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こんにちは、コスメ&メイクライターの古賀令奈です。暑くなるとメイク崩れに悩む方が多いのではないでしょうか。汗や皮脂でドロドロになったり、目周りが黒ずんだりする方は、ベースメイクの落とし穴にはまっている可能性があります。今回はメイク崩れを招くベースメイクの落とし穴をご紹介します。
夏場のスキンケアやメイクでは、ベタつきが気になるもの。しかし、皮脂や油分を減らそうとしてクリーム類を避けるのはおすすめしません。
スキンケアでは、乳液やクリームを使った手入れがマスト。肌をしっかりと保湿させることが何よりも大切です。
軽めのスキンケアで皮脂の量にお悩みの場合は、むしろ乾燥によって皮脂が過剰分泌している可能性があります。
乳液やクリームのベタつきが気になる場合は、夜だけでもいいのでしっかりと保湿重視のお手入れをしてください。
朝は軽いテクスチャの乳液などにするなど、朝晩で使い分けるとベタつきを抑えながら保湿できます。
メイクがドロドロと崩れる方は、ベースメイクがきちんと密着していない可能性が考えられます。
その原因として挙げられるのが、スキンケアの水分や油分がなじんでいない状態でメイクしているケースです。
化粧水や乳液などを塗った後すぐにベースメイクを始めると、水分や油分が過多な状態に化粧下地やファンデーションを重ねることになります。
不安定な土台にものを積み重ねると崩れやすくなるのと同じように、スキンケアがなじまず濡れたような状態だとベースメイクが密着せず崩れやすくなります。
スキンケア後はできれば10分以上、少なくとも5分はおいてからベースメイクをしましょう。
まだ水分や油分がなじんでいなければ、ティッシュで軽く抑えてからベースメイクをするとコンディションが整いやすくなります。
近年はノンパウダー仕上げを推奨したファンデーションが増えていますが、夏場の崩れを防ぎたい場合にはノンパウダー仕上げは現実的ではありません。
パウダーファンデーションであればフェイスパウダーを重ねる必要はありませんが、それ以外のファンデーションでは原則パウダーが必須といえます。
油分が多く残った状態で完了すると、汗や皮脂による崩れがひどくなりやすく、マスクやスマートフォンへの付着も激しくなります。
ノンパウダー推奨のファンデーションを使い、パウダーなしとありの両方でティッシュを同じ強さで当ててみたところ、付着具合が異なりました。
パウダーなしのほうは、ノンパウダー推奨なだけありべったりつくことはないものの、色がついていることは一目でわかります。
一方、パウダーありのほうはほぼティッシュについていません。
上記のテストではブラシでパウダーをサッと重ねた状態でしたが、落ち具合に差がみられました。
夏場のメイクではごく薄くでも構わないので、パウダーを仕上げに重ねることをおすすめします。
フェイスパウダーをしっかり塗ると、乾燥してシワが目立つことにお悩みの方も多いでしょう。
粉の重ねすぎによる乾燥はシワを目立たせますが、パウダーを塗らなければポイントメイクが密着せずパンダ目の原因になります。
大切なのは粉の量のバランスです。パフで塗ると粉がしっかりついてしまうため、ブラシで少しずつ調整しながら塗るとよいでしょう。
眉と目元に塗っておくと、どちらも汗や皮脂で取れにくくなります。ベースメイクは塗り重ねていく作業のため、さまざまなポイントに落とし穴が潜んでいます。
ドロドロ崩れやパンダ目を防ぎたい方は、今回ご紹介した方法をぜひ試してみてくださいね。
この記事のライター
コスメコンシェルジュ
古賀令奈
1818
企業のオウンドメディアでのライティングを経て、JCLA 日本化粧品検定協会 コスメコンシェルジュの資格を取得。コスメ・メイク記事を専門とし、主に「ELLE ONLINE」、「マイナビウーマン」「つやプラ」など女性向けウェブ媒体で執筆。化粧品会社・エステティックサロン・食品会社の公式サイト作成も手がける。執筆業のほか、美容ライター講師、自身が主催する実践型メイク相談室の運営など幅広く活動している。
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