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陣痛促進剤を利用した37歳初めての出産

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37歳で初めての出産。妊娠中は特に問題なく過ごせましたが、頭でっかちになりネットでいろいろ調べては不安になる日々でした。特に出産時の痛みに対しての恐怖が強く、そのせいで予定日を過ぎても赤ちゃんが出てこないのかと心配したり…。でも実際は取り越し苦労なことがたくさんありました。 


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目次

37歳で初めて出産

私は37歳で初めての出産を経験しました。35歳過ぎての初産ということでいろいろと心配はありましたが妊娠中特に問題なく過ごすことができました。それはありがたかったのですが…。

私は「出産時の痛み」に対しての恐怖が非常に強く、ネットでいろいろ検索しては不安にかられていました。出産経験のある妹に元気づけられても(私を安心させようとしているんじゃ?)と勘ぐってしまったり…。

巷ではよく鼻の穴からスイカが出てくるような感じ、と言われているので真剣に想像してみたけれど、鼻の穴からスイカを出したことがある訳じゃないのでやっぱり分からないのです。

初めての出産、予定日を一週間過ぎてしまった

そんな風に怖気づいていたせいか出産予定日を一週間過ぎても全く産気づく気配がなく、母にその辺歩き回ってこい!と言われて近所をグルグル回ってついでに神社にお参りしてみても一向に陣痛が来ないので、結局入院して陣痛促進剤を使って出産しましょうということになりました。

陣痛促進剤の錠剤を服用し、しばらく経つと鈍い痛みがやってきました。出産の痛みは相変わらず怖いけれどもう予定日を過ぎてしまって羊水の状態も心配されていたので、よかった…!と思い、夫と共に陣痛室に入りました。

初めての出産、陣痛室でリラックス

そこはリラックス効果のありそうな音楽が流れていて畳で横になれるスペースがあり、陣痛を逃すのに使う為の大きなクッションがいくつも置かれていてとても居心地が良さそうな部屋でした。

クッションをひとつ抱えてみたら、アロマオイルが染みこませてあるのかとてもいい香りがして私は夫に「すごく気が利いてるね~これ!」なんて言って喜んでいました。しかしだんだん痛みが強くなるにつれ余裕がなくなっていき…。

でも、陣痛の痛みは「鈍いまま」強くなっていく感じで、刺すような痛みではありませんでした。それが分かると恐怖が薄れてきてちょっと安心したせいか、私はイライラし始めたのです。

痛みに対してもイラつき、横でビデオの操作に手こずっている夫にイラつき、しまいには最初喜んでいた香り付きのクッションにまで八つ当たりして壁に投げ飛ばしてしまいました。この鈍いけど強い痛み…怖くはないけど腹立たしいというか、なるべく早く終わりが来て欲しいと願うばかりでした。

分娩室へ。思っていたのと違う!初めての出産は驚きの連続

そうこうするうちに子宮口も開いてきて分娩室に移動しました。そこから先はよくドラマで見る出産シーンのような状況になるわけですが、私が一番恐れていたのは実はその時の痛みだったのです(女優さんがよく迫真の演技で叫んだりしていますよね)。

でも実際は拍子抜けするようなものでした。出てこようとする赤ちゃんといきむタイミングの指示とのせめぎ合いで頭がいっぱいで、練習していた呼吸法なんて全然できずに赤ちゃんが自分のタイミングで飛び出していったような感じでした。

産まれた瞬間何かが破裂したような感覚がありましたが興奮しているせいか痛みはほとんど感じませんでした。会陰切開もその後の縫合も、出産前にクヨクヨ想像していたのと全然違ってちょっとチクッとしたかしないか考える間もなく終わってしまいました。

初めての出産は歓びもひとしお!ちっちゃくてあったかい

その後きれいにしてもらった赤ちゃんが私の胸元に運ばれてきました。毛糸の帽子をかぶせてもらってちょこんと胸の上に乗った赤ちゃん。

ちっちゃくてあったかくて、もう汗も涙も何もかも吹き飛んでしまうくらい幸せな気持ちになりました。この子がさっきまでお腹の中にいたのかと思うと本当に不思議な気持ちになりました。

その後退院するまでの間、若いお母さんたちの中に混じって授乳やオムツ替えなど必死で頑張りました。自分では落ち着いてやっているつもりでしたが妹に「ちょっと慌てすぎ。体によくないよ。」と注意される程バタバタしていたみたいです。

今振り返ってみると妹の指摘ももっともだな、と恥ずかしくなりますが、とても濃い、幸せな時間だったと思っています。

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この記事のライター

中島めめ

アラフィフの主婦です。夫と小学生の娘二人と暮らしています。ライブドアブログにて「たくあんムスメたち。」という4コマ漫画ブログを描いております。インドア派で、できるものならずっと家に引きこもってゴソゴソやっていたいな~と思いつつ、子供たちがいるとそうもいかない日々を送っております。

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