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ケチャップライスやチキンライスを卵焼きで包んだシンプルな料理といえばオムライス。ですが、オムライスほど奥が深い料理はないという人もいます。フワフワの半熟卵を乗せたタイプもあれば、しっかり焼いてチキンライスを包んだタイプもあります。今回のオムライスはしっかり焼いたフワフワ!?生クリームの海!? その味に迫ります!
半熟に仕上げられたフワッフワの卵、ツヤツヤに輝く艶やかさ、どうして半熟オムライスは女性を魅了するのでしょうか。
でも、半熟とろとろオムライスにはそそられるけれど、卵がしっかりと焼かれた正統派のオムライスが好きという方もいるでしょう。渋谷の中心部からすこし離れた松濤界隈に、とっておきの一皿を出してくれるレトロな洋食屋があります。
最後に正統派オムライスを食べたのは、いつの日のことでしょう。最近喫茶店などで口にした方も当然いることと思います。一方で、まだ実家で暮らしていた学生の頃など、遠い過去をたどっている方もきっといるはずです。
この店のフワフワに焼かれたオムライスは、昔なつかしい記憶へ導いてくれるようです。いつか来たことがあったかもしれない。そんな気持ちにさせられる雰囲気が、魅力的な洋食店「ファウスト」なのです。
このお店は渋谷区立の美術館からすぐ近くにあり、周辺は静かで落ち着いたムードが漂います。ここでは、じっくり煮込んだデミグラスソースをたっぷりとかけた“正統派のオムライス”を楽しめます。しかもこのオムライス、正統派でありながら、流行のフワフワ半熟テイストも実現しているハイブリッドなオムライス。
メニューにはナポリタンやビーフシチューなど、定番の洋食が並んでいますが、よ~く見るとメニュー下部には「オムライス屋ファウスト」とありました。オムライスに対する、このお店の意気込みが感じられます。
オムライスにも複数種ありますが、今回はここの定番である「特製オムライス」を注文しました。ミニサラダと、刻み海苔入りの卵スープもセットになっているのもうれしいですね。
サーブされた「特製オムライス」を一見すると、トロトロ系と錯覚してしまいそう。しかし、スプーンを入れてみると、うすめに焼かれた玉子がケチャップライスの上にしっかりとのせられていました。
また何より目が惹かれるのは、デミグラスと生クリームの海! オムライスそのものが埋もれてしまうほど、惜しみなくかけられています。実はこのオムライス、見た目はフワフワでトロトロに見えますが、卵はしっかり焼かれた固形タイプ。トロトロに見えるのは、クリームやデミグラスソースのおかげ。
さあ、温かいうちにさっそくひと口いただきましょう。やはり卵は見た目とは真逆でしっかりと焼かれています。チキンライスにふわっとのせられた卵、そしてソースをともに味わうと、コク、酸味、ほんのりとした甘みが絶妙なハーモニーです。
デミグラスソースはコクもありますが、甘みと酸味もほどよいバランスで仕立てられています。そこにまったりと濃い生クリームが加われば、ソースにより奥行きが生まれるかのよう。 バターの風味豊かな卵と旨みのあるチキンライス、それぞれのおいしさを消しあうことなく、引き立てあっています。重たすぎないボリュームも女性にはうれしいですね。
素材の味わいを生かした、生クリームがけがちょっぴりリッチな「特製オムライス」。次の休日のランチやディナーにいかが?
この記事のライター
michill グルメ・おでかけ
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