更新日:2018年5月19日 / 公開日:2018年5月19日
心地よい暮らしで大切なことは、「自分に合った」ということです。必ずしもこれといった正解があるわけではなく、人それぞれの正解があります。ラク家事も同じく、自分に合った収納方法や仕組み作りが大切ですが、そんな中でも誰にでも共通する大切なポイントが「アクション数」です。
こんにちは。整理収納アドバイザーのmaikoです。
整理収納アドバイザーとしてよく使う「アクション数」という言葉。聞きなれない方も多いかと思います。アクション数とは、作業をする際の動作の数のことです。
例えば、キッチンの引き出しから何かを取り出す場合、
1:引き出しを開ける 2:手に取る。この場合は、2アクションということになります。
1:引き出しを開ける 2:何かをどかす 3:手に取る。これは3アクションです。「2:何かをどかす」はできれば省略したいアクションです。
アクション数が少ないほど、ムダな動作がなく、スムーズに家事ができるということになります。理想は2アクションまでです。
アクション数が多いとムダな動作が多いということですが、取り出す際には使うという目的があるので、なんとなくこなせます。ですが、片付ける際には同じアクションをするのが億劫になり、適当に片付けて、次回使う時にスムーズに取り出せない、見当たらないなどということが起こる原因になります。
こうなってしまうと、悪循環に陥って、ものの住所はなくなり、使いやすい収納から遠ざかってしまいます。
アクション数を減らすという意味では、使用頻度の高いものを出しておいたり、見せる収納にするなども有効です。
キッチンツールなどを吊り下げる収納にするのもいいですね。ただ、何でもかんでも出したままはNGです。出ているものが多ければ、雑多な印象になり散らかる原因になります。
そして、出ているものが多いと、今度は掃除の際のアクション数が増える可能性があります。難しいところですが、うまいバランスをとりたいところです。
フタのないケースを使うことや、重ねて収納するのを避けることも、アクション数を減らせます。ただ、重ねて収納しなければ収納量を確保できないなどの問題もありますので、使用頻度の高いものを取り出しやすい位置に置くなどして、バランスよくアクション数を減らす工夫をしてみてください。
例えば、我が家のパントリーはほぼオープン収納です。これは、「扉を開ける」という第一アクションを省略するためです。面倒くさがりの私に合わせた収納で、取り出す際にもスムーズです。
ただ、オープン収納には、見た目の問題やホコリが溜まりやすかったり、地震の際に心配などのデメリットもあります。オープン収納のためのルールなども必要になります。
扉があるおかげで、すっきりした見た目を保てる場合も多いので、アクション数だけにこだわらず、自分に合った収納の方法を見つけることが大切です。
アクション数はラク家事に大きな影響を与えます。それぞれの作業でアクション数が多いのと少ないのでは、雲泥の差です。
大げさに聞こえるかもしれませんが、1つの作業のムダな動作は大したことなくても、家事全体で考えるとバカになりません。
また、アクション数を減らすために収納を整えていくと、ムダなものを持つことがラク家事の妨げになることもわかってきます。
アクション数を意識して、ラク家事の好循環を手に入れましょう。
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