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日増しに秋も深まってきました。今年のボジョレーの解禁日は11月16日!ワインを飲む機会も多いのではないでしょうか?今回はワインを片手に楽しめる、塩味のきいたカラフルなケークサレの作り方をご紹介します。
私の住む岐阜県は、柿の産地です。岐阜市の西隣にあたる瑞穂(みずほ)市が「富有柿の生まれた産地」。ここには富有柿の誕生した原木があり、指定天然記念物として石碑も建立されました。
この「富有柿」は柿の中でも一番多く生産され、また一番多くの人に食べられている有名な柿。実が大きくて甘く、種がほぼ無いので食べやすいところも嬉しいですね。時期的にお歳暮など、日ごろお世話になった方への贈答品にもよく選ばれています。11月上旬から12月上旬までの約1ヵ月が収穫時期です。ビタミンCが豊富で、ちょっと寒くなってきたこの時期に嬉しい風邪予防にも最適。
そんな旬の富有柿と、口の中でとろけるアボカドを使ったカラフルなケークサレの作り方をご紹介します。
① アボカドは皮をむき、1cm角ほどの大きさに切ってレモン汁をかけておく。
② 柿、ブロックベーコンもアボカドと同じくらいの大きさに切る。
③ 玉ネギはみじん切りにする。
④ その他の材料を計量する。
① フライパンで具材を炒める
フライパンにオリーブオイル(分量外)を入れて中火にかけ、玉ねぎとブロックベーコンを炒める。
玉ねぎがしんなりしてきたらアボカドと塩を追加してさっと混ぜながら炒め、容器にとりだして粗熱をとる。
② 生地を作る
大きめのボウルに薄力粉とベーキングパウダーを入れて混ぜあわせ、豆乳と卵液を加える。ヘラで切るように混ぜ、オリーブオイルを加えてさらに混ぜあわせる。
③ 生地に具材を混ぜる
粗熱がとれた玉ネギ、ブロックベーコン、アボカドを加えてひと混ぜしたのち、柿を加え、次に粉チーズとブラックペッパーを混ぜる。
④ オーブンで焼く
型紙を敷いたパウンド型に生地を流し込み、180℃に予熱したオーブンで40分焼く。
焼きあがったら型から取り出して網の上などで粗熱をとる。
今回のケークサレは、工程が多く大変に感じるかもしれません。こういう時、私は“大きな枠組み”で考えるようにしています。
例えば、下準備と工程①は事前に行える作業です。時間がある時にここまでをしておきます。工程②以降はひたすら材料を混ぜていってオーブンで焼くだけなので、いざやり始めればそんなに時間のかかるものではありません。
一度始めたら最後まで!完成まで!と思ってしまうと、なかなか大変そうという気持ちが強くなって、腰が上がらないこともありますね。でも、途中で別の用事をすませたり、時間を上手に組み合わせて作ることも出来ますよ。
そのための作り方ポイントです。
・アボカドは切ってから時間がたつと色が変わってしまう為、レモン汁をかけておきます。
・薄力粉は泡だて器などでぐるぐる混ぜるとグルテンが出て粘り気が強くなってしまう為、ヘラで切るようにさっくりと。今回の混ぜ合わせ作業はすべてヘラで行います。薄力粉を混ぜ始めたらオーブンで焼くまでは頑張りましょう。
・工程②を始めるタイミングでオーブンを予熱し始めると良いでしょう。
焼きあがったあとは粗熱をとりながら、端っこを切り取って味見をしましょう!この端っこがまたカリッとして美味しいんですよね。これは作り手の特権かしら?
ケークサレはフランスの家庭料理のひとつ。ケークはケーキ、サレはソルト。つまり、塩味のケーキです。温かい状態でも、常温や冷蔵庫で冷やした状態でも美味しく食べられます。
中に入れる具材はお好みでかまいませんが、赤パプリカなど彩りの綺麗なものを使用するとカットするときも食べるときも楽しみが増えますよ。
ワインを片手に、このケークサレを。家族やお友達とワイワイ楽しく食卓を囲んで、秋の夜長も素敵な時間を過ごしたいですね。
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この記事のライター
ひなちゅん
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夫とふたり暮らし。キッチンガーデンを楽しみながら丁寧な暮らしを目指しています。食べてくれる人の笑顔を思い浮かべながらのんびりとお料理をすることが好き。お料理初心者でも気軽に作れる工程写真付きの家庭料理・アイデア料理・スイーツやパンなどのレシピをお届けします。企業様、食品メーカー様のレシピ考案およびライターとして活動中。
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