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アドリブか?計算か? 芸能デスクが宮根誠司氏から救われたひと言…2010年から4年間、コメンテーターとして「ミヤネ屋」出演

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スポーツ報知の取材にポーズを取る宮根誠司氏(2010年12月3日、カメラ・岩崎 龍一)

 日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜・午後1時55分)の最終回が2日に放送され、20年の歴史に幕を下ろした。文化社会部時代にコメンテーターとして同番組に出演した名取広紀・元芸能デスクが司会の宮根誠司氏との思い出を語った。

 芸能デスクだった2010~13年、毎週水曜日にコメンテーターとして出演させてもらった私も、番組には様々な思い出がある。

 中でも忘れられないのは、12年6月13日のこと。その日のオンエア(OA)で取り上げる芸能ニュースについては正午ごろに担当ディレクター(D)、宮根さん、川田裕美アナ、そして、私で打ち合わせをしていたのだが、何事もなく終わり、メイク室でパンパンとドーランを塗ってもらっている、その時だった。

 「大変です。松田聖子がホームページで再々婚を発表しました。芸能ネタは差し替えで、第1部は全て聖子でいきます!」。担当Dが血相を変えて駆け込んできた。OA開始まで15分。聖子さんの交際情報なんて、最近あったっけ?

 慌てて弊社の音楽担当に連絡すると、こちらの連絡で初めて再々婚した事実を知るという…控室に戻り、ネット検索、そして、中2の時に聖子さんがデビューした“聖子世代”の私の知識をフル回転して、進行用の台本の裏に聖子さんの様々なトピックを走り書きして、スタジオに駆け込んだ。

 ただ、この程度の情報は5分もしゃべれば消費してしまう。どうする。徒手空拳で1時間、どうつなげばいいのか…すると、宮根さんは「大丈夫。何とかなりますから」。

 私の不安げな様子に気付いたのだろう。OAがスタートすると、宮根さんは他のコメンテーターお二人に絶妙なタイミングで話を振りつつ、時間を調整。そして、CMに入る直前だった。カメラ目線で「ミヤネ屋の芸能コメンテーターの皆さーん。井上公造さーん、駒井(千佳子)さーん、何か情報が入ったら、名取さんにすぐに電話してあげて!」と呼び掛けたのだ。

 恐らく、視聴者の皆さんはOA直前に飛び込んできたビッグニュースで、私をはじめ、「現場が相当バタバタしているのだな」ということを、宮根さんのこのアクションから感じ取ったのではないか。そう考えると、少し気持ちが落ち着き、徐々にウチの担当記者からも情報が入り出し、何とか最後まで役目を果たすことができた。

 あれは完全なアドリブだったのか。宮根さんなりの計算があっての発言だったのか。いずれにしても、あのひと言で私が救われたことだけは間違いない。

 最終回のOAを見ながら、改めて宮根さんのMCとしての「天賦の才」を思い出していた。(名取 広紀)


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