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ミステリアスなお酒のプロ「アートマン」さんが教えてくれるお酒のコト。第2弾は日本酒について!ちょっと粋に日本酒を注文できるようになったらきっと楽しい酒宴になりますよね♪
こんにちは、お酒の流通を生業としていたところ、いつの間にかワインと日本酒に詳しくなってしまった者です。この業界、狭いものですので本名は明かせませんが、仮にアートマンとお呼びください。いつか時がきたら、正体を公開するかもしれません。
ここ数年、日本酒が本格的なブームになりました。和食のお店のメニューに日本酒が何十種類も載っていたり、日本酒バーもたくさんできましたよね。
ワイングラスで提供されることも多くて、「日本酒はおじさんの飲むもの」というイメージは忘れた方が良さそうです。いや、そんな考えは古くて、むしろ女性の飲み物? と思えるほど、日本酒に女性から注目が集まっています。
淡い香りで口がスッキリするドライな感じのものから、「パイナップルジュースにアルコールを入れたのかな?」と思わせるジューシーなものまで、いろいろな味わいの日本酒が登場しています。
美味しい日本酒が飲んでみたい、けれどお店に行った時にメニューを見ても目移りしてしまって選ぶのはなかなか大変。そんなことはありませんか。
日本酒の知識と経験があって、メニューから「今日はこれが飲みたい!」と決められる方は、好きなお酒と食事を同時に楽しめるので、とても幸せな時間を過ごせると思います。
私も、前から飲んでみたかったお酒を見つけると何はともあれ注文してしまいます。メニューを見て「あっ! これ飲んでみたい!」と思えるのは相当な日本酒好きと言えるでしょう。
日本酒はワインと同じ「食中酒」で、お料理と一緒にいただくお酒です。お料理の味を引き立てることができますし、お酒とお料理の相性もあります。それをふまえ、今回は「日本酒の上手な注文の仕方」をテーマにお話をしてみます。
日本酒を大雑把にふたつに分けると「味が良いお酒」と「香りが良いお酒」になります。
「味が良いお酒」は、日本酒のなかでもお料理を引き立てるタイプと言えるでしょう。このなかでもライトな感じもお酒からどっしりした味の濃いお酒までいろいろあります。
「香りが良いお酒」は、お酒単体でも楽しめます。華やかな香りを楽しむ、お酒が主役になるタイプですね。
そこで女性の皆さんに提案なのですが、訪ねたお店の特徴によって、お酒の選び方を変えてみてはどうでしょうか。もちろん、すでに実践している方もいるとは思いますが、今まで以上にこだわって選んでみると、新しいお酒の世界が広がります。
お料理が魅力的なお店でしたら、お料理を引き立ててくれる「味が良いお酒」を頼むのが良いと思います。また、日本酒の品揃えが豊富なお店に行ったのでしたら「香りが良いお酒」をチョイスしてはいかがでしょうか。
ここ数年の日本酒ブームの主役はこの「香りが良いお酒」ですから、香りの種類を比べてみるのも楽しいです。日本酒に熱心なお店には、お酒のチェックをする方が必ずいらっしゃいますので、アドバイスをもらいながら選ぶのがスマートだと思います。
お店によっては、店主のほうから料理に最適なお酒を提案してくることもあります。
「このお酒美味しい!」と思ったら、ラベルを写しておきましょう。日本酒のラベル画像を保存できる無料アプリを活用するのも良いと思います。
現在、日本酒の蔵元は1000以上あると言われています。それぞれの蔵元が一年の内に造り方や材料のお米を変えて何種類もリリースしていますので、同じ銘柄でも香りが良いタイプと味が良いタイプがあったりします。別のお店に行った時、「これが美味しかった!」とお伝えするとお店の方もより良いアドバイスができると思います。
美味しい日本酒を上手に楽しんで、より良いひとときを過ごしてくださいね!
<アートマン プロフィール>
ワインの流通に15年以上携わり、その目利きと味覚のセンスであらゆるワインや日本酒などに精通。その道では年間1億円以上の販売実績がある人物で、あらゆる分野の飲食店にも精通。
この記事のライター
アートマン
95
ワインの流通に15年以上携わり、その目利きと味覚のセンスであらゆるワインや日本酒などに精通。その道では年間1億円以上の販売実績がある人物で、あらゆる分野の飲食店にも精通。
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