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【VIVANT】「別班レディ」レイヤマダ、役作りは「作詞作業と同じ」 語学は「死ぬ気で勉強」して習得 今作で地上波ドラマデビュー

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レイヤマダのTBS系日曜劇場「VIVANT」の初登場シーン

 TBS系日曜劇場「VIVANT」(日曜・後9時)第21話が18日、放送される。第2シーズンから「別班レディ」としてシンシーの拠点から主人公・乃木(堺雅人)らをサポートする田代を演じるレイヤマダのインタビューがこの日、公開された。

―第1シーズン

 正直に言うと…一気見でした(笑)。リアルタイムよりだいぶ遅れて見たんですけど、友人からずっと「レイちゃん絶対好きだから」「映画が好きなら『VIVANT』はハマるよ」って言われていて。実際に観たら、本当にドハマリしました。

 とにかくキャストの皆さんが豪華ですよね。全員が主役として一作品ずつ撮れるぐらいの方々が、一つの作品にギュッと集まっている。それだけで最初は「あわわわ…」って(笑)。

 そこから大どんでん返しや裏切りが続きますが、ただ驚かせるだけではない。監督が大事にしている信頼や絆、愛情みたいな、人間の根底にある深い部分が見えるんです。「その奥にこういう思いがあったから、あの裏切りがあったんだ」と分かってくる。そこに深くハマっていく感じがありました。

―出演が決まった時の心境

 最初は本当に信じられなくて、「どうしよう!」という感じでした。慌てて演技のワークショップに通おうかと思ったのですが、どんと構えて、自分がこれまでやってきた活動を100%生かして、「シンガーソングライターだからこそできる演技」を見せよう、と腹をくくりました。

―役作り

 台本を読んだ時、作詞の作業と同じだなと感じたんです。私は歌詞を書く時も、登場人物の特徴や生い立ち、性格、恋人がいるのか、結婚しているのかまで設定してから始めることがあって。

 田代については、他の別班員と大きく違うのは「現地に住んでいること」だと考えました。2年に「SOCAR(アゼルバイジャン国営石油会社)」に赴任している設定なので、劇中では13年も住んでいる。だったらアゼルバイジャン語は、「ここまでできればいいよね」ではダメ。「この人だけネイティブだよね」と勘違いされるレベルまで持っていかないと、劇としてのリアリティーがなくなると思ったんです。

 田代はシンガポール国立大学にも通っているので英語もできる。アゼルバイジャン語が話せるなら、きっとトルコ語やロシア語も話せる。そう考えたら、語学に関しては“パーフェクトの超絶秀才レディ”でないといけないと思って、もう死ぬ気で勉強しました。

―勉強方法

 最初はアゼルバイジャン語の入門テキストを取り寄せて、文法から始めたのですが、台本では「城の中の様子を教えてほしい」などと言っているのに、テキストは「これはペンです」みたいな調子で全然進まなくて。「一回このテキストはやめよう」と思って閉じました。

 そこからはアゼルバイジャンの番組を見漁(あさ)って、先生が言ってくれたセリフの録音を一日中聞いて、スローにしたものも聞いて発音の特徴を捉えるようにしました。現地ではアゼルバイジャン語版の「カートゥーン ネットワーク」を流しっぱなしにして料理や洗濯をしながら聞いていました。

 撮影現場では通訳の皆さん全員に同じセリフを言ってもらって、録音して聞き比べました。人によって滑舌や息の引き方、癖が違うので、その違いまで知りたくて。暗記したから安心、ではなくて、舌の使い方、上アゴ、歯まで全部研究しましたね。

―発音を細かく追求したのは、音楽家としての感覚もあったのか?

