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夕食の準備中に「何か手伝う!」と言ってくる子供たち。テーブルを拭いたりお皿を並べたり…。でも子どもたちが手伝いたいのは(もっと面白そうな事)なのでした。
夕食の準備を始めると、よく子どもたちが「何か手伝うことなーい?」と聞いてきます(自分たちの遊びに熱中している時以外)。
私としては、大人しく宿題をやったり本を読んだりしてくれているのが一番助かるのですが、いつもそういうわけにもいかず、まずは自分たちが散らかしたテーブルの上のごちゃごちゃを片付けてもらったり、台ふきでテーブルを拭いてもらったりします。
カーペットの上に散らばった折り紙の切れ端なども拾って捨ててくれるとありがたいです。
でも、子どもたちが手伝いたいのは「料理の作業」なのです。
それは分かっているので、ひととおり片付けが終わったらボウルに割入れた卵をかき混ぜてもらったり、ゴマをすってもらったり簡単なことはなるべくやってもらうようにしていました。
ある日、ハンバーグの種を合わせてこねようとしている時に、子どもたちが「それ、やりたい!」と言い出しました。私は内心(うわー、これはやらせたくないな)と思ってしまいました。
ひき肉をこねると手が脂でべとべとになってお湯で洗ってもなかなか落ちないので私は使い捨ての手袋をつけてこねるのですが、子どもたちにやってもらうとなると、手袋はサイズが合わないだろうし、素手でやらせるとべとべとの手でそこら中触りそうだし…。考えただけで気が重くなります。
でもあまりにもやりたそうにしているのでとりあえず手袋をつけた状態でこねるのを手伝ってもらいました。
やる気満々で嬉しそうな子どもたち。ひき肉の中に手を入れて「冷たい!面白い!」とはしゃいでいます。
でも数回こねたらやはり手袋が大きすぎたようで手からスポッと抜けてしまって、ひき肉の中に手袋だけ取り残されている状態になってしまいました。
私はそこで自分が子どもの頃、母のハンバーグ作りを手伝った時のことを思い出しました。
その頃はビニール手袋なんてないので私と妹は素手でひき肉をこねました。一生懸命こねていると手に白い脂がまとわりついてきて、気持ち悪いような面白いような不思議な感じがしたのを覚えています。
終わったら手を洗うのですが石鹸で洗ってもなかなか落ちなかったことなど、何十年も経った今でも思い出します。
そこで、私の子どもの頃のように素手でやってもらうことにしました。
初めて直に感じるひき肉の感触、べとべとして落ちにくい脂など、後始末は面倒だけどいい経験になると思ったのです。
私がその時の感覚を今でも覚えているように、子どもたちも大人になってこの時のことを思い出すのかな、なんて思いながら…。
メインの作業を自分たちでやったせいか、その日の夕食のハンバーグは特別美味しく感じられたようでした。
二人とも夫に「お父さん、これうちらが作ったんだよ!」と誇らしげに報告していました。
ひき肉をこねた後手を洗うのがやっぱり大変だったけれど、これからもできるだけ「やりがい」のある手伝いをやってもらうようにしたいな、と思いました。
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この記事のライター
中島めめ
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アラフィフの主婦です。夫と小学生の娘二人と暮らしています。ライブドアブログにて「たくあんムスメたち。」という4コマ漫画ブログを描いております。インドア派で、できるものならずっと家に引きこもってゴソゴソやっていたいな~と思いつつ、子供たちがいるとそうもいかない日々を送っております。
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