/
転勤や結婚などで引越しをすることが決まったら、部屋探しにばかり目がいってしまうもの。しかし、今住んでいる家を退去するときのルールを知らないと、もしかしたら損をしてしまうかもしれない。家賃の二重払いを避けるには? 敷金をたくさん取られるのはどんなとき? 今回は、引越しが決まった人に読んでおいてほしい記事を、編集部がピックアップ。引越しシーズンが本格的に到来する前に、ぜひ予習しておこう!
落とし穴(1)退去の連絡はいつまで? 避けたい”家賃のダブル払い”
家賃をダブルで払うことも? 「2カ月前退去通知」の盲点
(2016年7月5日掲載)
タバコを吸う人吸わない人、退去時にかかるお金はどう違う?
(2016年4月11日掲載)
「タバコの煙は家の隅々まで蔓延します。たとえ、毎回キッチンの換気扇の前で吸っていても、リビングにも煙は流れていってしまうものなんです。壁に小さな傷がついたくらいなら、その部分だけを修繕するだけで済みますが、タバコの場合は壁全体にダメージが及んでしまうので全面張り替えとなることも珍しくありません。壁紙の修繕コストは1m21000円~1300円くらいのところが多いので、仮にリビングの壁紙の面積が1面10m2、天井を含め4面で40m2だったとすると4万円~5万円の費用がかかることになります」(入居者側、物件オーナー側、双方の事情に精通する株式会社ハウスメイトパートナーズの伊部尚子さん)落とし穴(3)壁や床の傷を”自力で修繕”は逆効果!?
補修グッズで原状回復。どこまで可能?
(2012年6月20日掲載)
管理会社:「クギ穴の空いたクロスはどっちにしても貼り替えになると思いますし、フローリングも傷の度合いによっては大幅な修繕が必要になるかもしれませんのでおそらく安くなることはないかと…。まあ、ですから御自身での無理な修繕はできれば控えていただきたく思います。あ、退去をされる際には修繕箇所をご報告くださいね」
付け焼刃の修繕をしたところでプロの目をごまかすことはできないし、そもそもモラルとして正直に告白するべき。ただ、敷金の負担云々に関係なく、キズと一緒に暮らすよりは見た目だけでもキレイになったほうが気持ち良い生活を送れる。その際、自分でヘタに手を入れてしまったがためにかえって修繕費が膨らんでしまうケースもあるので、あくまで「ほどほど」を心がけたい。落とし穴(4)部屋を掃除しておかないと、敷金の返還額がダウン!?敷金、戻ってきて! 原状回復のプロに聞く“お掃除ポイント”
(2015年3月8日掲載)
具体的に、どんな場所をきれいにすると印象が良くなるのだろうか?
「お風呂場は鏡、コーキング部分(目地部分など)やネジのカビ、床や壁もきれいにしておくと印象が良いです。便器まわりも当然、便器の中もきれいにしておきましょう」(原状回復ドットコム)
落とし穴(5)粗大ごみの処分は、「お金」or「時間」がかかる引越しの難関・粗大ごみの処分。余裕をもって処分しよう!
(2015年3月29日掲載)
賃貸退去時の素朴なギモン! 次の入居者に「役立ちそうなもの」でも撤去が必要?
(2017年7月31日掲載)
ただし、その設備が壊れてしまっては意味がないので、貸主が置いていくことを承諾する場合、大抵は比較的新しいものや、取扱説明書があることなどが求められるそう。
引越しにともなう出費は、決して小さくない。「知らないで損をした!」ということがないように、退去時のルールや準備しておくべきことを、部屋探しをはじめる前に確認しておこう。
住まいに関するコラムをもっと読む SUUMOジャーナルこの記事のライター
SUUMO
172
『SUUMOジャーナル』は、魅力的な街、進化する住宅、多様化する暮らし方、生活の創意工夫、ほしい暮らしを手に入れた人々の話、それらを実現するためのノウハウ・お金の最新事情など。住まいと暮らしの“いま”と“これから= 未来にある普通のもの”の情報をぎっしり詰め込んで、皆さんにひとつでも多くの、選択肢をお伝えしたいと思っています。
ライフスタイルの人気ランキング
新着
カテゴリ
公式アカウント