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空気が乾燥し、暖房器具などを使う機会も増えることから、火災などの事故が増加しやすい年末年始。「東京消防庁」の公式YouTubeで「電気火災の危険」について学んでおきましょう。
(※画像はイメージです/PhotoAC)
「東京消防庁」の公式YouTubeは、災害現場における消防隊の活動状況、検証や注意喚起を目的とした各種実験映像などの映像を通じて、安全安心情報を発信しています。
タレントの白石聖さんが登場す る「あなたのそばにある電気火災の危険」では、ここ数年増えているという、電気製品が原因の「電気火災」について紹介。電気火災とは、テーブルタップや電源コード、コンセントの焦げ跡が原因で起こる火災で、小さな焦げ跡が大きな火災を引き起こすこともあるのです。
そのため、家の中で小さな焦げ跡を見つけ、「火が見える」「発熱がある」「煙・臭いがある」「消化した」のいずれかに当てはまる場合、迷わず119番通報することが大切なのだそう。判断に迷った場合は、最寄りの消防署に相談してください。
電気製品の中でも、主に出火原因となりやすいのは「長年プラグを差しっぱなしにしているコンセント」。この場合、ホコリなどがコンセントとプラグの間に溜まって、そこに湿気が加わることで発火する「トラッキング現象」が起こることがあるそう。冷蔵庫やテレビの裏、洗面所や水槽の周りなど、湿気が溜まりやすい場所にあるコンセントは特に危険なので、「乾いた布などでホコリをまめに掃除する」「使用していない電気製品のプラグは抜く」などの対策をしましょう。
また、「接触不良を起こしているプラグ」も火災の原因になります。プラグの接続部分が緩んでいると、温度が上昇して出火することが。それだけでなく、接続部分が緩んでいることでできた隙間部分にクリップなど電気を通すものが挟まってしまうと、感電する恐れもあります。「プラグが奥までしっかり刺さっているか確認する」「変形・変色しているプラグは使用しない」ことを徹底してください。
「電源コードの誤った使用法」も危険です。例えば、ドライヤーの電源コードがねじれたまま使用すると、コード内の配線が断線して出火することがあります。電化製品の配置などによって、電源コードが椅子や家具で踏みつけられた状態になっている場合にも、断線の危険性があるので注意が必要です。また、古い配線や傷んでいる配線は新しいものに交換しましょう。
ついやりがちな「タコ足配線」も火災の危険性があります。コンセントやタップには、流しても良い電気の容量が決められており、タコ足配線にすると容量を超えた状態で使用し続けることになり、コードが発熱・出火する可能性があるのです。
モバイルバッテリーなどの「バッテリーを使用する電気製品」の使い方にも注意。バッテリーを使用している電気製品は強い衝撃によって発熱することがあり、突然発火することも。使用の際には「純正品を使用する」「落下などの強い衝撃を避ける」「熱をこもらせない」「指定された定格値以上の電流・電圧で充電しない」「分解・改造しない」ことを守り、購入の際には電気用品安全法の基準を満たしたものに表示される「PSEマーク」がついたものを選びましょう。
子どもがいる家庭ではどうしても部屋が散らかりがちですが、火災を防ぐためにも定期的に電気製品の設置場所や使い方を見直しておきたいですね。
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