/
流行はその時々で変わるもの。その中でも何十年もの間続く永遠のテーマもあります。その1つは収納。昨今、収納ブームとなり、おしゃれ女子や収納家たちがこぞってSNSやブログなどで収納術を紹介しています。でも、その収納、本当に暮らしやすい収納ですか?今回は、本当に暮らしやすい収納について考えてみました。
ねぇ知ってる?
何十年も流行り続けている女子の永遠のテーマって何か。
某雑誌社の方に聞いた話なのですが、必ず雑誌の特集は女子の永遠のテーマの3つの中のどれかなんだとか。
実はこの3点なんです。
・ダイエット
・貯金
・片付け
ウンウンとうなづいた方も多いかと思います。どれも常に流行っていますもんね。
もうかれこれ何十年も同じテーマで女子は悩んでいるのです。
今回はその中でも昨今の収納ブームに着目します。
今の時代はインスタグラムやらブログやらにて、なんぼでもおしゃれ番長のお宅を拝むことができます。
その中でも収納の技術や工夫を載せてらっしゃる方がいて、暮らしの道具の見事なまでの整列や統一感にうっとりすることもしばしば。見ながらも「いいなぁこんな生活したいなぁ!よし真似っこしよう!」なんて言葉が思わずこぼれる。
しかし、本当に暮らしやすいかどうかは全くの別もんだったりします。
本当に流行っているその収納方法は暮らしやすいのか考えてみましょう。
全部白!壁も天井も、収納も真っ白の同じケースでズラズラリと美絶景。
めっちゃシンプルで清潔感があって素敵です。私は個人的に大好物です。
が、しかし、真っ白はいつも美に迫られる色、実際は緊張を助長する色で住みにくさを感じる人がたくさんいるのだとか。
それに、白統一ラブをこじらせると、なんでも白じゃないと買うことに抵抗が起こるようになります。
誰にでも向いているというわけではないのです。
中身が見えないケースにものを入れて収納すると、生活感が消えることが多い!
生活感なし=オシャレな暮らしという多くの女子の願いですよね。私も大好きです!
しかしね、多くの人の脳は、見えていないと忘れるようにできています。ジーザス…。
忘れていて使わないということは、それほど大事なものだとは言えない。
そして、使わなくて平気だということはそれは不要品に限りなく近いということなんです…。これまたジーザス。
とにかくピッタリが好き!ジャンルが混ざらないように細かく区画整理!
ハサミ専用スペース、ペン専用スペース、テープもガムテープはここ、セロハンテープはここ、マスキングテープはここ…私はこれを一番にやめました。
私はなんとか戻せるのですが、家族がついてこれずモヤモヤしてしまったのですよね。結局私が家族のぶんまで片付けるシーンが多くて、しんどくてやめてしまいました。
暮らしやすさを求めて収納を工夫しているはずが、家族には困難で暮らしやすさとは真逆になっていったという悲しい話。
今は1ジャンル1ケースにしています。細かく区切らず文房具は一つの箱にガサッと収納。キッチンツールもガサッと収納。カトラリーも細かく区切る収納はやめました。
私の場合は自己満足をとるか家族全体の暮らしやすさをとるかの問題だったなと思います
収納へのこだわりをやめましたが、何にも変わりません。いや、むしろやらなくていいことをたくさんやっていたなと反省…汗。
収納に時間や手間や労力を使って、暮らしのためにキャパオーバーな努力をしていたなと思います。
それすなわち、自分にはあっていないということ。収納は知識や技術ではなく、自分や家族に合った、ストレスのないやり方が一番だと思います。
【あなたにおすすめの記事】
■その収納、なんのため?こだわりの美収納もほどほどに…
■出しっぱなしでもスッキリ!トレーを使ってゼロアクション収納
■グルーピングでお部屋をすっきり!プロが教える分類方法とは
■スッキリ身軽に暮らす為に気を付けたい4つのこと!
■ゆるいマイルールでスッキリ使いやすい冷蔵庫♪
この記事のライター
ミニマリスト、整えアドバイザー
阪口ゆうこ
5130
1981年生まれの小学生ふたりの母。生まれてこのかた片付けられない人生だったはずなのに、ここ数年で一周回ってミニマリストに転身、自身のカオス体験から片付けられるようになるまでを振り返りながら片付けや整えについてのブログを運営。コラム等の執筆、セミナー開催を通して人との繋がりを生きがいにしている整えアドバイザー。
ライフスタイルの人気ランキング
新着
カテゴリ
公式アカウント