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食べ物の消費期限は多くの人が気にすると思いますが、化粧品は何年使えるか考えたことがあるでしょうか。化粧品も一度開封すると、空気に触れたり、ホコリが入ったりすることで劣化が進みます。劣化が進んだ化粧品を使うのは、肌に悪影響を与えてしまうことも。今回は化粧品の使用期限について気をつけたいポイントを紹介します。
化粧品には「医薬品医療機器等法」という法律があり、製造後3年以上性質が保証できる物に関しては、製造年月日を表記しなくて良いという法律があります。そのため、多くの化粧品には、いつそれが製造されたか消費者の目ではわかりません。多くの化粧品には防腐剤や酸化防止剤が使われているので、開封前であれば一定の品質は保つことができます。
しかし、一度開封したら化粧品も劣化が始まります。容器を開けたときに空気が入ることで、酸化が進みます。またクリームなどを直接手で取ったり、肌に触れたパフやブラシを繰り返し使用することで、雑菌がメイク用品に入りやすくなります。
油分の多いものは酸化しやすく、酸化した油が毛穴に入ると、黒ずみやニキビなどの原因になることも。
また、水分の多いものほどカビや菌が増えやすいと言われます。化粧品には植物由来の有効成分などが使われていることもあり、細菌にとって栄養が豊富な環境です。そのため、カビや細菌の繁殖がスムーズに。
カビの中には毒を発生させるものもあるので、肌トラブルを引き起こす原因にもなります。
それは『保管環境と使い方』です。
・温度変化、湿気の少ない場所で保管する
・直射日光が当たらないようにする
・ジャータイプの容器にはなるべくスパチュラを使う
・パフやブラシはこまめに洗う
■マスカラ・アイライナー:3ヶ月
直接目の際に使用するアイメイク用品は雑菌が繁殖しやすいものです。目の充血や感染症のトラブルの元にもなるので特に気をつけてください。
■リップメイク:6ヶ月
リップメイクも油分や水分が付着しやすいものです。使用後はティッシュで拭き取るなどし、清潔な状態をキープしましょう。
■ファンデーション、下地、日焼け止め:6ヶ月
肌に直接つけるものですので、劣化の進んだものを使用しては肌の老化やトラブルになりかねません。半年を目安に使い切りましょう。
■アイシャドウ、チーク類:1年以内
他の物に比べると少し長めに使えますが、クリームタイプのアイシャドウやチークはパウダーより劣化しやすいです。
■スキンケア用品(クレンジング・化粧水・美容液・クリームなど):6ヶ月以内
スキンケア用品は油分や水分を多く含みます。肌を美しくするために使用しているもののはずが、古いものを使うことで逆に肌にマイナスのケアになってしまうことを防ぐためにも、なるべく早めに使い切りましょう。
いかがでしたでしょうか。皆さんは化粧品の使用期限、意識できていましたか?
化粧品にも酸化や劣化があることを知り、こまめなお手入れと、早めの使い切りをぜひ心掛けてください。
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この記事のライター
関谷ハルカ
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国内外のホテルスパでセラピストとして経験を積んだ後、現在は美容コンサルタントとして活動中。ファスティングを学んだ事から食の観点からの提案も行っています。世界中の美しい景色や自然が持つ力に感動し、サステイナブル・オーガニックなライフスタイルを実践・発信しています。
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