【長門湯本温泉】山口の人気温泉宿で四季を感じるお茶会体験♡手作りどらやきに舌鼓！

自然、歴史、文化を体験

出典：界 長門

山口県北部の山間・長門湯本温泉にたたずむ温泉旅館「界 長門」に併設する「あけぼのカフェ」にて、温泉の新たな楽しみ方が登場しました。その名も「どらやき茶かご～季 (とき) の野点～」。長門湯本温泉の四季と文化を体験できるセットメニューです。

山口県最古の温泉街として知られている長門湯本温泉。旅館・ホテルの老朽化や近年の旅行スタイルの変化により、利用者は1983年の39万人をピークに、2014年には18万人に半減しました。

2016年、長門市は星野リゾートと共に温泉街再生を目指し、地域全体に公平な利益をもたらす「ステークホルダーツーリズム」の理念を盛り込んだマスタープランを策定。「オソト天国」という豊かな外部空間とそぞろ歩きの楽しさを追求するコンセプトのもと、地域の事業者や住民とともに、地域文化と自然を生かした新しい観光体験を提案してきました。

今回、自然豊かなロケーションで四季折々の景色を楽しみながら、歴史ある萩焼深川窯の抹茶椀で温泉街の文化を体験できる本メニューの開発に至りました。

特別に用意された「抹茶椀」

出典：界 長門

「どらやき茶かご～季 (とき) の野点～」では、自然の中でのお茶の時間を彩るグッズ、茶かごの中には野点用の茶道具一式が用意されています。野点とは、屋外で自由にお茶を楽しむお茶会のこと。お茶を点てたことがない方も楽しめる基本的なセットとなっています。

抹茶椀は、萩焼深川窯の萩焼作家・坂倉善右衛門窯10代目の坂倉善右衛門氏が、このメニューのために特別に用意したもの。

茶道の世界では、「一楽、二萩、三唐津」と言われるほど、江戸時代より萩藩をはじめとする多くの茶人に愛されてきた萩焼。その中でも長門湯本温泉からほど近い三ノ瀬（そうのせ）でつくられる萩焼は「深川萩」と呼ばれ、特に格式の高いお茶碗として知られています。

江戸時代から360年間、窯の火をつないできた「深川萩」の茶器の中から、お好みの茶器を選んで野点を体験することができます。

野点体験をさらに充実させるのが、あけぼのカフェの手作りのどらやき。

出典：界 長門

通年楽しめる定番の味として、夏みかん、あずき、ゆずきちの3種類を用意。

また、春は桜餡、夏は小野茶味のジェラートを挟んだジェラートどらやき、秋は和栗を丸ごと使った栗餡、冬は地元酒造の酒粕を使った酒粕餡など、季節の食材を使用した季節限定のどらやきもあります。

お好みのどらやきを選んで、野点体験を楽しめますよ。

好きな場所でお茶を点てる

出典：界 長門

「オソト天国」と称される長門湯本温泉。春は音信川沿いの桜が温泉街を桃色に彩り、初夏の夜には蛍の光が舞い、人々の心を癒します。秋には「紅葉の階段」がもみじを囲む木々の葉が紅く染まり、冬は凛とした空気に包まれ、四季の移ろいを感じることができる温泉街です。

川のそよ風や木漏れ日など、都会では感じられない自然の豊かさを感じながら、温泉街の好きな場所でお茶を点て、穏やかな時間を過ごすことができます。

「どらやき茶かご～季 (とき) の野点～」は通年開催で、時間は11時30分〜16時まで。料金は1名1000円で、予約は不要です。

特別なこの場所で、四季を感じながら、お茶を楽しんでみませんか？

「界 長門」基本データ

出典：界 長門

＜住所＞〒759-4103　山口県長門市深川湯本2229-1
＜TEL＞050-3134-8092（界予約センター）
＜客室数＞40室
＜アクセス＞JR新山口駅から車で約60分、宇部空港から車で約70分

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※2025年4月時点の情報です。詳細は、「界 長門」の公式サイトにてご確認ください。

文：岡村幸治