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子どもたちを遊ばせるのに利用していた児童館。知り合いのいない私はいつもママ友さんグループで賑わう輪から離れた場所で過ごしていましたが、ある時思い切って交流の場に参加してみることにしました。
子どもたちが幼い頃、よく児童館を利用していました。
絵本がたくさんあって、おもちゃもいろいろな種類があり、おままごと用のキッチンが子供たちのお気に入りでした。
児童館に行くと、大抵仲のいいお母さん同士が楽しそうに話をしていて小さなお子さんはお母さんのそばで遊び、小学生のお子さんは友達同士で好きな場所で遊ぶ、といった感じでした。
私は知り合いがいなかったので、いつもお母さん達の輪から離れた場所に座って子どもたちの遊び相手をしたり、姉妹で遊んでいる時は本を読んだりして過ごしていました。
いつもそんな風に孤立した感じで過ごしていたのですが、他の子どもたちが遊ぶ様子を見て、このままでいいのかな、と思うようになりました。
他の子は友だち同士で楽しく遊んでいるけれど、うちはいつも姉妹で遊ぶだけなので、他の友だちと遊べたら楽しいんじゃないかな、と思ったのです。
でも子どもたちは私に似たのか、知らない子の中に入っていって「遊ぼう!」なんて言えるタイプじゃないので、まず私からお母さん達の輪に入って話ができるようになってから、その輪に子どもたちを引き入れる感じにしないと難しいと思いました。
そこで、自分から声をかけて話のきっかけを作ろう!と決心して、お母さん達の輪にさりげなく近づいて行きました。客観的に見たら多分さりげなくなかったと思いますが私としては必死でした。
そしてお母さん達の話が途切れた隙を狙って話しかけようと試みたのですが、急に赤ちゃんが泣き出したりお母さんが子どもを叱ったりでなかなかタイミングが掴めず、一人で勝手に消耗しきって退散してしまったのでした。
なんの用もない時に話しかけるのがこんなに難しいとは…。
そんな時、児童館の掲示板に貼ってあるお知らせを見てみたら、毎月いろいろな催しが行われている事に気がつきました。紙芝居の会や、絵を描いたり工作をしたり、子どもが喜びそうなイベントがたくさんありました。
知らない人ばかりでも、イベントの内容が面白くて子どもが楽しめればそれでいいかなと思い、申し込んで参加してみることにしました。
当日行ってみると、机の上に工作で使う材料などが並べられていて、のりやはさみ、カラーペンなどの道具はみんなで共有して使うようになっていたので「これ使っていいですか?」という感じで自然に会話のきっかけもできて、子どもたちも私も楽しい時間を過ごすことができました。
それでママ友さんができたかというとそうでもなかったのですが、友達とまではいかなくても顔を見れば挨拶して少し話をするくらいの関係の方が私にとっては気楽で丁度よく、児童館でもリラックスして過ごせるようになったので、思い切って申し込んでみてよかったです。
場に馴染む為には友達を作らなきゃ!と思うと気が重くなりますが、こんなやり方でもいいんじゃないかな、と思います。
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この記事のライター
中島めめ
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アラフィフの主婦です。夫と小学生の娘二人と暮らしています。ライブドアブログにて「たくあんムスメたち。」という4コマ漫画ブログを描いております。インドア派で、できるものならずっと家に引きこもってゴソゴソやっていたいな~と思いつつ、子供たちがいるとそうもいかない日々を送っております。
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