更新日:2018年11月13日 / 公開日:2017年10月24日
秋冬のガーデニングで最もポピュラーな花といえば、パンジーとビオラです。この時季は、どの園芸店でも売られている大定番の花で、初心者さんにも育てやすく、春まで長く楽しめます。定番のビオラ、今年はちょっとおしゃれに育ててみませんか?
●多種類の寄せ植え
・ビオラ苗 約180円×1
・レタス苗 約120円×1(半分使用)
・コロニラ バレンティナ300円×1(半分使用)
・葉牡丹の苗 約400円×1(半分使用)
・直径15センチ程度の鉢、用土、鉢底石など適宜
パンジーとビオラは、形や色はよく似ています。違うのは花の大きさと数。ビオラは、パンジーよりも一回り小さな花がたくさん咲くので、より可愛らしい印象があります。そして、原色からバイカラー、パステル、アンティーク色まで、花色がとても豊富です。価格は1苗98円程度から、500円以上もするブランド苗まで様々。珍しいものほど、高価な傾向があります。
選んだビオラは、1苗180円程度で同じ色を2つ。一輪の中に、オレンジ、パープル、白と、3色入っている点がポイントです。3色のおかげで、シンプルな寄せ植えでも華やかに見せることができます。
横長の鉢にビオラを2つ並べて、隙間にアイビーを入れました。アイビーの葉が、程よいアクセントになっています。このビオラが違う色2つだったとしたら、きっと、まとまり感に欠けましたよね?ビオラを主役に、アイビーが脇役をしっかりと果たしている、すっきりおしゃれな寄せ植えの例です。
ビオラの管理で欠かせない作業があります。それは「花ガラ摘み」です。咲き終わった花をそのままにしておくと、やがてタネができてきます。タネの生成に養分を取られてしまい、花付きが悪くなる事も。枯れた花は見栄えも悪いです。茎からカットして、次の花に養分を回してあげましょう。
続いては、中級者さん以上におすすめしたい寄せ植え例です。ビオラ1苗に対して、紫の葉ボタン、コロニラという葉っぱ、そしてレタス苗まで、ギュギュと詰め込みました。葉っぱ類は、株を分けて小さくし、ビオラの周りに少しだけ植えています。冬は生長が遅いので複雑な寄せ植えも乱れにくく、ベストバランスを長くキープできます。
レタス苗を少しずつ収穫できるのも、この寄せ植えの楽しみ。食卓もおしゃれに飾ってくれます。真冬は虫の被害もほとんど無く、安心して食べる事ができます。
3月に入る頃からビオラたちは急激に生長を始めます。今までの咲き方がウソのように、爆発的に花が増え、寄せ植えのバランスも変わっていきます。
※3月末の様子
GWを過ぎる頃、いよいよビオラも終わり(関東標準)です。ビオラは一年で枯れて、タネで次の年を迎える、一年草と呼ばれる植物。長い間ありがとうの気持ちで、最後はばっさりとカットし、豪華に生けて楽しみましょう。
自分で育てた花で素敵な写真を撮れるのは、ガーデニングの大きな醍醐味です。おしゃれで可愛いビオラ。その魅力を是非体験してみて下さい。
この記事のライター
新着