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ヘアメイクの森田玲子です。肌の芯まで水分が行き届いた内側から滲み出るツヤ肌は、なんとも健康的。シミやシワがあっても、みずみずしさが宿るだけで若々しく見えます。けれど、ツヤが欲しいからとやみくもにハイライトを入れると、ツヤではなく脂っぽくなり、不潔に見えてしまうんです。今回は、そんなツヤ肌間違いを防ぐべく、褒められツヤ肌を作るメイクの方法をご紹介していきます。
ツヤ肌の決め手はスキンケアと言ってもいいほど、丁寧な保湿は大切です。シートパックやコットンパックなどで、たっぷりと水分を与えましょう。かなり乾燥している場合は、オイル美容液やクリームで油分も与えてあげます。
すると、ファンデーションの伸びが良くなります。かといって油分が多すぎるケアは、メイク崩れのもとに。テカリやすい人はスポンジでスキンケアの油分をなじませてから、ベースメイクをスタートしましょう。
ツヤのあるファンデーションを選ぶことはもちろん大事ですが、内側かツヤをにじみ出すには、下地選びが肝心。乳液や美容液のように伸び広がる、みずみずしい質感のものがおすすめです。頬の高い所から、全顔にの広げましょう。
コンシーラーを先に塗ります。肌悩みをカバーしてから、必要な分だけ薄膜にファンデーションをのせたいからです。ツヤ肌にさせるために、ここでもクリーミーなものを選びましょう。
ただし、あまりに柔らかなコンシーラーはカバー力が低いことが多いです。ファンデーションの量を減らすためにも、ほどほどのカバー力はマスト。
ファンデーションを薄く塗ります。顔の中心に塗ることで、肌のツヤがでます。コンシーラーである程度カバーされているので、ファンデーションは薄くでOK。
画像左から
POLA B.A /B.A セラムクッションファンデーション
スキンケア効果の高いつるんとしたみずみずしい肌を生むクッションファンデーション。乳液を塗っているかのような軽い付け心地。ほどよくカバーもしてくれます。
ナリス/アトデリエ モイスチャー UVクリーム
敏感肌の人向けのノンケミカル日焼け止めクリーム。保湿力が高い分、化粧下地として使うと長時間乾燥知らず。しっかりベースメイクはしたいけど、日中乾燥しがちな人におすすめ。
パウダーは崩れやすい鼻周りや額、毛穴の気になる頬に。パフで付けるとたっぷりついてしまうので、大きなブラシでふわっとヴェールをのせるように軽くON。
ファンデーションや下地で生んだツヤをかき消してしまわないように、パウダーもツヤっと輝くものをセレクトします。
今回のメイクでは、ハイライトをのせる前からツヤっぽさが出ていると思います。この上にハイライトを大量にのせると、自然光でかなり不自然に見えてしまいます。
ハイライトは、目頭から黒目下の三角ゾーンと、鼻筋に。鼻筋は長く入れず、スッとブラシを横に滑らせるくらいに留めます。
奥行きを出すために、シェーディングを入れましょう。顎下から耳の裏に大きなブラシで影をつけます。奥行きがでると、一番高い位置のハイライトが生きて、効果がより鮮明に。
キャンメイク ハイライター N01 シルキーベージュ
クリーム状のハイライトのように肌への密着感がすごい。ギラギラしすぎず、ナチュラルなのにちゃんとツヤ感が持続してくれます。
額の生え際あたり、こめかみ、もみ上げ。毛の近くがピカピカとしていると、テカリを通り越してベタっとして見えてしまうことも。
よく鼻を高く見せたいからと、小鼻のてっぺんに丸くハイライトを入れている人を目にします。実は、人から見た角度では、思った以上にテカっていることが!鼻先のハイライトは、ピカピカ光るものよりも、フレッシュな水っぽいものを選ぶと◎
今回は、褒められ肌を作るためのポイントをご紹介しました。
ツヤ肌を作る=ハイライトが必須!というイメージが強いですが、スキンケアや下地などの一番下に仕込むものでも、仕上がりは変わってきます。各アイテムの選び方や塗り方を工夫すると、マットに見えがちな肌質の人も自然なツヤが生まれますよ。
この記事のライター
森田玲子
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美容ライター・ヘアメイク 各媒体にて美容記事の執筆をしながら、現場にでて技術者としても活動の幅を広げる。パーソナルカラー理論に基づく似合わせメイクや、自身のコスメ知識を活かしたライティングを得意とし、幅広い年齢層へのメイクアップを提案。
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