知らないと損しちゃう!プロが教える紫外線対策の始め時!

更新日:2018年3月2日 / 公開日:2018年3月2日

乾燥が気になる冬がひと段落したと思ったら、次にやってくる肌トラブルを引き起こす要因の一つは「紫外線」! 紫外線は肌が黒くなる日焼けを引き起こすだけでなく、しみやシワの原因にもなってしまうので、しっかりケアをしたいところ…。そんな紫外線本格化する季節が来る前に紫外線の基礎知識をおさらいしませんか?

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紫外線の種類とそれらが引き起こすダメージ

紫外線には3種類あるのですが、それぞれ強さや引き起こすダメージが違うためその特徴をご紹介します。

UV-A (315‐400 nm)  ‘地上に到達する紫外線の99%!‘

別名‘生活紫外線’と呼ばれていて、雲やガラスも通り抜けて肌の奥、真皮層まで到達します。真皮層には肌の弾力に欠かせないコラーゲン繊維などがあるのですが、UV-Aはこれら

を破壊してしまうためしわやたるみの原因となってしまいます。

UV-B  (280‐315 nm) ‘エネルギー大!’

別名‘レジャー紫外線’と呼ばれていて、海水浴やアウトドアでの日焼けの原因となってしまいます。UV-Aと比べるとエネルギーが大きいため、赤くひりひり痛いやけどのような日焼け(サンバーン)を引き起こすのもこのUV-B の仕業です。UV-Bは肌の表面の表皮までしか到達しないのですが、シミの原因であるメラニンを作り出す‘メラノサイト’を活性化させてしまうため、シミになったり、肌が黒くなったりしてしまう原因にもなります。

UV-C  (100‐280 nm) ‘地球には届かない!’

UV-Cは地球には届かずオゾン層で吸収されてしまいます。しかし、近年UV-B地球温暖化などでオゾン層が破壊されてしまい、地表に到達してしまうことが懸念されています。

間違えやすい紫外線対策Q&A

紫外線が私たちの肌に与えるダメージは、シミ・シワ・たるみのエイジングサインの主たるもの。実際、「老化の80%は紫外線が原因」ともいわれています。そのため、紫外線対策をすることは一番のエイジングケアともいえるのですが、都市伝説ともいえる間違った知識が囁かれているのも事実です。間違った知識で後悔しないためにも、知識をアップデートしましょう!

Q.曇りの日は紫外線が晴れているときよりも多い?
→A.【✖】

UV-Aは雲を透過しますが、UV-Bは雲を透過することができないので、晴れの日比べると必然的に紫外線は少なくなります。実際の紫外線量は、快晴の時に比べると、うす曇りの場合は約80~90%、くもりの場合は約60%、雨の場合は約30%となります。

Q.降り注ぐ紫外線だけを防げばいいので、日傘を差せば紫外線対策は完璧?
→A.【✖】

紫外線は、反射・散乱をします。そのため、上からだけの紫外線対策をすればよいわけではありません。あらゆる方向から紫外線が降り注いでいるものと考え、日焼け止め・日傘を組み合わせるなどして全方位からの紫外線対策をおすすめします。

地表によって反射率は違うのですが、新雪で80%、砂浜で10~25%、アスファルトで10%、水面で10~20%、草地・土で10%以下です。

また日陰に入っても散乱した紫外線がはいってくることもあるので、注意してくださいね。

Q.紫外線は寒い冬にはなくなる?
→A.【✖】

暑い夏の時期に紫外線量はピークを迎えるため、暑さやまぶしさとセットで考えがちですが、紫外線は暑さもまぶしさも感じません。そのため、実感しづらくとも冬でもしっかり降り注いでいます。

実際は、UV-Bは‘7・8・9月’がピークで、その後少なくなります。しかし、UV-Aは‘4・5’月がピークでその後はあまり減らないため、冬でもしっかり紫外線対策をすることが大切です。

紫外線が肌に与えるダメージや間違えやすい紫外線対策の基本についてわかっていただけましたか? 紫外線対策の基本は365日毎日どこに行くのも日焼け止めを塗ることから。ぜひ今日からエイジングケアのためにも、美肌を保つためにも日焼け止めを塗ることから始めてみてくださいね。



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