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伊藤園の『お~いお茶』といえば、コンビニやスーパーで手軽に買えるペットボトル緑茶飲料の代名詞!誰しも一度は飲んだことがあるのでは?今回は、あの国民的飲料のこだわりを体感できる【お~いお茶ミュージアム】を家族3人で取材。急須を使ったお茶いれ体験もできるそうなのですが、果たして小3の息子も楽しめるのでしょうか……!?
株式会社伊藤園が展開する『お~いお茶』は、35年前に発売されて以来、累計販売数量が430億本を突破。シェア争いの激しいペットボトル緑茶市場において、長年トップシェアを誇る絶対王者です。
その人気は国内だけに留まらず、今や世界の40を超える国・地域でも販売され、“世界No.1の緑茶飲料ブランド”として親しまれています。そんな『お~いお茶』のこだわりを体験できる施設が、今回ご紹介する【お~いお茶ミュージアム】なんです。
旧新橋停車場
日本の鉄道の発祥地・旧新橋停車場の歴史ある建物内に、2024年5月にオープンしたばかりの同施設。入場無料で楽しめ、9つのコンテンツを通して『お~いお茶』のあらゆる知識が体感できます。
また来場記念やお土産にぴったりの「お~いお茶ボトル創作体験」や、厚生労働省にも認定された“伊藤園ティーテイスター”の実演による「急須を使ったお茶いれ体験」など、お茶がもっと好きになる体験コンテンツ(有料)もご用意。親子連れや外国人観光客に大人気のスポットとなっているんですよ。
■所在地:東京都港区東新橋1-5-3■TEL:03-6263-9281■営業時間:10:00~17:00(最終入場16:30まで)■予約:入館のみは予約不要。体験メニューは予約が必要■料⾦:入館料無料◎お~いお茶ボトル創作体験 300円◎急須を使ったお茶いれ体験 500円■アクセス:◎JR「新橋駅」<銀座口>から徒歩5分◎都営大江戸線「汐留駅」<新橋駅方面改札>から徒歩3分◎東京メトロ銀座線「新橋駅」<2番出口>から徒歩3分◎都営浅草線「新橋駅」<JR新橋駅・汐留方面改札>から徒歩3分◎新交通ゆりかもめ「新橋駅」<新橋駅改札>から徒歩1分■駐⾞場:なし■トイレ:あり■⾷事:ドリンクカフェあり—————————※以上情報は変更がある場合がありますので、詳しくは公式HP等でご確認ください。
子どもの好きな飲み物の筆頭といえば「ジュース」ですが、我が家の息子は好みが渋めで「お茶」が大好き。外出先で飲み物を選ぶ際に「たまにはジュースにしたら?」と筆者が別の飲み物を勧めても、「いや、僕はお茶がいい」とあえてお茶を選ぶほどです。そこまでお茶好きの息子なら「絶対に楽しいはず!」と思い、【お~いお茶ミュージアム】に行ってみることに。どうせならとことん楽しもうということで、急須を使ったお茶いれ体験も予約の上で行ってみました。
我が家が訪れたのは、土曜日の開館間もない時間。
ミュージアム入り口にはすでに20人ほどの列ができていたため、前の人に続いてゆっくりと入場しました。ミュージアムといえば「静かにしなきゃいけない」という堅苦しいイメージもありますが、場内は意外にも和やかなムード。これなら子連れでも安心して楽しめそうです。
入口すぐのところでは、超巨大な「立体お~いお茶くん」がお出迎え!最近恥ずかしがりに拍車がかかってきた息子は、こんなクールなポーズになってしまいましたが(笑)、小さなお子さんたちは立体お~いお茶くんに寄り添ったり、抱きついたりして、自由きままに記念撮影を楽しんでいましたよ。
「お~いお茶が出来るまで」のコーナーでは、茶畑の生葉から製品になるまでのプロセスを紹介。
壁に設置されたレバーを回すと、緑色のランプが順番に点灯し、ボトルのところに到着するとお茶が注がれるしくみになっています。
息子はこれに大ハマり! レバーを全力で高速回転させながら、お茶のボトリングに励んでいました。
パネルをめくると秘密の裏話も。
「お茶の苗を植えてから収穫まで、どのくらいかかるんだろう?」など、意外と知らないお茶の知識が学べて、次々とパネルをめくるのが楽しそうでしたよ。
「お~いお茶ヒストリーコーナー」には、歴代パッケージの展示がズラリ。
見た目はそれほど大きく変わらないように感じましたが、冷凍対応やレンジ対応、鮮度保持などの機能が加わり、時代に合わせて変化を遂げているのが興味深かったです。
