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日本で初めてシワを改善する医薬部外品「リンクルショット メディカル セラム」を発売したポーラが、「深層美」を探求する体験型イベント「Dive To Me by Wrinkle shot」を開催しました。
ゲストには、TBSで27年間アナウンサーとして活躍後、2022年にフリーランスに転身した堀井美香さんが登場。「会社員時代はまったく肌に手をかけてこなかった」という堀井さんに、年齢とともに変化する肌との向き合い方を伺いました。
【前編を読む】<<「何を見ても悲しくて泣けてくる」52歳フリーアナウンサー堀井美香さんが3年以上悩まされた更年期症状とは?ホルモン値は正常、体は元気なのに…
【堀井美香さんインタビュー/後編】
――イベントの前半では、ウェルネスメンターの吉川めいさんによる「書く瞑想=ジャーナリング」体験が行われました。自分の肌に声をかけてあげるとしたら、という内容でしたが、堀井さんはどんな声をかけてあげましたか?
「ここから10年20年、頑張っていこうね、と声をかけました。まだまだ先は長いので…」
――これまでのご自身のスキンケアを振り返ってみていかがですか?
「私のことを知っている人には有名な話なんですが、スキンケアに関してはずっと無頓着で、美容にまったく時間をかけてきませんでした。とにかく毎日が忙しかったので、メイクをしたまま寝てしまう日もあったし、コスメを買うときも周りからの情報頼み。あとはドラッグストアで目についたものを買っていましたね。
唯一していたことといえば、会社用のバッグに保湿アイテムを入れていて、隙間時間にペタペタ塗ったりはしていました。テレビに出る時以外は基本すっぴんだったので」
――今になって「もっとこうしていれば」と思うことはありますか?
「特にはないですね。これまでのズボラ美容を後悔しても仕方ないので、「お手入れをまじめに続けてきた人と比べて、もしや私の方が伸びしろがあるのでは」と前向きにとらえています(笑)。
今はフリーになって、子供も自立し、少し自分の時間が増えてきたので、以前よりは手をかけるようにはなりました。鏡をじっくり見る時間すらなかった頃と比べて、今は鏡を見ながら「あれ、このシワ深くなった?」とか変化に気づけるようになったのも進歩だと思っています。
鏡を見ると肌のよい変化にも気づけますよね。お手入れを頑張って「なんとなく肌が変わったかも」と思えると、もっとキレイになりたいと意欲が湧きますよね。肌と向き合えるようになった今が、美容は一番楽しいですね」
堀井さん流のシワの捉え方は?
――手を抜いていたとはいえ、堀井さんは今もお肌がすごくキレイで、シワも気になりません。秘訣はなんだと思いますか?
「同年代の方に比べて口元のシワは比較的少ない方なのかな、と思っています。その理由は、職業柄口をたくさん動かしているからかもしれません。毎日何かを読むお仕事をしていたり、発声練習も時々します。口元の筋肉は人よりも鍛えられているんじゃないかな、と思っています」
――シワが増えていくことについて、どうお考えですか?
「老化現象のひとつとしてシワも出てくるし、ハリもなくなってきます。私自身はそういった現象に関して落ち込んだり気にしたりはあまりしません。
その理由は、60代70代でもイキイキとしている先輩方を見ているから。みなさん私より少し先の未来を歩まれていて、これまでいろいろな肌悩みを乗り越えていたり、受け入れたりしてきています。さらに私より肌ケアに関しての知識が豊富な人もたくさんいます。
そんな魅力的な先輩方から、「こんなケアをすればいい」「こういう風に老化を受け入れればいい」といった知恵を得ることが多いので、この先も割と明るく、楽観的に考えています。
もちろん、私の周りでもシワや肌の老化が気になると、とことん労力をかけている知人もいますが、それはそれで楽しそう。もうこの歳からは何をやっても正解ですよね」
――シワはネガティブなものではなく、これまで生きてきた証でもありますよね。
「そうですね。筋肉や顔を動かして表情豊かに生きていることの証がシワだと考えることもできます。私もこれからは「いいシワ」を増やしていきたいですね。
この歳になってつくづく思うのが、もう「怒りたくないし、人を責めることもしたくない」ということ。しかめっ面をして眉間にできたシワとか、きつい表情から生まれるシワとか、そういう類のシワは極力増やしたくないなと思っています。
とにかく平和に生きていきたいので、どうしても腹が立ったら「笑いながら怒る」というのを実践してみようかな(笑)」
――本日一緒に登壇されていたCRAZY COCOさんから、先輩である堀井さんに「仕事の選び方」についての相談がありました。
「今の私の年齢にまでなると「好きなものだけをやる」「バランスを見ながらやる」でいいのかな、と思っています。
ただ、COCOさんの年齢の頃の私を振り返ると、どうしてもやりたくないことを除いては、求められたことは全部やっていましたね。もちろん、なんのためにこの仕事を… …と思ったこともありますが、結果的にいい経験として帰ってきたことが多かった気がします。
仕事の取捨選択の仕方をアドバイスするなら、「自分は将来どうなりたいか」と念頭に置くといいと思います。自分は強くなりたいのか、優しくなりたいのか。強くなりたいのなら、少し厳しいけれど力になる仕事も受けたらいいと思うし。そうやって広い視野でとらえながら優先順位をつけていくといいかもしれません」
――イベントのテーマは「深層美」でした。堀井さんにとっての深層美とはなんですか?
「「自分は自分」ということでしょうか。何も開き直っているわけじゃなくて(笑)、自分が大切にしたいものを見つけてそれを大事にしていこう、ということです。他の人はああしているけれど、自分は自分のやり方がある、という考え方ですね。
そうすると自ずと強さも備わってくると思います。私もまだまだ強くなり切れてはいませんが……(笑)」
Profile
堀井美香 /フリーアナウンサー、ナレーター
1972年、秋田県出身。法政大学卒業後、アナウンサーとしてTBSに27年間勤め、2022年3月にフリーランスに転身。数々の番組やCM等のナレーションのほか、ポッドキャスト番組「ジェーン・スーと堀井美香の“OVER THE SUN”」(金曜配信)に出演中。自身が開催する朗読
会もチケットが即完するほどの人気を誇るほか、SNS上での活動や書籍の出版など、活動の
幅を広げている。プライベートでは1男1女の母。
この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
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