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みなさん1度はその名前を聞いたことがあるであろうラフレシア。しかし実際に見たことがある人は少ないのではないでしょうか?強烈な匂いで有名なラフレシアには不思議や魅力がたくさん詰まっています。ここでは、ラフレシアの概要や特徴、花言葉、名前の由来などを詳しく解説します。
ラフレシアと聞くとまずイメージするのは、「強烈なにおいを放つ花」だということでしょう。確かにトイレのにおいがするなんてと言われたりもします。
そんなラフレシアにも他の花と同様に、ちゃんと花言葉があります。それは、「夢現(ゆめうつつ)」です。
日常生活ではあまり聞かない言葉ですよね。夢と現実の区別がつかなくなるということです。
やはり、ラフレシアの強烈なにおいや「幻の花」と言われていることに影響しているのでしょうか。
そしてラフレシアといえば、ポケモンを思い浮かべる方もいると思います。ポケットモンスターに「ラフレシア」というキャラクターが存在し、このラフレシアは「しびれごな」という技を覚えます。
相手をまひさせるこの技も、強烈なにおいや花言葉からきているのかもしれませんね。
さて、においもそうですが基本的にラフレシアにはあまりいいイメージがないのではないでしょうか?つまり怖い花言葉があるのではないかと気になりますよね。
結論から言うと、花言葉は先ほどご紹介した「夢現(ゆめうつつ)」だけです。夢か現実か分からなくなると言う意味では少し怖い花言葉かもしれませんね。
しかし花の中には「呪い」という花言葉を持つものもあるので、それに比べるとかわいいものかもしれませんね。
考え方次第ですが、夢か現実か分からないくらい幻想的という捉え方もできるのかもしれません。
ラフレシアの特徴ですが、ここまで散々お話してきたにおいを始め、巨大な花ということでも知られています。
ラフレシア属のひとつ、「ラフレシア・アルノルディイ」に関して言えば、なんと開花した花の直径が約90cmにまで大きくなります。
そんなラフレシア、実は、根も茎も葉もなく花だけが咲いている状態なんです。これは「寄生植物」の特徴で、他の植物に寄生してその栄養分を吸収して成長します。また、ラフレシアが寄生する植物(寄主)は決まっていて、ブドウ科の植物です。
他にも特徴的なのが開花の期間です。開花するまでに約2年ほどかかるのにもかかわらず花が咲いている期間は5日ほどと言われています。
枯れ始めることも考えると、綺麗なラフレシアを見ることができるのは2〜3日。冒頭で少し触れましたが、まさに「幻の花」ですね。
・分類…ラフレシア科ラフレシア属・原産地…東南アジア、マレー半島・別名…ヤッコソウ・開花期…7月~10月・出回り期…なし
ラフレシアの代表的な種類の中に、ラフレシア・アルノルディイという花がありますが、これを発見したのは「トーマス・ラッフルズ」、そして調査に同行していたのは「ジョセフ・アーノルド」です。
ラフレシア・アルノルディイはこの2人の名前が由来だと言われています。また当時、人食い花と言われていたラフレシアに触れて無害を証明したのも「トーマス・ラッフルズ」なんだそうですよ。
ラフレシアの大きな特徴としてあげられる「におい」ですが、実はずっとにおいを発しているわけではなく、においを発する時期があるようです。また、種類にもよるので必ずしも臭いとは限らないということですね。
しかしにおいを放つラフレシアはかなり強烈で、「ラフレシア・トゥアンムデ」という種類は腐った肉のようなにおいで知られています。
では、なぜラフレシアは強烈なにおいを発するのか?これにはちゃんと理由がありました。
このにおいは、受粉のためにハエやほかの昆虫などを引き寄せるためだといわれています。生きるための生物学的な理由だったんですね。こういった理由で悪臭を放つ花はほかにもザゼンソウなどが挙げられます。
ラフレシアについて解説してきましたが、いかがだったでしょうか?
花言葉は「夢現(ゆめうつつ)」でしたね。何とも不思議な花言葉です。ぜひ皆さんも機会があれば「幻の花」のラフレシアを見に行ってみてくださいね。
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