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40歳で東大に一発合格、会計士をしながら50代後半で受かった~中高一貫校出身者がほとんどの現役生とオジサンの戦い方とは

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目次

さんきゅう倉田です。

35歳の3月から受験勉強を始めて、3回の受験を経て38歳で東京大学に入学しました。

 

次のような質問をいただいた。

 

「倉田さんのように社会人で東大入学することに関心があります。私は年金老人ですが暇がありボケ予防に受験勉強して東大合格出来ると思われますか?一応大卒です。」

 

「現役世代の鬼のような勉強量をこえる”覚悟”があればできのでは?」とお伝えしたい後編です。

 

◀◀年金をもらいながらボケ防止のために勉強をして「東大に合格」するのか→現役東大生が「可能」だと答えた、たったひとつの条件

 

▶東大合格者の実態。おじさんが同等に戦うには

人口に膾炙していない東京大学合格者の半生

東京大学の受験生の属性には大きな偏りがあり、ほとんどが中高一貫校の出身だ。

筆者は中学受験をしなかったし、22歳で卒業した日本大学の同級生に中高一貫校出身の人間がいたかどうかも知らない。小学校の同級生で中学受験をした友人がいたが中高一貫校かどうかは知らなかった。

それくらい中高一貫校とは無縁の世界にいたが、東大ではそれが普通である。中受をしていなければ、高い確率で日比谷や翠嵐である。

小学4年生からSAPIXの一番上のクラスに入り、一部では神童のように扱われ、毎日の夕飯は算数と国語の間の15分の休憩で食べるような生活を送った彼らですら、全員が東大や国立の医学部に受かるわけではない。

少し厳し言い方になるが、「ボケ予防に受験勉強して」という副作用的な勉強方法では受からない。また「一応大卒」とのことだが、高卒も大卒も東大入試においてはほとんど変わらないように思う。

筆者の受験勉強は数研出版の数ⅠAの教科書を読むところから始まった。中学高校で学んだことはすべて忘れていたから、学力としては中学生と変わらない。高校で学んだことを多少覚えていても、たいしたアドバンテージにはならなかっただろう。それくらい東大入試とは隔たりがある。

65歳を超えて、小学生の頃から日付が変わる時間まで勉強していた彼らと同じレベルで戦うにはどうしたらいいだろうか。

それは彼ら以上に長い時間をかけて勉強することである。

「質の良い勉強を」と塾の先生たちは言うが、そんなものは量をこなして十分な理解力と知識が身についた先にある。初めから量をこなせないなら受験の適性がない。

あなたが本気ならとにかく時間を投入してほしい。

その覚悟があるか、自らに一度問うてほしい。

 

▶おじさん受験生は現実にまぁまぁいる

東大入試の会場にいるおじさん受験生

筆者は共通テストと東大入試で英語を使わなかった。フランス語で受験した。

東大入試でフランス語を選択すると、ドイツ語・中国語の受験生と同じ部屋に入れられる。3回受験したので3回とも駒場キャンパスの同じ部屋、同じ受験番号だった。

部屋の中には毎年25人ほどの受験生がいた。

これは文系だけなので、理系は本郷キャンパスの同じ部屋に放り込まれているのだろう。

この言語差し替え部屋には、なぜか毎年おじさんが数名いる。彼らはだいたいドイツ語選択だ。

定年退職をしている年齢の人から年金をもらっている人まで様々なおじさんがいる。

うち1名は筆者の受験1回目から3回目まで在席していた。その後、このおじさんがどうなったのか分からないが、あの時間制約の厳しい共通テストを受けて足切りを突破したのだから凄まじい能力があるに違いない。

 

2回目の受験が終わって、駒場東大前駅のホームに降りたったら、同じ部屋で受験していたおじさんたちが話をしていた。

 

「地理と日本史の答案用紙を間違えてしまったんですよ。開始1時間くらいで気づいて、すべて消して書き直しました」

 

胸が苦しくなる話である。18歳の受験生にも起こりうる失敗だ。1時間経ってから書き直せば、絶対に時間は足りない。間違いなく落ちてしまう。自分だったら消しゴムで擦りながら、涙を流しただろう。

おじさんのやるせなさや切なさがホームを走って筆者の中に流れ込んでくるのを感じる。どれだけ努力をしても、ほん少しのミスや体調不良で落ちてしまう。それが東大受験である。だから、どんなことがあっても対応できるように、覚悟を持って勉強してもらいたい。

 

なお、筆者の周りには40歳で1回の受験で受かったおじさん、会計士をしながら50代後半で受かったおじさん、4回以上受験して65歳くらいで受かったおじさん、65歳で1回の受験で受かった非常に賢いおじさんなどがいるので、何歳になっても可能性はあるように思う。

頑張ってほしい。

そういえば、40歳を超えて受験するのは男性ばかりである。なぜなのだろうか。

 

 

■編集部より

東大生について知りたいこと、そのほかお子さんの塾や勉強にまつわるお悩み相談など、さんきゅう倉田さんへ聞いてみたいことをぜひ教えてください!

 

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この記事のライター

OTONA SALONE|オトナサローネ

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