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イベント目白押しの年末年始。心もお腹も満たされすぎて、気付けばちょっとボディラインやフェイスラインがふっくらしたかも…という方は少なくないのでは?そこで今回は、ヘルシーダイエットをサポートしてくれるオススメの栄養と簡単レシピを、インナービューティー料理研究家の筆者がご紹介します。
おいしいものが目の前にあると、つい食べ過ぎてしまうこの時期は、余分な脂肪や糖分を溜め込まない「巡りの良いカラダ作り」を意識することが大切です。そこで欠かせないのが、代謝をサポートする栄養素。オススメは「ビタミンB1」と「ビタミンB2」。これらを含む食材を積極的に取り入れることで代謝アップを狙いましょう。
ビタミンB1は主に糖質の代謝に関わるビタミン。不足すると、体脂肪がたまりやすくなってしまいます。また、疲労物質「乳酸」も代謝しきれず、疲れが溜まりやすい身体になってしまいます。ビタミンB1は主にゆで大豆・豚肉・玄米ごはん・ぬか漬けなどに多く含まれています。
ビタミンB2は、糖質・脂質・たんぱく質の代謝をサポートする、エネルギー代謝全体に欠かせないビタミン。特に脂肪の代謝に深く関わっており、ダイエットの強い味方です。
またたんぱく質の合成にも関わっているので、強くて美しいお肌や髪を作るためにも欠かせません。不足するとニキビなどの肌荒れの原因にも。ビタミンB2は主に、レバー類・うなぎのかば焼き・ブリ・牛乳・ヨーグルト・納豆・卵などに多く含まれています。
上記でご紹介したようにビタミンB1やビタミンB2は、脂肪を溜め込まないカラダ作りや美肌作りに欠かせない栄養素。毎日の食事に習慣的に取り入れたいもの。
今が旬のブリ(塩焼きなら料理が苦手な人でも簡単!)や、手軽に取り入れられる納豆や卵、朝ごはんにピッタリな牛乳やヨーグルトは、すぐにでも取り入れたい食材。
自炊はもちろん、外食の際には牛肉よりも豚肉を使った料理をチョイスするといいですね。レバー類は自分で調理するのが億劫なら、市販のレバーペーストを買って、パンやスティック野菜に添えていただくと手軽においしくいただけます。
食べ物で身体に必要な栄養素を摂り込むことに加え、運動などの生活習慣に気を配ることもヘルシーダイエットにはもちろん大切。
朝起きてすぐ&寝る前に5~10分間だけストレッチやヨガをするだけでもOK。身体が伸びて血流が良くなることで、体温が上がり巡りが良くなります。巡りが良くなる=身体の隅々まで栄養が行き届きやすくなる、ということ。食事と軽い運動はセットで習慣にしましょう。
身体を芯から温めるため、寒い冬は特に毎日湯船に浸かることも欠かせません。
それでは簡単に作れるおすすめレシピをご紹介しましょう。
・ごま油 小さじ1弱
・豚肉こま切れ 150g
・かぶの葉 2把
・酒 大さじ1
・出汁 大さじ2
・濃口しょうゆ 大さじ1
・本みりん 大さじ1
・はちみつ 小さじ1
・塩 少々
① 豚肉に塩をまぶしてしばらく置く。出てきた水分をキッチンペーパーで拭き取る。
② かぶの葉はよく洗いみじん切りにする。フライパンにごま油をひき中火で豚肉を炒める。
③ 肉の色が変わってきたら酒、出汁を入れる。次にしょうゆ、みりん、ハチミツを加え混ぜ炒める。
④ かぶの葉を加え、汁気がなくなるまで炒める。
ビタミンB群豊富な豚肉に、カルシウムやカロテン豊富な旬のかぶの葉を合わせました。隠し味のハチミツでやさしい味わいに。冷蔵庫で2~3日保存可能な常備菜は、ごはんによく合います。冷めてもおいしいのでお弁当にもピッタリ。是非お試しください。
参考文献
・「あたらしい栄養学」(高橋書店)吉田企世子・松田早苗/監修
・「栄養素の通になる」(女子栄養大学出版部) 上西一弘/著
・「からだにおいしい野菜の便利帳」(高橋書店) 板木利隆/監修
・「旬の野菜の栄養辞典」(X-Knowledge) 吉田企世子/監修
・「美肌美人栄養学」(X-Knowledge) 蒲生桂子/監修
この記事のライター
國塩亜矢子
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インナービューティー料理研究家・フードコーディネーター。「楽しく正しく食べてカラダの中からキレイに、健康に!」をモットーに、「インナービューティー」を軸とした料理教室、コラム執筆・レシピ開発等を通じ、女性のライフステージごとに関わる「食×美」の大切さを幅広く発信中。二児の母。【所有資格】女子栄養大学認定食生活指導士1級、ベジフルビューティーアドバイザー、調味料ジュニアマイスターなど。
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