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まとめて作って、冷蔵庫でストック。牛乳で伸ばして、簡単にシチューができる固形シチュー・ルウの作り方をご紹介します。ホワイトチシューはもちろん、とろみや具材を変えて、グラタンやドリアのソースにも使えます。
バターで小麦粉を炒めたもので、フランス料理に欠かせないソースのひとつです。とろみを付ける役目で、小麦粉の炒め具合によって、ホワイト・ルウ、ブロンド・ルウ、ブラウン・ルウに分けられ、ホワイトソースやベシャメルソースはホワイト・ルウを素に作られます。
ホワイト・ルウを基本に、ご家庭で簡単に使えるよう、下味を付けた作り方をご紹介します。
・有塩バター 100g
・小麦粉 100g
・顆粒ブイヨン 15g
・ナツメグパウダー少し(お好みで加えます)
・ホワイトペッパー少し(お好みで加えます)
① フライパンまたは小鍋にバターを入れ、火を点けたら中弱火で溶かしていく。
② バターが溶け、大きな泡から小さな泡へと変わってきたら、弱火にして残りの材料を全て加える。
③ 絶えずヘラで練り合わせるように3~4分ほど混ぜる。
④ 型または耐熱容器にオーブンシートを敷き、その上に3を入れ、均等な厚さになるよう平らにする。
⑤ 粗熱を取り、冷蔵庫で15分ほど冷やし、固まったら12等分に切り分けて出来上がり。
ポイントは、バターの水分を飛ばすことと、小麦粉とバターが混ざってからも、十分に加熱することです。こうすることで、チシューに使うときに、ダマができにくく、粉っぽさが無くなります。焦げないよう注意して下さいね。型は、バットや浅めの保存容器、箱のフタなどを利用して下さい。写真では、内径:縦10.4cm×横18.4cmのミニトレーを使用しています。製菓用や製氷用のシリコン型などを使うと、可愛い形のシチュー・ルウが出来ます。
・鶏肉 1/2枚(モモ肉またはむね肉どちらでも可。2~3cmの大きさに切る)
・ブロッコリー 150~160g(小房に分け、更に半分または4等分に切る)
・玉ねぎ 1/2個(1~2cm角切りにする)
・シチュー・ルウ 2かけ
・水 250ml
・牛乳 250ml
・塩小さじ 1/4~適量
・ブラックペッパー 適量
・オリーブオイル 大さじ1
① 熱したフライパンまたは鍋にオリーブオイルをひき、玉ねぎを入れて中火で炒め、半透明になってきたら、鶏肉を加え白っぽくなるまで炒める。ブロッコリーも加え、一緒に炒める。
② 弱火にし、水とシチュー・ルウを加えたら、混ぜながらルウを溶かす。
③ 中火に戻して牛乳を入れ、とろみが付くまで加熱し、塩とブラックペッパーで味付けをして出来上がり。
・キャベツ 1~2枚(2~3cmの大きさに切る)
・ソーセージ 3~4本(60g、斜め切りにする)
・玉ねぎ 1/4個(粗みじん切りにする)
・にんにく 1/2かけ(みじん切りにする)
・シチュー・ルウ 2かけ
・カレー粉 小さじ2
・水 150ml
・牛乳 150ml
・塩コショウ 適量
・オリーブオイル 適量
・粉チーズ 適量
・ご飯 2膳分
① フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れ、火を点けたら香りが出るまで中火で炒める。
② 玉ねぎ、キャベツ、ソーセージ、カレー粉を順に加え、火が通るまで炒めたら、弱火にして水とシチュー・ルウを加えて溶かす。
③ 牛乳を加え、とろみが付いたら塩コショウで味を付け、耐熱容器に盛ったご飯の上にかける。
④ 粉チーズを振りかけ、トースターでこんがりするまで焼く。
⑤ お好みでパセリ(分量外)を散らして出来上がり。
・ホールトマト缶 1/2個
・スライスベーコン 2~3枚(短冊切りにする)
・玉ねぎ 1/4個(みじん切りにする)
・にんにく 1/2かけ(みじん切りにする)
・チシュー・ルウ 1かけ
・生クリーム 100ml
・砂糖 小さじ1
・塩コショウ 適量
・スパゲッティ 150~160g(茹でておく)
① フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れ、火を点ける。
② 香りが出たら玉ねぎとベーコンを入れて炒め、火が通ったらホールトマトと砂糖を加え、蓋をして3~4分中火で煮る。
③ 火を止め、シチュー・ルウを溶かしたら生クリームを加え、再び火を点けてとろみが付くまで加熱し、塩コショウで味を付ける。
④ スパゲッティを入れ、ソースを絡めたら皿に盛り、お好みでパセリ(分量外)を散らして出来上がり。
シチュー、スープ、ソースなどによって、シチュー・ルウの量や水分を調節して、お好みのとろみにして下さい。冷蔵庫で3週間、冷凍庫で1か月半ほど保存できるので、色々なアレンジで手作りシチュー・ルウを使ったレシピを楽しんでくださいね!
この記事のライター
ナチュラルフード・コーディネーター
茂木奈央美
8050
海外生活を経て、インドアグリーンスタイリストに。現在は、「日常と非日常を楽しむ食事」をテーマにナチュラルフード・コーディネーター、環境アレルギーアドバイザーとしてレシピ作成、カフェメニューのプロデュース、スタイリング、セミナー等を中心に活動中。自身が撮る写真が評価され、ニューヨークやロンドンで展示の経歴あり。料理を通して、毎日の生活シーンを心豊かに暮らせるヒントとレシピをお届けします。
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