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cover interview 真木よう子

助けを求める人からの110番通報を受ける警察の緊急指令室を舞台に、一刻を争うタイムリミットサスペンスが繰り広げられる、7月スタートの新ドラマ「ボイス 110緊急指令室」。日本テレビの連続ドラマ初出演となる真木よう子さんにドラマのみどころや役へのアプローチについて伺った。

Profile

1982年生まれ。千葉県出身。デビュー以降、映画、ドラマ、舞台等で活躍し、さまざまな役を演じる。2013年公開の映画『さよなら渓谷』で、数多くの映画賞を受賞。第37回日本アカデミー賞では、同作で最優秀主演女優賞、『そして父になる』で最優秀助演女優賞のダブル受賞を果たした。高い身体能力を生かしたアクションにも定評がある。

20代の頃は緊張から逃げることばかり考えていた。今は少し肩の力が抜けて、抱え込まなくなりました。

新ドラマ「ボイス 110緊急指令室」は、警察の緊急指令室を舞台に繰り広げられるタイムリミットサスペンス。通報から「3分で現場到着、5分で現場確認、10分で検挙」が彼らの使命であり、一つひとつの判断が被害者の生死を分けるという極限状態で事件を解決していく。真木さんは、緊急指令室の室長としてメンバーを率いる橘ひかりを演じる。

「ひかりは助けを求めている人が電話でつながった先にいるのに何もできなかったこと、そして大切な人を失ったという失意と悔しさからボイスプロファイルの専門家となり、独自の捜査チームを新設するという役どころです」

映画やドラマで度々警察官の役を演じてきた真木さん。キレのあるアクションとクールな演技で視聴者を魅了してきたが、今回はこれまでとは違う人物像にチャレンジする。

「今までは共演者の方が全員男性で、その人たちと同じくらいに強い女性の役が多かったです。でも今回は男らしさとか強さよりも、電話をかけてきた被害者をどうしたら安心させられるかを考えながら相手に寄り添い、勇気づけるのも使命のひとつ。ひかりは人の命を救いたいという正義感と優しさを持っていて、女性らしく真っ直ぐに戦おうとする人です。そこは明らかに今まで演じてきた警察官とは違うと思っています。

一方で、現場の警察官たちに指令を出すのも彼女の役割なので、そのスイッチの切り替えがしっかりできる人だということを意識して演じています。切り替えの上手さは、女性ならではなのかなと。自分の声が低いので、強い口調になりすぎないように気をつけています」

衣装/ジャケット 12,954円、パンツ 7,398円 (共にザラ/ザラ・ジャパン 03‐6415‐8061)、Tシャツ 12,000円 (ミントデザインズ 03‐6450‐5622)、イヤリング(スタイリスト私物)

ドラマのポイントは「声」を手がかりに事件を解決していくこと。ひかりは、常人では聞こえないような微かな音をヒントに解決の糸口を探し出す。

「ひかりは小さな音も聞き逃さない絶対聴感能力を持っていますが、私にはまったくありません(笑)。みんながうるさいと思うような環境の中でも普通に寝れちゃうし、全然気にならないんです。
子どもの頃から自分の声が低いのがコンプレックスで、若いときはもっと高くてかわいい声に憧れた時期もありました。例えば電話中、私は普通にしゃべっているのに「機嫌悪いの?」って聞かれることがあったりして、自分の声があまり好きになれなかった。でも、この世界に入ってこの声を生かせる役柄に出会えて変わりました。今はとても気に入っています」

また、唐沢寿明さんとの初共演も話題に。唐沢さん演じる敏腕刑事・樋口彰吾はひかりのチームに入ることを頑なに拒むが、ひかりの特殊能力を信じるきっかけとなる出来事が起こり、バディとして互いを認め合っていく。

「唐沢さんとの共演はとても楽しみでした。私のセリフは実際の現場でも使われている専門用語がたくさん出て来て、説明的な長いセリフも多いのですが、撮影に入る前の顔合わせのときに唐沢さんから「本当に大変だと思うけど、頑張ったら必ずいいことがあるから!」って励まされて。よし、やってやるぞ! って気持ちになりました。
最初に台本を読んだときは、この長いセリフが自分の口に馴染むようにやらなければ、リアリティが失われてしまうと思い、かなり焦りを覚えました」

真木さんは、ひかり役を「自分にとってとてもハードルが高い役」と語る。これまでもさまざまな難役をこなしてきたが、どのようにハードルを乗り越えてきたのだろう。

「昔は本当に逃げることしか考えてなかった。もう逃げたい! イヤだ! 女優になんかなるんじゃなかった! みたいな(笑)。元々緊張しやすいタイプで、特に子どもを産む前の20代前半あたりは毎回そう思っていました。でも、いつからか「なるようになる、大丈夫だろう」って思えるようになりました。決して「何もしなくても大丈夫だろう」という無責任な意味ではなく、心のどこかで、なんだかんだ言いながら私やるんだろうなって。経験を積んだおかげかもしれないけれど、多少は肩の力が抜けてラクに考えられるようになりましたし、無駄に緊張を抱え込まなくなりました。たとえうまく出来たとは言えない作品があったとしても、それも経験。成長したんですね、きっと」

1分1秒も見逃せない、新感覚のタイムリミットサスペンス。これまでの真木さんとは違う、新しい一面に出会える作品として期待が膨らむ。

「月並みな言葉だけど、ほんとに面白いんですよ! スピード感があって見始めたら止まらなくなるし、次の展開が気になって仕方がない。同じバックグラウンドを背負う彰吾とひかりが信頼し合い、バディになっていく過程も丁寧に描かれているので、ふたりの心の変化にも注目してほしいです。少しだけ私のアクションシーンもあるので、楽しみにしていてください」

『ボイス 110緊急指令室』

脚本/浜田秀哉
演出/大谷太郎、久保田充 他
出演/唐沢寿明、真木よう子 他
7月13日(土)スタート 毎週土曜 22:00〜(日本テレビ系)

PHOTO/Hirohiko Eguchi(LinX)
STYLING/Akiko Kizu
HAIR&MAKE/Miyuki Ishikawa
TEXT/Yukari Tanaka

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この記事の著者

Poco'ce

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