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美容ライターの古賀令奈です。家事や身支度、仕事の準備で忙しい朝は、化粧水を塗る時間すら惜しい日もあるもの。しかし、適当にメイクを済ませると、納得のいかない仕上がりになったり、すぐに崩れてしまったりすることが。そこで今回は、大人の女性が気をつけたい時短NGメイクと、その改善方法についてお伝えします。
「マスクにファンデがつくから塗りたくない」「どうせ隠れるし、日焼け止めだけでいいや」筆者の周りでは、そんな言葉が少なくありません。
たしかに肌の大半はマスクで覆われるものの、露出されている部分だけでも肌の印象は十分に感じられます。露出部分の肌色を整えておくと、見た目の印象がグンとアップしますよ。
ファンデーションを避けたい方におすすめなのが、ピンクのコントロールカラー。日焼け止めの後にサッと塗れば、色ムラを落ち着かせながら血色感を演出できます。
目周りのみに仕込んでもOKですし、全体に塗ってもファンデーションほどマスクへの付着が気になりません。
BBクリームやクッションファンデーションは、手早く塗れる時短メイクの味方。その一方で、塗り方が雑になるとヨレやくずれが気になりやすい点は否めません。
ベースメイクは丁寧に行うのがベスト。仕上がりもメイクもちもアップします。
急いでいるときこそ、できるだけ時間をかけてみてください。肌がきれいに整っていると、それだけで美しい印象が叶います。
NGはBBクリームのみでメイクしてマスクをつけ、2〜3時間経った状態、OKは化粧下地、リキッドファンデーション、フェイスパウダーで丁寧にメイクしてマスクをつけ、2〜3時間経った状態です。
同じ人間でも、肌の印象がまったく違うことがお分かりいただけるのではないでしょうか。
ムラなく薄づきに仕上げたり、フェイスパウダーで油分をおさえておいたりすると、メイク直しにも困らなくなります。ベースメイクは丁寧に行ったほうが、総合的に手間がかからないでしょう。
ブラウンアイシャドウは手早く彫りの深い目もとを演出できて便利ですが、実は大人の女性にとっては注意したいカラーのひとつ。
まぶたのくぼみやくすみなどが目立ちやすい方は、ブラウンを重ねることで暗く疲れた印象になりやすいため、色選びが難しいといえます。
手早くアイメイクを済ませたいときは、明るいカラーでくすみを飛ばすことを優先してみてはいかがでしょうか。
万能なのが、淡いパールオレンジ。上まぶたのくすみを飛ばしたり、くぼみをふっくら見せたりして、目周りの悩みをサポートしてくれます。
目の下にはパールベージュを。涙袋をぷっくりと見せて明るい印象をキープしながら目もとの存在感を高めてくれるでしょう。
物足りないときは目尻に少しだけブラウンやテラコッタ系のアイライナーを入れると、手早く目力が強まりますよ。
時短メイクを成功させるカギは、丁寧に行うこと。いくら手早くても雑に塗ると、くずれや仕上がりに影響が及びます。
塗るものや作業を減らしながらも、一つひとつを丁寧にメイクしてみると、きっと満足いく仕上がりが叶うでしょう。
この記事のライター
コスメコンシェルジュ
古賀令奈
1818
企業のオウンドメディアでのライティングを経て、JCLA 日本化粧品検定協会 コスメコンシェルジュの資格を取得。コスメ・メイク記事を専門とし、主に「ELLE ONLINE」、「マイナビウーマン」「つやプラ」など女性向けウェブ媒体で執筆。化粧品会社・エステティックサロン・食品会社の公式サイト作成も手がける。執筆業のほか、美容ライター講師、自身が主催する実践型メイク相談室の運営など幅広く活動している。
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