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コスメコンシェルジュ、美容ライターの斎藤明子です。崩れにくいといわれるコスメを使用したり、メイク法の工夫をしたりしても、長時間の外出では朝のメイクのフレッシュな美しさをキープするのは難しいですよね。でも、間違った方法でのメイク直しは、かえってお肌のコンディションが悪く見えてしまいます。そこで今回は、メイク崩れの原因別に、簡単で効果的なメイク直しの方法をご紹介します。
「なんとなくお化粧直しをしている…」という方が意外に多いようです。実は、「なんとなくのお化粧直し」で厚塗りになり、朝のメイクの透明感を損なってしまうというケースがよくあります。
なんとなくお化粧直しをしているという方は、「朝のメイク後の仕上がりが、時間の経過とともになんとなく劣化しているような気がして、上塗りしてしまう」というパターンが多いようです。
でも実際は、もともとのお肌のコンディションによって崩れ方が変わってきます。
皮脂によってファンデーションがよれることや、変色してしまうことをメイク崩れだと思っている方が多いようです。
実は、肌タイプや、季節よっては乾燥崩れを起こしていることもあるので、ぜひ注意してください。もともと乾燥肌の方や、空気が乾燥する季節では、乾燥によってキメが乱れたり小じわが目立ったりしてファンデーションがのらなくなることがあります。
皮脂崩れは、もともと皮脂分泌の多い方や、湿度の高い梅雨から真夏にかけて起こりやすくなります。
タイプによって、メイク直しの方法が変わってきます。順番にその方法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
大量の汗をかいた時、皮脂で全顔がテカテカになってしまったときは、上から塗りなおすよりもいったんすべてのメイクをとってメイクをし直した方がだんぜんキレイです!
① 出先でのメイク直しは洗顔が難しいので、シート式のメイク落としが便利です。肌負担が少なく、保湿までかなえてくれるタイプのものがおすすめです。
ごしごしこすらず、メイクの上にのせて浸透してからそっとシートを顔から離すと肌に負担をかけずにメイクを取り去ることができます。
(筆者おすすめのスキンケアシート「チャームゾーン Geスキンケアシート」)
② メイクを落としたら、皮脂分泌を抑えたり、乾燥を防いだり、オールマイティなスキンケア効果の期待できるオールインワンスキンケアアイテムを顔全体に塗ります。
スキンケア、紫外線カット、下地効果までを叶えてくれて持ち運びに便利な「エリクシール ルフレ バランシング おしろいミルク SPF50+、PA++++(35g)(1,800円【税抜】)」などのチューブタイプがおすすめです。
③ ファンデーションは、手を汚さないコンパクトタイプのファンデーションがおすすめ!やはりクッションファンデは時短できれいな仕上がりが期待できるので便利です。
この方法なら10分もあればベースメイクのお直しが完了します。でも、あくまでも顔全体のメイクが崩れてしまった場合のお直しです。部分的なお直しで十分なケースが多いので直しすぎて肌に負担をかけないように注意してくださいね。
肌が乾燥すると、きめが乱れてファンデーションが密着しない状態に!主に脂分泌の少ない部分のきめが乱れているのでその部分を保湿すると朝のスキンケア直後の肌状態に戻ります。
皮脂分泌が少ないのはこの部分です!
① ミトスプレーを顔全体にふきかけて水分を補給します。以前は、過乾燥が心配されていましたが、今は、ほとんどのミストに保湿効果がプラスされているので大丈夫です。
② 乾燥している部分に、コットンに含ませた乳液をあてて保湿しながらファンデーションをそっと拭き取ります。
③ 乳液をのせてハンドプレスして肌になじませます。
④ クリームタイプやリキッドファンデーションでコンパクトタイプのもの、またはクッションファンデーションが便利です。スポンジでポンポンと叩くようにのせていきます。
部分的に崩れてしまったときは、崩れた部分のみに、はじめにご紹介した顔全体のメイク直しプロセスを施すときれいにお直しできます。
ごくわずかな崩れであれば、下記のプロセスでも十分です。
① 脂取り紙やティッシュでよれた部分をおさえます。
② さらさらタイプのパウダーをさっとブラシではたくだけでも肌印象がアップ!
血行不良で肌色がくすんでしまうと、ポイントメイクのカラーも冴えなくなってしまいます。
そんなときは、ファンデーションやチークを上塗りするより、ベースメイクに透明感をアップするアイテムをプラスするといきいきとした肌印象がよみがえります。
① 全体にミストスプレーをふきかけて、ハンドプレスしてなじませます。
② 血色感をアップする薄いピンクのコンシーラーを目の下にちょんちょんとのせてまじませ、透明感のあるハイライトをひとはけプラスします。
(左)フーミ―コンシーラー 新色ピンクベージュ 2,000円【税抜】 (右)フーミ―ハイライトパウダー 新色ピンク 1,800円【税抜】
③ナチュラルな色出しのチークをさっとはたけばよりいきいきとした印象に。
厚塗り感なしにメイク直しをする方法をタイプ別にご紹介しました。
その日のお肌の状態や過ごし方で必要とされるプロセスが変わってくるので、まずはお肌の状態をよく見てから、適切な方法を選んできれいな肌印象キープを目指してくださいね!
この記事のライター
コスメコンシェルジュ
斎藤明子
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美容ライター。広告代理店、編集プロダクションを経てフリーランスに。現在は、日本化粧品検定1級コスメコンシェルジュ、AEAJアロマテラピー検定1級、ヘルスフードカウンセラーの資格を活かしweb・雑誌等にて執筆。メイクからインナービューティまで、美容法を提案&発信しています。記事内イラスト制作:suzuka(https://profile.hatena.ne.jp/cosme_suzuka/)
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