
/
こんにちは、コスメ&メイクライターの古賀令奈です。「メイクにこだわっているつもりでも、なんだか野暮ったく老けて見える」とお悩みではありませんか?垢抜け感を出すには、トレンドを意識しつつ今の自分に合ったメイク方法を柔軟に取り入れることが大切です。今回は、老け顔メイクを大人の垢抜けメイクにする方法をご紹介します。
近年のマットリップといえば、ふんわりと軽やかなスフレ質感が人気です。今季は流行に少し変化がみられ、マットよりもほんのりツヤや湿度を帯びたベルベットタイプが注目を集めています。
ベルベットタイプならスフレタイプよりも乾燥しにくいため、大人の唇にも使いやすいでしょう。縦じわも比較的目立ちにくく、より使いやすいといえます。筆者もスフレタイプからベルベットタイプにチェンジ。唇がほんのり輝き、フレッシュな印象の口元になりました。
使用したリップは、KANEBO「ルージュスターブリーズ」B102 Blissful Breath(税込4,620円)。
湿度感のあるやわらかなマットリップで、うるおいを感じさせる絶妙な質感が特長です。B102は上品ながらも存在感のあるレッドピンクで、幸福感のある口元に彩ります。
年齢を重ねると、アイメイクに力を入れば入れるほど老けた印象になりやすいもの。とくに締め色を目の下に使うようなダークカラーの主張が強いメイクは、老け顔メイクに陥る原因といえます。
アイメイクはピンクやオレンジなどの肌なじみのいいカラーを取り入れつつ、色は控えめにして輝きで存在感を高めるメイクがおすすめです。目元は明るめに彩り、ナチュラルに仕上げましょう。
使用したアイシャドウは、ノエビア「アクトリース カラーアイズ」ロゼブラウン(税込6,600円 2024年2月5日発売)。
クリームとパウダーのミックスタイプで、まぶたへの密着感を高めながらお好みのニュアンスを楽しめるパレットです。
今回のメイクでは、以下の方法で仕上げました。
① Aを上まぶた全体と下まぶたに塗る
② Cをアイホール全体に塗る
③ Dを上まぶたの目尻側1/3に塗る
④ Eを目のキワに沿わせるように細めに入れる
⑤ Bを上まぶたの中央と下まぶたの目頭と鼻筋の間に置くように塗る
この方法でメイクすることで、明るさとツヤ感を重視しつつ、大人っぽいモーブ系のメイクに仕上がります。色を控えめにすると目力が物足りなく感じる方も少なくありません。
そこで活躍するのが、極細のアイライナーです。まつげの生え際を少しずつ埋めていくように極力細くアイラインを引くことで、目元のくっきり感がさりげなくアップします。
アイライナーは、イルム「ウルトラシン リキッドアイライナー」LE02 モカブラウン(税込1,320円)を使用しました。わずか0.01と驚くほどの極細ラインを引くことができ、長時間にじまない美しい仕上がりを叶えます。価格とクオリティのパフォーマンスに優れた名品です。
若々しさを宿すなら、血色感とみずみずしさが重要です。チークやハイライトをリキッドタイプにすることで、内側からにじみ出るような血色感とフレッシュなみずみずしさを演出できます。
しかし、リキッドタイプのチークやハイライトをベースメイク後に塗ると、ファンデーションがヨレてしまうことが。筆者の場合はヨレてしまうとカバーしていたシミが浮き出てしまうため、リキッドタイプを使う際はとても気を遣います。発色も強くなりすぎることが少なくありません。
ヨレにくくしながら自然に仕上げるコツは、フェイスパウダーを塗る前にリキッドタイプを仕込んでおくこと。粉を塗る前であればリキッドタイプを使ってもヨレにくいため、失敗が少ないでしょう。
チークやハイライトを塗ってからごく薄くフェイスパウダーを重ねればOKです。濡れたようなツヤ感をキープするためにも、粉は極力少なめになるようにブラシでさっと塗る程度にしておきましょう。
使用したチークは、NARS「アフターグロー リキッドブラッシュ」02802 WANDERLUST(税込4,840円)。
肌の内側から光り輝くような血色感とうるおいあふれるツヤ感を与えるアイテムです。ライラックカラーのチークは肌にのせると青みピンクに発色し、若々しさとかわいらしさをもたらします。
ハイライトは、ディオール「ディオールスキン フォーエヴァー グロウ マキシマイザー」ピンク(税込5,940円)。
ほんのりと血色感を与えながら透明感と立体感をプラスします。チークを塗った部分より少し上に仕込んでぼかすと、自然なグラデーションを楽しめるでしょう。
お直し前後で比べてみると、お直し後のメイクはナチュラルになりつつ印象的な表情に仕上がったのではないでしょうか。大人のさりげない垢抜けメイクで、若々しい表情を手に入れてみませんか?
この記事のライター
コスメコンシェルジュ
古賀令奈
1919
企業のオウンドメディアでのライティングを経て、JCLA 日本化粧品検定協会 コスメコンシェルジュの資格を取得。コスメ・メイク記事を専門とし、主に「ELLE ONLINE」、「マイナビウーマン」「つやプラ」など女性向けウェブ媒体で執筆。化粧品会社・エステティックサロン・食品会社の公式サイト作成も手がける。執筆業のほか、美容ライター講師、自身が主催する実践型メイク相談室の運営など幅広く活動している。
ビューティの人気ランキング
新着
カテゴリ
公式アカウント