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これからの庭の主役は色とりどりのパンジーやビオラです。園芸店にたくさんのパンジーやビオラが並ぶこの季節に、ちょっとだけ贅沢して、お気に入りの一鉢を春までたっぷりと楽しんじゃいましょう。
【パンジー、ビオラの育て方】
●置き場所
パンジー、ビオラは日当たりが大好きです。
できるだけ日当たりの良い場所を選んで置いてあげましょう。
●水やり
土が乾いたらたっぷりとやりましょう。
でも、水のやり過ぎは病気や成長不足の原因になりますので気をつけて。
●肥料
長い間咲き続けるので肥料は欠かせません。
市販の土にはあらかじめ肥料が入っている場合も多いですが、液肥などで追肥してやるとさらに花付きがよくなります。
●病害虫
一番出やすいでやすいのがアブラムシです。
特に春先に気温が上がり始めると新芽につきウイルス病の原因にもなり、生育の妨げになりますので、株元に市販のアブラムシ用の粒状の殺虫剤をまくと良いでしょう。
●お手入れのポイント
半年近く絶え間なくたくさんの花を咲かせ続けるためにいちばん大事なのは花がらつみです。
花が咲いた後、放置しておくと種をつけはじめて、栄養分をすべて種にとられてしまう事になります。株を成長させ美しい花を咲かせるためには、花がらつみは必須のお手入れです。
葉っぱが茶色く変色してきたりしたら、むれている可能性もあります。風通しにも注意をはらってあげましょう。
●ところでパンジーとビオラの違いって?
パンジーもビオラもお花の形はほぼ同じ。ではどうやってパンジーとビオラを見分けるのでしょうか?
一般的にはお花の直径が4センチ以上のものをパンジー、
4センチ以下のものをビオラと呼んでいます。
最近はパンジーでも小ぶりのものがあったりビオラでも中輪のものがあったりと、やや曖昧になってきています。
【パンジー、ビオラの楽しみ方いろいろ】
まずは寄植え
主役にも脇役にもなれるパンジー、ビオラの使い方は無限です。
ニュアンスカラーのビオラと銅葉やシルバー葉で寄植えにすると花色が引き立ちます。
パンジーやビオラだけを植えるのもボリュームが出て良いでしょう。
豪華なハンギングバスケットに
フリズルシズルという品種を使った豪華なハンギングバスケット
他の植物を入れないでパンジーだけで作ると乾燥具合なども同じで管理がとても楽です。
しっかり花がらつみをして、伸びた箇所は切り戻してあげると、長く楽しめます。
切り花として飾りましょう
花がたくさん咲くようになったら、どんどんカットして切り花として使いましょう。
これは小さなプリンの空き瓶に水を入れて花をそっと浮かべたもの。
花がらを切りながら、ひとつふたつお気に入りの花を選ぶのも楽しいです。
フリルたっぷりの豪華なビオラはアンティークとの相性ともぴったり。
かすかな甘い香りもお部屋のインテリアとしてお薦めです。
直径2センチにも満たないちっちゃなビオラの存在感は男前で無骨なアンティークにも負けません。
殺風景なガーデンに、こんな可愛くほっこりする場面があると、庭仕事も楽しくなりますよ。
育種ビオラのおすすめ
パンジードラキュラ
横浜セレクション
エボルべ
そして今一番熱いのが育種家さん達が手がけるパンジーやビオラです。
ここ数年ブームを巻き起こしているオリジナルなビオラは定番のビオラとは違い、ひとつとして同じものがありません。
長い年月をかけて生み出されたオンリーワンで芸術品のような育種ビオラはワンコインでも買えるお値段です。
花色や形、フリルなど、たくさんの中から好みの一鉢を選ぶ時からワクワクが始まります。
まず、ひと鉢から始めて見ませんか?
この記事のライター
Nora景子
220
千葉県在住。アマチュアガーデナーユニット「Nora」として活躍中、全国のガーデンを飛び回る日々です。毎年春のオープンガーデンを中心にリースや寄植えなどのワークショップや商業施設のディスプレイなどを手がけ、園芸誌の編集などにも携わり、趣味の園芸、ガーデン&ガーデン、BISESなどに掲載、Garden Diaryで連載中。
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