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子どもが生まれたら、生活がガラッと一変。自分の時間はなくなるし、勤務時間も短くなるし、なにも出来なくなってしまう…なんて思っていませんか?違うんです!!発想を少しだけ変えたら、個人事業主や、社長にだってなれちゃうんです。家族のライフスタイルに合わせて、働き方を変えてみませんか?
「ママ起業」という言葉が流行り出したのは、いつぐらいからでしょうか?
「ママ起業」でGoogle検索をすると、ものすごい数のサイトがヒットし、内容も「ママ起業」に対して賛否両論と色々です。
お子さんが生まれてからは、組織に属するのではなく、ママとして起業を目指す人が年々増えています。
私が所属する大人の女子校にも「ママ起業部」という部活があって、かなりにぎわっていますし、私のところへもママ達がたくさん相談に来ます。私たちが、女性の起業に対して提唱している働き方は3つあります。
1.家にいながら収入を得るSOHOスタイル
2.事業に参加して収入を得る事業参加型スタイル
3.自分で独立起業して収入を得る起業家スタイル
Michill読者のママであれば、お子さんがまだ小さいのではと想像しますが、お子さんが小さいと、かなり時間的な制約が多いのではないでしょうか?
上記の3の起業家スタイルは、うまく軌道に乗るまで時間と労力がかかるので、時間的な制約が多いママが収入を得るためには、この3つの中の1のSOHOスタイルと2の事業参加型が無理のない収入の得方ではないかと思います。
起業というと、3の独立した形のものを思い浮かべるかと思いますが、実際の現場では1と2でうまくいっている人も多数います。
起業家スタイルでなければ、無理に資格を取ったり、なにかの専門家になったりする必要もありません。今までの社会人の経験から、出来る事はたくさんあります。私が属している大人の女子校でも、事務系のお仕事は、ほぼ全員お子さんのいるママ達です。自分が出来る時間で出来る事を分担し、自宅で働いています。事務所に通う必要もなく、通勤時間もいりません。
一時、政府などが提唱していた、ワークシェアという形を取っています。そして全員、社員ではなく独立事業者として働いています。
「自分らしい働き方」を求めている方は多いのですが、「自分らしい働き方」とは、自分の時間をどれだけ使えるかという事も含まれます。女性は結婚、出産とライフイベントも多く、その都度働ける時間も変化していきます。
お子さんが小さく、働ける時間があまり取れないという方は、既に成功している起業家のサポートに入るという選択肢があります。
お子さんが大きくなるまで、起業家のサポートをしながら、実際の起業を学び、お子さんに手がかからなくなった時に、独立起業を考えても遅くはありません。女性の起業は、小さいところ、出来るところから始めると失敗が少なくなります。
最初は出来るところから、やりたいと思っている事ではなくても、自分が提供出来る事から始める事をお勧めします。自分のやりたい事は、時間が出来てから追求する事が出来るはずです。
中には、お子さんが小さいうちから起業をしたい!と頑張る方もいますが、家庭がうまくいかなくなったり、お子さんとの時間が極端に少なくなったりと、弊害が出る事が少なくありません。家庭不和を引き起こすような起業を、私たちも望んではいません。
なので、ママで起業したいという方は、まず1日のうち仕事に使える時間は何時間なのかを明確に計算して出す事です。その時間の中で、出来る事を考えてみる。
会社員の時代、資料を作っていたとか、事務をやっていた、メール対応などをやっていたという方なら、それが仕事になりますし、ブログなどネット関連が得意なら、その管理の仕事もあります。
営業販売の仕事をしていた方なら、他人が扱っている商品を売る事も出来ます。ネットオークション等を使った販売代行も出来ます。広報系の仕事をしていた人なら、起業家の広報を担当する事も出来ます。
子育てと家事の時間を効率化して、空いた時間でなにが出来るかを考えてみてください。今までやって来た仕事の棚卸しをして、それを必要としている人を探すのです。
もちろん、3の起業家になる道もあります。
最近すごい成功しているなと思うママで、地方在住でむくみを防止する下着を作成し、ネットで販売して月に20万円ほどの収入を得ている方がいます。
その方のお子さんは3歳。もともと裁縫系が得意で自分でも履きたいと思えるような下着を作ったところ、周りからもニーズがあり、ブログで販売したら人気が出たそうです。
この方も子どもが小さいから、家で出来るものを、という事でネットでの販売を思いついて、それを実行しています。
今は生産が間に合わず、下着の製作はお母様に依頼して、本人はネットショップと配送だけに専念しています。
このように、人の助けを借りながら、うまく起業した例もあります。起業と一言で言っても様々なスタイルがあります。
最後にどの仕事のスタイルだとしても、それを仕事にし、お金をいただいているのであれば、そこに責任が発生します。お子さんが急に病気になっても、しなければならない仕事はあると思います。その覚悟は問われるでしょう。
今の自分に合う働き方のスタイルはなにかを考えていきましょう。それはお子さんが大きくなるに連れて、どんどん変わっていくはずです。
その都度、出来る事はなにか、使える時間はどのくらいかを棚卸しをしながらやれば、ママ起業もうまくいくはずです。
焦りは禁物。誰かと比べたりせず、ひとつひとつ積み上げていきましょう!それが自分の信頼になり、仕事は増え続けます。
この記事のライター
稲垣佳美
370
(株)443代表。大人の女子校専任講師。心理療法家の経験を元に経営コンサルタントも務める。年収一千万の女性起業家を多数輩出し、自身が務めるビジネス系セミナーも毎回満席と、起業を目指す女性から圧倒的支持を得る。様々な分野において劇的な変化を遂げるクライアントが続出している。 “心から望む思い通りの人生を作る”をキーテーマとし、自分らしい生き方とビジネ スの構築を得意とする。
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