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これまでドラマ『せいせいするほど、愛してる』や、映画『東京難民』、『トワイライト ささらさや』ほか、時代劇など数多くの作品に出演し、さわやかな好青年を演じることが多かった中村蒼さんが、今作「HiGH&LOW」では、アウトローたちが繰り広げるド迫力の映像と最高峰のアクションに挑戦する事をインタビュー!
1991年3月4日生まれ。映画、テレビドラマ、舞台、CMなど幅広く活躍中。10月28日(土)公開予定の映画『ポンチョに夜明けの風はらませて』や11月3日(金)から放送スタート予定のBS時代劇『赤ひげ』と、出演作品が次々と発表されている。
「怖いというか、自分はこういう作品は不向きだと思っていたので、出演の話をいただいたときは『まさか』と驚きでした。僕が演じる『蘭丸』は、狂気的に人を殴るというキャラクター設定だったり、台詞も普段は使ったことのない口調だったり叫んだり。人様を殴ってはいけないと親から言われて育ったので、蘭丸の、首を絞めて相手を痛めつけるという人間性に慣れるまで大変でしたし、力を込めて本当に苦しめようとどれだけ思い切りやれるかというのが、僕の中では課題でした」
インタビュー中、一言一言を大事にしながら穏やかな口調でお話する中村さんと蘭丸のギャップは、ある意味作品を観たくなる要素となりそうだ。相手を痛めつける行為は、たとえ演技だとしても、可哀想だとか、痛そうだなと思ってしまうので、リハーサルでそういう気持ちを消す意識をし、本番に臨んだそうだ。中村さんと蘭丸は一つも似ていないからか。
「蘭丸を演じるのは難しかったです。自分とは違う考え方を持つ人間ですが、お金と力しか信じていないという蘭丸のことを好きでいないと、人間味を出せないなと。部下はたくさんいるけれど、常に孤独であったり、切なさや悲しみを抱えながら生きている部分を感じ取りながら演じていました」
これまでの作品とは世界観が異なるこの作品の現場は中村さんにとってどう映ったのだろう。
「みなさんとは『初めまして』という感じでしたが、現場は本当に明るくて、楽しかったです。同じ年のメンディー(関口)さんはとても穏やかな方でしたし、NAOTOさんは役の準備もバッチリで、役者としてもストイックな方だなと感じました。そして何よりも動きや仕草とか細かい部分まで、クリエイティブなところでもっとこうしたら面白くなるんじゃないか、こうしたらもっと役が広がるんじゃないかとか、みんなでゼロから作り上げていく感じがすごく刺激的でした。きっとコンサートでも、それぞれの想いでいろいろ考えているんだろうなと。役者だけの現場にはない熱量を味わえたというのはとても良い経験になりました。踊りも歌も芝居もできて最強な人たちだなと感じました(笑)」
どのチームに誰が所属しているかについても、詳しくなったという中村さん。
「今回、役者としての皆さんとご一緒しましたが、ライブではまた違った一面が見られるんじゃないかと思うので、ぜひライブを観てみたいなと思います。すごく大きなところで、多くのファンの前でパフォーマンスをされている姿、とても楽しみです」
アクションをはじめ、いろいろなことへの挑戦となった今作「HiGH&LOW THE MOVIE 2」。蘭丸への愛が伝わる中村さんの演技に注目したい 。
企画プロデュース/EXILE HIRO
監督/久保茂昭
出演/岩田剛典、黒木啓司、中村蒼 他
8月19日(土)全国ロードショー
ⓒ2017「HiGH&LOW」製作委員会
TEXT / Ikumi Aihara PHOTO / Isamu Ebisawa Stylist / Daisuke Araki Hair&Make / GO TAKAKUSAGI((VANITES)
この記事のライター
Poco'ce
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