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筆者がキャリアカウンセラーとして出会った「パートナーと長続きする女性」には、コミュニケーションスタイルに、次の3つの共通点がありました。長続きするためには、どんなに距離が近くなっても、「自分も相手も尊重すること」が必要です。
まっすぐにものを伝えると、相手の心にもまっすぐに届きます。
例えば、寂しい思いをすると、それを嫉妬や怒りに変換して「どうしてあなたは○○してくれないの?」という言い方になってしまいがちです。「あなた」が主語になってしまうと、相手は、「決めつけられている」と感じます。
素直に「私は寂しかった」「私は会いたかった」と伝えましょう。
ポイントは、主語が「あなたは」ではなく、「私は」です。「私は~と思う」「私は~と感じる」と素直にまっすぐに伝えることです。
これを「Iメッセージ」と言います。「あなたは~」と言いたくなったら、「私は~」に言い換えましょう。
素直でまっすぐな女性は、嫌なことにはやんわりと「NO」を言うこともできるのです。
「NO」というのが苦手な人は多いと思うのですが、それは、「NO」と言ったら嫌われるのではないか、相手にダメージを与えるのではないかと不安になってしまうからではないでしょうか。
これは相手への配慮とも考えられますが、相手に対しても、自分に対しても誠実ではありません。相手は、あなたに言いなりになってほしいとは思っていないはずです。
我慢し過ぎると、知らず知らずのうちに「自己否定」が始まります。相手から大切にされないという気持ちが残ってしまいます。我慢はいつか爆発します。
相手への尊敬、感謝の気持ちを伝えたうえで、代案を提示しましょう。
媚びないというと、ちょっととがった感じがするかもしれませんが、相手をはねつけるという意味ではありません。
ただ、過剰に気を使ったり、心にもないことを言ったりして、自分を低くしないのです。それは、自分で自分の価値を認めているから、過度に好かれて認められようとは思わないのです。
「自分を認める」とは、相手にしてもらうことではなく、自分ですることです。
自分の心がグラスだとすると、水を一杯にしてほしいと相手に求めるのではなく、自分で水一杯にし、あふれ出す水で相手をも満たすことです。
コミュニケーションの語源は、ラテン語の「コムニカチオ(communicatio)」と言われています。
意味は、「分かちあうこと、共有すること」です。
自分の考えや思いを伝えることと、相手の考えや思いを受け取ること。この双方のキャッチボールができて、はじめて成立するのです。
親しくなればなるほど、キャッチボールのできる距離感がわからなくなります。相手の心に投げるボールは、距離が縮まるほど、速さや高さを工夫しましょう。
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この記事のライター
横田真由子
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株式会社ケリングジャパン(旧GUCCI JAPAN)販売スタッフとして有名人やVIP客の担当となり、3年で店長に昇格。顧客獲得数No.1となる。選んだものを大切に手入れしながら愛し抜く姿勢に真の豊かさを感じ、「上質なものを少しだけ持つ人生」=「ミニマムリッチ®ライフ」を提唱。キャリアコンサルタントとして女性のキャリア支援を行う。著書『本当に必要なものはすべて「小さなバッグ」が教えてくれる』
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