更新日:2020年1月16日 / 公開日:2020年1月16日
穴が開いて、見通しがいいことから縁起物として、おせちの煮しめにも使われるレンコン。穴の開いた形もかわいらしく、滋味深い味わいで、れんこん大好きという方は多いと思います。今回はそんなレンコンのレシピをご紹介します。
和洋中、ジャンルを問わず、幅広く使えるレンコンですが、切り方、加熱時間など、調理法によって食感が変わってきます。
おろして加熱すればもっちりした食感になりますし、繊維にそって縦に切れば食感が残り、横に切れば繊維を断ち切るので食べやすくなります。
薄く切って酢水にさらし、短時間加熱すればシャキシャキ感が楽しめますし、厚く切ったものをじっくり加熱すれば、ほくっとした食感になります。
作る料理によって、また好みによって、調理法を変えると、レンコンのいろいろな表情を楽しめますね。
今回は、食感と味わいの異なるレンコン料理を3つご紹介したいと思います。
レンコンは、すりおろしたものと、粗みじん切りにしたものを使います。すりおろしたレンコンはもちもちした食感で、粗みじん切りの方はシャキシャキした食感なので、ひとつの料理でレンコンの2つの食感を楽しめます。
粗く切ったエビも入れて、ぷりぷり食感とうまみもプラス。端は織り込まずに巻きっぱなしにし、少ない油で揚げ焼きにするので、手軽に作れます。
レンコン 100g
えび(バナメイエビなど) 5尾
たまねぎ(みじん切り) 大さじ1
春巻きの皮(ミニサイズ) 5枚
片栗粉 小さじ2
小麦粉 適量
塩 適量
① レンコンは3/4をすりおろし、残りは粗みじん切りにする。エビは背ワタをとって粗く切り、軽くたたく。
② おろしたレンコンは軽く水気を切ってボウルに入れ、粗みじんのレンコンとエビ、たまねぎ、片栗粉、塩を入れてよく混ぜる。
③ 春巻きの皮は半分に切って真ん中に細長くレンコンのたねを乗せて手前から巻き、巻き終わりを同量の水で溶いた小麦粉をつけてとめる。
④ 170度の油でカラリと揚げ、塩を振る。
エビはバナメイエビを使いました。春巻きの皮の端の方にはたねを入れずに、巻きっぱなしにしています。皮だけのところは、カリカリで、おろしたレンコンと刻んだレンコン、そしてエビ、いろいろな食感を楽しめる春巻です。
そのままでも、からし醤油などをつけても、スイートチリソースをつけてもおいしいですよ。
繊維にそって切る縦切りは、シャキシャキした食感が残り、食べ応え十分。かりっと揚げてから甘辛いたれを絡めれば、おつまみにもおかずにもぴったりです。
れんこん 200g
A)醤油 大さじ1
A)砂糖 大さじ1
A)みりん 小さじ2
A)はちみつ 小さじ1
A)酢 小さじ1/2
片栗粉 適量
炒りごま 適量
揚げ油 適量
① れんこんは、皮をむいて縦に切り、片栗粉を薄くつける。
② 170度の油でカリッと揚げる。
③ 小鍋にAを入れて火にかけて、湧いてきたら揚げたレンコンを入れ、火にかけながら絡め、炒りごまを振る。
レンコンと調味料だけで作るシンプルなレンコン料理です。厚めに輪切りにしたレンコンにじっくり火を通して、ほくっと、れんこんの甘みを引き出します。
オーブンではなく、手軽にできるフライパンを使いましたので、蓋をして焦がさないように時々返しながらじっくり火を通してください。
レンコン 250g
オリーブオイル 大さじ1
塩 小さじ1/4~
黒胡椒 適量
① レンコンはよく洗い、皮ごと1cmくらいの厚さに横に切り、軽く水にさらす。
② フライパンにオリーブオイルと、キッチンペーパーなどで水けをしっかりとったレンコンを入れて火にかける。オイルが全体に回ったら蓋をして、時々返しながら弱火で20~25分くらい加熱する。
③ 塩、黒胡椒を振って盛りつける。
レンコンから出る水分でじっくり蒸し焼きにしていきます。水分が足りなくて焦げそうなら、水や白ワインなどを少し入れてください。
塩胡椒だけでシンプルに食べても美味しいですが、クミンパウダー、パクチーもよく合います。肉や魚料理の付け合わせにも重宝しますよ。
レンコンは、おいしいだけでなく、ビタミンCが豊富なので、今の時期は風邪予防にも役立ちます。また、食物繊維が豊富なのもうれしいですよね。
今が旬のレンコン、いろいろな調理方法でたっぷり味わってくださいね!
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