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職場や両親、友達に、不妊治療をしていることを言うか言わないか…とても難しい問題です。妊活の先輩ポチ子さんも、言ったことを後悔したり、言わないことでたまるストレスに悩んだりしました。その上でポチ子さんは、「不妊治療のカミングアウトはしない」と決めました。
私は子供をなかなか授かれずに悩んでいる事や不妊治療をしている事をまわりにほとんど言っていません。
たとえ踏み込んで聞かれてもカミングアウトはせず、当たり障りのない返答をしています。
それによって「ちゃんと考えた方がいいよ」なんてお叱りを受けたりもしますが、悩んでいる事、治療をしている事は言わないようにしています。
もともと詮索されたり、心配される事が苦手で、今までの人生でも、深刻に誰かに悩みを打ち明けてみたり、自分の考えを真剣に話したりという事はあまりしてきませんでした。
単純な愚痴や弱音は友達とのお喋りで発散したりしますが、本当に悩んでいる事は胸にしまっている事がほとんどです。
昔から、人から「明るく強い人に見られたい」という気持ちもあり、余計に弱い部分を見せたくないのかもしれません。
妊活を始めて間もない頃、同時期に結婚した仲の良い友人と「理想の家族計画」についてお喋りしていて「最近妊活始めたよ」と軽々しく報告してしまった事がありました。
当時、自分が不妊症だなんて微塵も思っていなかったとはいえ、あまりにも軽々しく話してしまったなと…今は後悔しています。
ちなみに私の妊活報告を聞いた友人は、「私達はまだ夫婦の時間を過ごしたいから半年後位かな」と言って宣言通りのタイミングで母親になりました。
そして治療を始めて間もない頃、結果が出ず、気持ちがとても弱った時に、思わず実母に不妊治療をカミングアウトしてしまった事もありました。
カミングアウトして初めて母が不妊治療反対派だという事を知りました。
不妊治療は夫婦で決めた事ですので、母を説得しよう!とか、理解してもらおう!応援してもらおう!という気持ちは湧きませんでした。
母なりに思いがあっての『反対』なのでしょうから、もうそれ以上は話し合わず、今でもお互いに触れないようにしています。
言わなければ余計な心配をかける事もなかった、気を使わせる事もなかった…と、カミングアウトした事を深く反省しました。
弱い部分を見せたくない性格に、うかつに話してしまった事や、心配をかけてしまった反省が重なり『不妊治療の事は人に言わないようにしよう』と決めました。
夫にもそうお願いしました。
治療中は不安やストレスを感じる事が多いので、同じ境遇の人と話してモヤモヤを発散させたい!と思う気持ちも、もちろんあります。
ですが、不妊治療は頑張ったからといって必ず結果が出るとは限りませんので、実際に話す事はとても怖く感じてしまい、同じ境遇の友達を作る事もできませんでした。
ニックネームとキャラクターを作り、ブログに自分の治療の事を書くようになったきっかけはそういう気持ちからです。
良い結果に恵まれれば、また気持ちも変わるのかも知れません。
ですが…今のところは分かりません…。
私はこのまま治療を続ける限りはカミングアウトはせずに過ごして行きたいと思っています。
この記事のライター
ポチ子
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1978年生まれ2011年に結婚しました。約1年間の自己流妊活後、不妊治療を受ける決意をし治療開始。同じ悩みを持つ方や、不妊治療について知りたい方にとって、少しでも参考になればと思い自分自身の不妊治療の体験をブログで綴っております。
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