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本場アメリカのアメリカンアップルパイ!バターの風味が食欲そそられる♪

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毎年9月に入ると、アメリカでは料理雑誌が一斉に“Fall Baking”「秋のベーキング」特集をくみます。アメリカで秋を象徴する食材で真っ先に思いつくのは、なんといってもパンプキンとスイートポテト、そしてリンゴ。今回は日本でも簡単に手に入る材料で作れる、アメリカの代表的なスイーツの1つ、アメリカンアップルパイのレシピをご紹介します。

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目次

このレシピを試すのにかかる時間

  • 全体で約3時間半

アメリカの秋の3大味覚アップル、パンプキン、サツマイモはアメリカンなパイに最適!

アメリカの秋の味覚に欠かせないパンプキンとスイートポテトにリンゴ。日本ではカボチャをパンプキンと英訳する人は多いでしょう。
実際には、パンプキンとカボチャは異なる野菜で、日本のカボチャはアメリカではそのままKabochaと呼ばれています。アメリカのパンプキンとスイートポテトは実の色が濃いオレンジ色で、味は日本のカボチャとサツマイモより甘くなく、淡泊な感じです。

私が住むニューヨーク州はアメリカ国内でも有数のリンゴの産地。アップルパイは秋の名物としてだけでなく、11月のサンクスギビングのデザートの1つとしても有名です。

アメリカの典型的なアメリカンアップルパイといえば

アップルパイというと、フィリングが甘い分、パイの生地がなんとなく味気なくて美味しくないことが多いのですが、今年ファーマーズマーケットで買ったアップルパイは生地にバターがたっぷり使用されていて、とても美味しかったです。このパイに限りなく近いものを再現するため、生地にバターと砂糖をふんだんに使ったパイを作ってみました。

日本ではパイの表面を編みこむラティスが一般的と思いますが、アメリカでは表面もパイでおおいかぶせるダブルクラストと呼ばれるタイプが多いです。今回は誰でも簡単にできるダブルクラストを紹介したいと思います。ぜひお試しください。

材料 8インチ(約直径20cm、深さ4cm)の丸型1個分

●パイ生地
薄力粉 250g
バター 70g
砂糖 80g
塩 ひとつまみ
卵 1個 (※1)

●フィリング
リンゴ 750gほど(大きめで5~6個)(※2)
バター 大さじ2(20gほど)
グラニュー糖 50g
ダークシュガー(なければ三温糖) 50g
シナモン 小さじ1/4
ナツメグ ひとつまみ

●つや出し用の卵 1個

(※1)このパイはクッキーのような食感を出すため冷水の代わりに卵を使用します。
(※2)リンゴは煮ると半分にかさが減るので、カットした後パイ型に入れてみて盛り上がるくらいの量が必要です。

下準備

① バターは1㎝角にカットして冷凍しておきます。

② 生地用の卵は溶いておきます。

作り方

① フードプロセッサーにパイ生地の材料のうち、バター以外を入れて混ぜます。冷やしておいたバターを均等に入れて、ガッガッと断続的にスイッチを入れて混ぜます。けしてガーッと連続して回さないでください。バターが米粒よりやや大きい位になったら止めます。

② 溶いておいた卵を回し入れ、①と同じように3、4回混ぜてボロボロした感じになったら止めて生地を取り出します。

③ まな板の上でまとめ、サランラップに包んで30分~1時間冷蔵庫で休ませてください。生地は練ったり捏ねたりせず、まるめるだけでOKです。

④ フィリングを作ります。リンゴは好きな形にカットして下さい。私は4等分してイチョウ切りにしています。

大きいボウルにカットしたリンゴ、砂糖、シナモン、ナツメグを入れ、茶こしで分量外の小麦粉を大さじ1ほど全体にまぶし、混ぜ合わせます。

⑤ 鍋にバターを入れて弱火で溶かし、④のリンゴを入れ中火で全体がしんなりするまで10分ほど煮込みます。大きなコランダーにリンゴを移し、煮汁は鍋に戻してキャラメル状に煮詰めます。オーブンの予熱は190度にセットします。

⑥ 生地を冷蔵庫から出して5分ほど常温におき、半分よりやや多い量をパイ皿の直径より2㎝ほど大きくのばして底に敷きます。この生地はバターが多いのでベタつき始めたら都度打ち粉をふって作業して下さい。

⑦ フィリングのリンゴをまず入れて中央をやや山盛りにし、煮詰めた汁を全体に回し入れます。

⑧ 素早く残りの生地を丸くのばし、フィリングの上にかぶせて、好みでふちを指で型どるか、フォークの先を押し付けて飾りをつけます。卵を割りよく溶いて、はけで表面に塗り、蒸気の逃げ口を作るため数箇所ナイフで小さな傷をつけてください。

⑨ オーブンで40分焼きます。途中で焼き色を見て焦げそうだったらアルミをかぶせてください。

アメリカではフルーツのパイに生クリームを添えたり、バニラアイスと一緒にいただいたりします。このパイはバターの量が多いので冷めても生地がしっとりして美味しいです。最初の1日は常温で、以降は冷蔵庫で5~6日保存します。



この記事のライター

Mischa

日本でOLのかたわら英会話教室を開き講師を3年勤めたのち、結婚を機にアメリカのニューヨーク州の北部に移住。90年代に数回訪れたイギリスで現地の料理に興味を持ち、帰国後、ヨーロッパの料理とパン教室に通う。その経験をもとにNY移住後アメリカを中心とした欧米の料理を紹介するブログを始める。アメリカ人の夫と3匹の猫の2二足3四足暮らし。

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