続いて、伊藤園が取り組む“アップサイクル”を紹介するコーナー。
アップサイクルとは、今あるものを利用して別の用途のものにつくり替え、付加価値を上げること。お茶をいれた後のお茶の葉「茶殻」は廃棄物ではなく、「資源」として利用して、アップサイクルに取り組んでいるんですって。とっても素敵な取り組みですよね。
ボックスの扉を開けると、アップサイクルされた商品の紹介があったり、現物が入っていたりします。「どんなものが入っているんだろう?」とワクワクしながら、息子も扉を開ける手が止まりませんでした。
出口付近には、壁と床に投影された映像をバックに不思議な写真が撮れるフォトスポットもあります。
まるで『お~いお茶』の世界に入り込んだかのようで、ファンタジー感たっぷり! ここでしか撮れない記念写真をぜひ撮影してみてくださいね。
予約していた「急須を使ったお茶いれ体験」の時間になり、同フロアの体験会場へ。息子と筆者の2人分の体験を事前に申し込み、パパは撮影担当として参加させていただくことにしました。会場に入ると各テーブルにオシャレな茶器が用意されていて、まるで優雅なティータイムが始まりそうな雰囲気。
「もしや子連れは場違い?」と不安がよぎりましたが、我が家のほかにも小学生ぐらいのお子さん連れがもう1組いてホッとひと安心です。
いよいよ体験が始まり、冒頭のお話に衝撃が走ります。伊藤園が行った調査によると、急須をもっている家庭は半数以下。家庭での“急須離れ”が急速に進んでいるそうですよ。
確かに我が家でも、最近は緑茶もティーバッグでいれて飲むことが多いため、急須の出番はほぼありません。うーん、このままだと急須文化の危機!?日本人として何とかしたいところですよね。
お茶の基本知識やいれ方のコツを学んだ後、講師といっしょに1煎目にチャレンジ。今回使用する茶葉は、鹿児島県産の一番茶を使用し深蒸し製法で仕上げた「旨み鹿児島茶」だそう。
缶を開けた瞬間に広がる爽やかな香りがたまりません!
教わったとおりの温度、抽出時間でお茶をいれてみます。
浸出時間が意外と短くてビックリしましたが……
しっかりと色が出ていておいしそうです!
ふくよかな香りにワクワクしながら、自分でいれたお茶を試飲する息子。
と、即座に「う、旨い!」と大絶賛の声が上がりました。筆者も続いて飲んでみると、苦みや渋みがほどよく押さえられて、甘さの際立つ、まろやかな味わいに感動。「急須でいれる日本茶って、こんなにおいしかったんだ!」と改めて感じたひとときでした。
続く2煎目は、90℃のお湯でいれてみます。
子どもには難しい作業は、スタッフの方が丁寧にサポートしてくれるのも嬉しい
早速、いれたてのお茶を試飲。
まろやかな味わいの1煎目と比べると、2煎目は「苦み」や「渋み」を感じられてシャープな味わい。ちょっぴり大人向けの味わいに思えましたが、息子はこちらのほうが好みのようでした。
急須を使うと、乾燥した茶葉が湯に浸ってしっかり開くことで、揉み込まれていた味や香りがにじみ出てきておいしいお茶がいれられるのだとか。お湯の温度や浸出時間で味を調整できるのも面白いですよね。
その後、3煎目、4煎目をいれ、気づけばまさかの6煎目を楽しむ息子。もちろん6煎目については「これ、ただのお湯だ~」と話していましたが(笑)、急須でいれる日本茶の魅力を存分に感じ取ってくれたようで嬉しくなりました。
スーパーやコンビニのお茶売り場に行けば必ず置いてあり、子どもたちにとっても超身近な『お~いお茶』。その魅力を見て体験して楽しめる【お~いお茶ミュージアム】に、ぜひ親子で出かけてみませんか。いつも飲んでいる身近なお茶の秘密が知れるから、きっと子どもたちも楽しんでくれるはずです。
今回ご紹介した「急須を使ったお茶いれ体験」のほかにも、「自分でつくる!ほうじ茶体験」「玄米茶をつくってみよう」など、お茶の魅力に触れられる体験コンテンツがいっぱい。また息子といっしょにぜひ参加してみたいです。
同フロアには、ひと息つけるカフェやお土産売り場などもあります。またミュージアムに併設の「お茶の文化創造博物館」(有料)では、お茶の歴史についてじっくり学ぶことができます。お茶についてもっと詳しく学んでみたいという方は、ぜひ併せてチェックしてみてください。
(文・撮影:あゆーや/アソンデミエータ)
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