 それはあったかもしれないです。音楽家として「どうしてもそこが気になっちゃう」という部分はあるので。

 でも、そこまですごく頑張ったのに、一番長いアゼルバイジャン語のセリフがあった、オルコ村の食堂の店主・ガジモフ(グルバン・アフマドフ)との交渉シーンでは、私、ニカーブ(イスラム教徒の女性が着用する目を除く顔と頭をすっぽりと覆う布)をかぶっていて(笑)。「口元、見えないんかーい!一番見てほしかったよお!」って(笑)。

 しかも友達から「あまりにアゼルバイジャン語が上手いから、あれ吹き替えでしょ?」「レイちゃん言ってないでしょ?」と言われまして。「私だよ!ガチで話してるからね!その場でしゃべってるよ!」って(笑)。でも、そこまで言ってもらえたのはうれしかったです。

―放送後の反響

 自分のファンや友人からも「応援してるよ」「頑張ってきて良かったね」と言っていただきましたが、一番メッセージをくださるのは『VIVANT』ファンの方々です。

 第1シーズンからずっと作品を好きな方たちが、第2シーズンから入ってきた私みたいなキャラクターに対して、「よくぞ我々『VIVANT』の世界に来てくれました!」みたいな、ウェルカムな応援メッセージをくださるんです。

 正直、最初は「自分の思う現地別班員はレイヤマダじゃない」と言われたらどうしよう、という怖さもありました。でも真逆で、「頼りにしています」「みんなを助けて!」って。画面の向こうの視聴者の方々の温かい言葉に、すごく背中を押されました。

―堺雅人さんとの共演

 絶対に緊張するのは分かっていた上に、監督から何か月も前から「堺さんはすごいよ」「寝言でも言えるくらいにしておいてね」とお願いされていたんです(笑)。「もちろん!準備してます!」と応じながらも、やはり怖かったです。

 実際の堺さんはすごく朗らかで、少年みたいな方でした。アゼルバイジャンで約1か月ご一緒したのですが、本番直前だから距離を取ろうとしていると、堺さんの方から話しかけてくださったりして。それでも本番になったら「蛇ににらまれた蛙」になるかもしれない。でも、新人だからこそ絶対にNGを出さないと決めていました。あの自己紹介のシーンもNGなく進められて、本当にホッとしたんです。

 撮影が終わって、一度部屋に戻ることになった時に、堺さんが私のところに来てくださって、「相当練習されたんじゃないですか?」っておっしゃったんです。その一言で涙が出ちゃって。今も思い出すと(涙ぐみながら)…。

 「NGを出さなくてすごいね」でも「長ぜりふ大変だったでしょう」でもなくて、「相当練習されたんじゃないですか?」って。そこまでの過程を見てくださったように感じて、グッときました。「相当練習しました」って、そのまま答えました(笑)。あの時は、本当に報われたような気持ちになりました。

―乃木と向き合う時の気持ち

 緊張を通り越して、いい意味で“無双状態”でした。「何も怖くない」という気迫で。

 役者としては堺さんに挑む気持ちでしたけど、田代としても奪還作戦を絶対に成功させなくてはいけない。しかも、自分が担当している国で起きている大事件だから、「私がトップの責任者なんだ」という責任感を持っている。その覇気は画面を通して見えなきゃいけないと思ったんです。

 だから、「大物・堺雅人にビビっている新人のレイヤマダ」は捨てて、「乃木憂助に指示を出す現地の長」「この場においては櫻井さん(別班の最高司令官・櫻井里美/キムラ緑子)より上よ!」くらいの気迫でサポートしなきゃいけない。だとしたら緊張しているなんて言っていられない、という気持ちで挑みました。

―今後、どう楽しんでほしいか?

 「VIVANT」の面白さって、アクションやサスペンス、頭脳プレー、AIを駆使するところなど、いろいろあると思うんです。私の中では“現場100”というか、実際に作戦を動かしている人たちだけを追うような描き方ではなくて、『VIVANT』では、その裏で同時に100%の力で仕事をしている人たちもしっかり描かれている。表には見えにくいけれど、同じ熱量で作戦を支えている。私はそこが面白いと思っています。

 田代も裏方なんだけど、表舞台と“ため”を張れるくらいのいい仕事をしている。現地に13年住んでいるからこそ分かる、アゼルバイジャンにおける外国人の立ち位置や生活の感覚がある。田代のクレバーさと、「現地別班員が、普段日本にいる別班員を支える」という関係性を楽しみにしていただけたらうれしいです。


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