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kasanariとフレーベル館は、子ども1人ひとりの個性を見いだし、非認知能力を育むことを目的に、フレーベル館の月刊保育絵本『しぜん – キンダーブック』を題材にしたアートプログラムを共同で開発して、東京都内の保育園の5歳児クラスの園児20名程度を対象に実施した。
今後kasanariは、フレーベル館と共に、他の保育園・幼稚園への展開や、フレーベル館の提供する他サービスとの連携も含めて、各種アートプログラム等を順次開発・提供していく予定だ。
昨今、急速にテクノロジーの進化や価値観の変化が進む中、“自分で考え、表現し、他者と関わる力”がより重要になっている。幼児教育の現場においても、観察力・思考力・表現力・コミュニケーション力といった「非認知能力」が注目されているそう。
フレーベル館の月刊保育絵本『しぜん – キンダーブック』は、身近な自然への興味を引き出す構成と内容が特徴であり、非認知能力を育むアートの視点と高い親和性があったという。

同プログラムでは、過去の『しぜん – キンダーブック』のテーマのうち「き(木)」を題材に、「みる・さわる(観察)」「かんがえる(解釈)」「つたえる(表現)」の3つのステップを通じた、1時間程度のアート制作を実施。使用した素材は、実際の木の葉っぱ・木の実・切り株・木材などだ。
誌面で自然を知るだけでなく、実際に自然を体感する中で、子どもたち1人ひとりの個性を見いだしつつ、非認知能力をより深く伸ばすことを目指した。

まずは、ステップ0「ウォーミングアップ」。身体を使って、自分の知っている木や、想像の中で「あったらいいな」と思う木を表現する。

ステップ1「みる・さわる(観察)」では、葉っぱ、木の実、切り株、木材など、普段はなかなか手に取ることのない実際の木の素材を、見たり触ったりしながら、五感を使って深く観察する。

ステップ2「かんがえる(解釈)」では、自分で選んだ木の素材を自由に組み合わせながら、自分だけの世界観を想像し、キャンバスボードの上で、自分だけの作品として形にしていく。

ステップ3「つたえる(表現)」では、自身の作品をグループ内で発表し、グループ内の友達と承認し合うことで、自己肯定感と他者への共感力を育む。

プログラムの最後には、1人ひとりの子どもと各自の作品をセットで撮影。

プログラム終了後には、子どもたちの思考・行動を記録した「振り返りシート」を1人1枚ずつ作成し、写真と共に保育園と保護者に渡す。これにより、子どもの個性に焦点を当てながら、子ども・保護者・先生の間で対話するきっかけを生み出す。
今回のプログラムを通じて、園の先生や保護者からは、さまざまな声が寄せられたそう。
例えば、「子どもが嬉しそうに自分の作品を見せながら、作品に込めた意味を説明してくれた」「プログラムの後から、自宅や保育園で木の素材を発見しては話題にするようになるなど、日常生活への学びの広がりを実感できた」「普段の制作活動とは違う視点で子どもの個性を見つめることができて、保育士視点でも学びや発見が多かった」などだ。
子どもの個性を見いだし、非認知能力を伸ばすアートプログラムに注目だ。
kasanari HP:https://www.kasanari.co.jp/
(Higuchi)
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