす必要もない簡単なクッキーです。時間がない時のおやつに・大きく作って手土産に、大活躍間違いなしのレシピ、ぜひ作ってみてください!
製菓用のチョコチップは、熱を加えても簡単に溶けないように加工されています。その為クッキーなどの焼き菓子に入れても形が保たれ、焦げ付きません。
反対にそのまま食べることを前提として作られた市販のチョコレートは、口の中ですっと溶けるように、とても溶けやすい性質を持っています。その為焼き菓子などに入れると熱ですぐに溶け出して生地の中でマーブル状に広がります。生地と馴染む部分もあって面白い食感になりますが、高温で焼き過ぎると焦げ付くことがあります。
なので今回のアメリカンクッキーの場合は、チョコレートチップとして形も食感も残したいし、焼きたてのクッキーを割るとチョコレートが溶け出すのもおいしそう…ということで製菓用のチョコチップと刻んだチョコレート両方を半々くらい混ぜて使っています。特に天板に生地を並べてから(製菓用ではない)チョコレートをトッピングすると、焼きたてでチョコレートが溶け出しておいしそうに見えます。
この記事のライター
Chicca Food
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パティシエ、イタリアソムリエ協会認定ソムリエです。イタリア ローマ・フィレンツェ 、フランス ボルドーを経て現在パリ在住。フランスやイタリアのお菓子を中心に、チョコレートやフルーツを使ったお菓子や焼き菓子、お惣菜のレシピを紹介します。
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