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つやつやに焼かれたアヒルの皮を、ネギやきゅうりなどと一緒に薄焼きの生地に包んで食べる北京ダック。パリッと焼かれた皮に、甘い味噌の味が相性よくておいしいですよね。中華料理の高級メニューの北京ダックですが、今回は、鶏肉で代用して家で手軽に楽しめるレシピをご紹介します。包んで食べるのも楽しいので、パーティメニューにもおすすめですよ!
鶏肉は、皮がカリッとするように、皮目からフライパンに入れて弱火で焼きます。焼きはじめは、皮の全体が焼けるようにフライ返しで押し、弱めの火加減で、皮がパリッとするまでじっくり焼いていきます。
ふたをするとカリッとしにくいので、ふたはせずに焼いてください。また、全体に均一に火が通るように、焼く前に、鶏肉は観音開きにして厚みを均一にしてから焼くのも大事なポイントです。
焼きあがったら、すぐに切らずに粗熱をとってから切り分けます。熱いうちに切ると肉汁がながれてしまうので注意してくださいね。また、皮がパリッとしているので、切るときは、皮を下にしてまな板にのせて切ると切りやすいです。
北京ダックを包む皮、薄餅(ポーピン)の代わりに、春巻きの皮を使えば手軽に楽しむことができます。
春巻きの皮は、4等分に切って使います。そのまま包んで食べられますが、ちょっと固いので、霧吹きなどで少ししめらせて、電子レンジで軽く加熱すると柔らかくなって食べやすくなります。(加熱したものは、くっつきやすいので注意)
週末など時間があるときは、手作りすれば本格的!小麦粉とお湯と塩で作れるので材料はとてもシンプル。しかも、手作りの皮は、もちもちと柔らかくておいしいですよ!
鶏もも肉 1枚
塩 小さじ1/4
サラダ油 大さじ1/2
A)はちみつ 小さじ2
A)醤油 小さじ2
B)甜面醤 大さじ3
B)はちみつ 小さじ2
きゅうり 1本
長ネギ 15cm
春巻きの皮 2~3枚
香菜(パクチー)適量
① 鶏もも肉は、焼き縮みを防ぐために皮の方にフォークなどで数か所刺す。厚みのある部分に包丁を入れて観音開きにし、塩を振ってしばらくおく。
② フライパンにサラダ油を入れて火にかけ、鶏肉の皮を下にして入れる。焼きはじめは、フライ返しで押して、皮の全体が焼けるようにし、弱めの火加減で、皮がパリッとするまでじっくり焼く。
③ 焼き色がついたら、出た油をキッチンペーパーなどでふき取り、裏面も焼く。火が通ったら返して、火を通し、Aを混ぜて加え、肉に絡めて取り出す。
④ 鶏肉の粗熱が取れたら、食べやすい大きさに切る。(あつあつのまま切ると肉汁が流れてしまうので、粗熱が取れたら切り分ける)
⑤ 長ねぎは、5cmの長さに切ってから外側の白い部分を千切りにし、水にさらしてから、水けをしっかりとる。きゅうりは千切りにする。Bを混ぜてたれを作り小皿に入れる。
⑥ 大皿に鶏肉、きゅうり、長ねぎ、お好みで香菜をもりつける。春巻きの皮は4等分して添える。(そのまま包んで食べられますが、少し湿らしてレンジ加熱すると柔らかく食べられます)
時間があるときは、皮も手作りしてみませんか?焼きたての皮はもちもちとしておいしいです。
強力粉と薄力粉を使いますが、なければ、薄力粉だけでもOK。熱湯で練るともっちりしますが、熱いので、やけどしないように注意してください。
強力粉 50g
薄力粉 50g
熱湯 40㏄
塩 少々
① ボウルに強力粉、薄力粉、塩を入れて混ぜ、熱湯を回し入れる。箸で混ぜて水分が全体にいきわたるように混ぜる。
② さわれるくらいになったら、ボウルの中でまとまるまで捏ねる。まとまってきたらまな板などに出してしっかりこね、丸めてラップをして15分以上寝かせる。
③ 生地を細長く伸ばして8等分し、手で押して平たくする。
④ 片面にごま油を塗って2枚を重ね合わせ、さらに麺棒で薄く延ばす。
⑤ テフロン加工フライパンを火にかけ、油は敷かず、両面を軽く焼く。焼きあがったら重なった2枚をはがし、乾燥しないようにラップをかける。(冷めたらラップをして軽くレンジ加熱すると柔らかくなります)
うまく丸くならない場合はキッチンバサミで切って整えればOK!焼きすぎると固くなってしまい、包みにくいだけでなく味も落ちるので、焼きすぎに注意してください。
鶏肉をつかった北京ダック風。手軽に楽しめる春巻きの皮でも、本格的に味わえる手作りの皮でも。
鶏肉を使ったおうち北京ダック、包んでパクリと、ぜひ楽しんでください!
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この記事のライター
笠原知子
6901
IT企業で8年勤務した後、出産で退職。現在は、パソコンインストラクターとして仕事をしながら、Webと、企業様向けに、お酒と共に楽しむ料理を中心としたレシピを提供しています。
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